優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2012年12月

除日
除日(じょにち)とは大晦日のことです。昨日一日降り続いた雨は夜の間にあがり、晴れた空に旧暦11月18日の月が見えます。旧暦を使っていたならば、今日は大晦日ではなく、今夜年が新しくなることもありません。そう思うと、暦というのは実に人間的で人工的なものだと思います。晴れたら今度は風が出てきています。

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小晦日
大晦日(おおつごもり)には、おおみそか、大歳(おおとし)、除日(じょにち)などの別名があります。しかし、30日は小晦日(こつごもり)だけのようです。午後になっても雨はやむ気配がありません。こんな日は今日中にどうしても出かけなければならないということがない限り、家にいるのがいいです。お正月のお天気が初詣の人出に影響するのもわかる気がします。三が日が今日のようなお天気なら、神様への新年のご挨拶は少し日を繰り延べてもいいか、と思ってしまいますね。

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小晦日
先ほどかなり激しく雨が降っていました。天気予報を見ると、午後からは雨が上がるようです。大晦日から三が日の週間天気予報を見たら、兵庫県南部地方はおおむね晴れるが、寒気の影響で雲が広がることもある、とのこと。穏やかな新春になりそうです。2012年も残すところあと一日、すでに40時間ほどになっています。

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師走
また雨です。昨日の夕陽がぼんやりしていたこと、暖かかったことからお天気が崩れるのではないかと思っていました。それにしても雨が多い。三日と晴天が続かないこの十二月でした。暖かいということは寒波は来ておらず、雪の心配はなさそうです。帰省される人にはいいかもしれません。

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数え日
季語には年末年始だけに使われるものがあります。「数え日」もそのひとつで、今年もあと数日となったころに用いる季語です。今日あたりまでが限度で、明日の小晦日(こつごもり)、明後日の大晦日となると、もう押し詰まり過ぎています。独特の季語が一番多いのは大晦日と元日でしょう。一年の内、誰にとっても特別な日、それなりの感慨を覚える日です。

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注連飾る
晴天で風がなく暖かです。増位山随願寺の本堂に門松と注連飾りが揃いました。庫裏では除夜の準備が始まっている様子でした。昔は車などに注連飾りをしているものも珍しくありませんでしたが、最近ではほとんど見かけなくなりました。こういうものも流行廃りがあるのでしょう。さすがに神社仏閣の注連飾りが廃れることはないでしょうけれど。

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冬の山
朝の霧は晴れてきました。帰省ラッシュが始まっていることでしょう。できれば年末年始は穏やかな空模様であれば、と思います。今年一年は、目標をふたつ達成できました。絵を描き始めてから、1000枚連続してブログにアップしようと思っていました。それを8月に達成。その後、F4サイズの絵を100枚描こうと考えました。それも無事先日達成し、今は次の目標に取り掛かっています。

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昨日の朝は霙(みぞれ)でした。今朝はまだ明るくなっていませんが、霧が深いようです。昨日は一日中雨で、夜に入ってからも降り続いていました。28日を過ぎて、年末年始の休暇に入っているところが増え、車の通行量が少し減っているように思いました。年が明けてしまえばすぐに通常の生活が戻ってきます。むしろ年末の「お正月が来る」という気分の方が非日常の感覚を少し含んでいる気がします。

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年の暮
昨夜は満月でした。冬の満月は早く昇って来ます。名月の頃は完全に暗くなってから昇って来ますが、昨日の月ははっと気がついたらもう山際を離れていました。日暮れが早い今ごろでもあたりにはまだ明るさが残っていました。今朝はみぞれが降っていました。今は雨になっています。いいお天気が長く続かないこの冬です。

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放生池も凍っていました。小石を投げ込んでみたら、一箇所はすぼっと氷を突き破って入りました。別のところではがちんと跳ね返されました。場所によって氷の厚さに差があり、杉の大木が池の面に枝を張り出しているところでは凍っていないところもあります。これはお昼ごろの話ですから、朝は全面結氷していたのかもしれません。水面の近くまで行って足で氷に触れてみました。このあたりは氷が薄く、ぺしぺしと頼りなく割れました。

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