優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年01月

月冴ゆ
早朝の空には、旧暦12月19日の月が残っていました。旧暦ならば、まだ年は明けていないわけです。「年内立春」という季語があります。旧暦では、年が改まる前に立春が来ることがありました。今年の立春の2月4日は、旧暦では12月24日にあたります。これが年内立春です。旧暦の元日は2月10日で、初春という言葉にふさわしい頃です。今日は気温が上がっています。風も無く、寒中というよりも早春という言葉がぴったりするような一日でした。

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一月逝く
夜が明けるのが早くなってきました。午前六時には明るくなっています。冬至から一日一分ずつほど日中の時間が長くなっていくといいます。祖母はこれを「米粒ひとつぶんずつ」と言っていました。朝の窓に感じる光にもはっきりと強さが感じられるようになっています。春の光です。

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縄跳び
近所には田んぼを造成したり、古い大きな御屋敷の跡地が分割分譲されたりして新しい家がたくさんできています。そうしたところはその一続きの家に入るための道が作られています。そこはそこに住んでいる人たちだけが使う道なので、車が出入りする以外は格好の遊び場になっています。

そこで大縄跳びをしている家族の姿を見ました。小学生のころ、よく遊んだのを思い出しました。あのコツはリズム感だったな、と思います。回っている縄に出入りするタイミングです。

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寒霞
先週末からの寒波がゆるみ、この週末にかけてはかなり気温があがるようです。霞(かすみ)は春の季語ですが、冬でも風が無く穏やかな今日のような日には霞がかかります。増位山のまわりも霞がかかっていて、播磨灘は見えませんでした。随願寺では鬼追い修正会の準備なのか、経堂と本堂から読経の声が聞こえていました。

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春隣
身辺にしだいに春の気配が満ちてきています。この心浮き立つような感じは春の接近だけが感じさせられるものです。初夏のころも心地よいですから、夏の接近もいいものですが、そのころはゴールデンウィークで、すでに過ごしやすい感覚の中に身を置いていますので、また違う思いです。

増位山梅林のまわりの竹林からジョウビタキの雄が飛び立つのを見ました。彼らは冬鳥として渡来し、それぞれに縄張りを持って暮らします。あと一ヶ月くらいは日本にいて、三月になると大陸へ戻っていきます。オスは黒い翼、オレンジ色のお腹をしていて一度覚えると見分けるのは容易です。

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増位山随願寺の梅林にも境内にも雪がわずかに残っていました。標高が200mほどあるので、麓よりは雪の量が多かったでしょうし、気温も低かったので、影になる部分には雪が残ったのでしょう。梅の蕾は膨らんで来ていますが、まだ咲く気配を見せているものはありません。それでもふっと一瞬の風の中にまろやかさを感じました。日差しは日ごと明るく、春の兆を感じるのが楽しいこのごろです。

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霜の朝
近所の小学生が集団登校していく姿が見えました。「え?これだけ」というぱらっとしたひとかたまりです。周辺部は宅地開発が進み新しい家やアパートが続々と建っています、それでいてこの人数。日本はすでに人口減少社会に入っていますが、世界の人口は2012年に70億人を突破したそうです。

ただし、人口増加のスピードは鈍っています。先進諸国の出生率は人口均衡を達成する2.1をずっと下回っていて、ヨーロッパの人口は今世紀末には現在の4億6千万人から3億5千万人になる見込みです。人口増加の激しかった発展途上国でも徐々に出生率は下がっています。世界の人口が90億人に達するのは2070年ごろの見込みです。しかし、100億人には達しないでしょう。

現在の先進国の出生率(女性一人あたり1.5人)が世界的に定着すれば、世界人口は2200年には現在の半分になり、2300年には10億人をわずかに下回るくらいになるとか。人類は20世紀後半以前までは死亡率が高く、感染症、飢餓、戦争によって失われる人口を補うためには高い出生率が必要でした。今はそれが反転して、低い出生率、低い死亡率によって安定した社会になるための転換期を迎えています。21世紀にはそれにふさわしい社会制度が整っていくことでしょう。

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日脚伸ぶ
GALAXY Tabのナビアプリを使ってみました。よく知っているところを入力してどんな風に案内してくれるのか確認しました。高速道路や有料道路へ行きたがりますが、それはチェックして使わないことにします。音声案内というのは、便利ですね。「その先およそ500m左方向です」と事前案内があり、そこまで来たら、「左方向です」と言う。試しに脇道を通ったらなんとかメイン道路に戻そうと道案内をします。目的地についたら、「お疲れ様でした」と最後に言ってくれる、賢いです。

ケースは iBUFFALO docomo Galaxy Tab 10.1 LTE 衝撃吸収ハードケース(クリア) というものです。ケースに入れたまま電源につなげます。いくつかケースを見ましたが、ケースに入れたままでは電源ケーブルをつなげないというものが多いようです。主要な使用目的がナビなので、電源をつなぎつつ、車の中での衝撃を防げないと意味がありません。これは安く頑丈で手軽です。

車載用のホルダーがいくつも出ていて、一瞬それを買おうかと思いましたが、安定性にいまひとつ不安があります。それに、走っている最中は画面を見ることはありません。最近買った車、スズキのSOLIOは、助手席シートの座面を前に倒せば、下から座面の大きさの小物入れが出現する仕組みになっています。四角いバケツみたいです。そこにタブレットを入れておけば、ホルダーは不用。助手席にそのままタブレットを置くと動き回って不安定ですが、この小物入れのおかげでそういうわずらわしさは全くありません。人が一人で乗る場合が多い、ということをよく考えたシートデザインです。

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寒日和
日が高く昇り、まわりの雪はもうほとんど消えています。それでも北を見ると神崎郡の北部の山、生野方面の山は雪が降っているようです。但馬は雪が降り続いていることでしょう。

GALAXY Tab10.1用のケースと液晶保護シートが届きました。液晶保護シートをうまく貼るにはコツがいります。ケースについてきた保護シートはうまく貼れず、再度別のものを注文しました。結果的にはこちらでよかったと思います。付属してきたものは反射タイプで映りこみが強かったのですが、注文したのは反射低減タイプで目に優しい感じです。

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雪の朝
夜の間に雪が降りうっすらと雪が積っています。この冬始めての積雪です。わずかな雪ではあってももともと雪がほとんど降りませんから、ノーマルタイヤの車がほとんど。橋の上や坂道などではスリップの危険があり、慎重な運転です。雪が音を吸い込むことも重なって、静かな朝です。よく晴れており日が昇って気温があがれば雪はすぐに溶けてしまいます。

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