◆追儺
追儺(ついな)とは、もともと大晦日におこなわれた儺(な)、すなわち疫鬼を駆逐する儀式です。鬼やらい、なやらい、鬼追いなどともいいます。中国の風俗に基づき、宮中でおこなわれました。宮中での正式な儀式は早くに廃れましたが、民間の迎春の風習と混じり、節分の夜に豆を撒き、鬼を払う現在の形式が始まりました。
各地の寺社では、節分前後に追儺会をおこなうところが数多くあります。増位山随願寺では、毎年2月11日に鬼追い修正会と採燈護摩が行われます。その準備が始まっていました。本堂前に檜の小枝と青竹で護摩壇がしつらえられます。それに使われる枝が境内の一画に積まれており、麓では竹林から青竹を伐り出す作業が行われていました。春を迎える準備です。
追儺(ついな)とは、もともと大晦日におこなわれた儺(な)、すなわち疫鬼を駆逐する儀式です。鬼やらい、なやらい、鬼追いなどともいいます。中国の風俗に基づき、宮中でおこなわれました。宮中での正式な儀式は早くに廃れましたが、民間の迎春の風習と混じり、節分の夜に豆を撒き、鬼を払う現在の形式が始まりました。
各地の寺社では、節分前後に追儺会をおこなうところが数多くあります。増位山随願寺では、毎年2月11日に鬼追い修正会と採燈護摩が行われます。その準備が始まっていました。本堂前に檜の小枝と青竹で護摩壇がしつらえられます。それに使われる枝が境内の一画に積まれており、麓では竹林から青竹を伐り出す作業が行われていました。春を迎える準備です。