優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年02月

暖か
春らしい一日でした。身の内のどこかがほぐれてくるような感覚です。人と会っての挨拶は、まず「今日は暖かですね」というものでした。まだ寒さがぶりかえす日もあるでしょうが、しだいに冬は遠いものになりつつあります。「佐保姫のもうためらはぬ歩みかな/国保泰子」という句があります。佐保姫とは、春を司る女神です。ためらいがちに行きつ戻りつしながら進んでいく春の雰囲気をさらりと詠まれています。

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今日は暖かです。日の光にも明るさに強さが加わってきました。山を散歩するのにマフラーも手袋も最初からはずして歩きました。これまでは、寒さの厳しいときならずっとマフラーをしている、それほど寒くなければ、途中でマフラーをはずす、さらに手袋もはずす、という具合でした。しかし、今日は車を降りたときから、両方いらないな、と思いました。梅の花が日ごとに咲いている数を増しています。明日から三月、春は本番に入ります。

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初音
ひと雨ごとに暖かくなる、と言いますが、今がまさにそういう感じです。雨があがって青空がのぞきはじめると、春が一歩進んだことを感じました。暖かといえる空気となり、明日で二月は終わりだとの感慨を持ちました。増位山の梅は麓や谷あいのものがかなり開いてきています。それを見ていると、鶯のさえずりが聞こえました。その年の最初の鶯のさえずりを初音(はつね)と言います。この声を聞くと春本番だと感じます。

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春の陽
昨日のお昼ごろは晴れていましたが、午後から雲が厚くなり、夕方には雨になりました。今はもうあがっています。お天気の変化の周期が早いのが春の特徴です。

昨日、インターネットで激安額縁を購入しました。インターネットは最低価格のところを探すのに最高のツールです。パソコンやデジカメといったものも最も安いところを探して買いました。最近では日用品がAmazonで近所のスーパーよりもさらに安い価格で売られているのを発見しました。送料は無料ですし、定期的に購入するものですから、これからはここで買おうと思います。

メーカーとしても販売チャネルのひとつとして、全国への販売網を持つネット通販大手の存在はありがたいだろうと思います。昨日の額縁ショップの唯一の欠点はクレジットカード決済ができないことでした。段違いに安かったのでここで買いましたが、購入代金の受け渡しもネット上で済ませられるようなシステムが最も望ましいです。

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春めく
キャンバスで絵を描くようになってから、Creemaというサイトで絵を販売しています。そちらの販売説明には「埃と紫外線をさけるためにアクリルガラス付きの額に入れてください」と書いています。しかし、額縁というのは高いのですね。値段を見てびっくりしました。これでは絵の本体の方が安い…。ただし、そこはインターネットのよさで、探せば掘り出し物、セール中の額縁があります。「額に入れてください」と書きながら、自分の絵を額に入れたことがないというのはなさけないと思い、額縁を買ってみることにしました。

額縁にもいろいろあり、写真やポスターなどを飾るもの、キャンバスやパネルを飾るもの、さらにもっと厚みのあるものを額装するもの、などなど。中には赤ちゃんの靴やスポーツのユニフォームなどを飾るものもあります。額に入れれば埃を防げますし、飾って楽しむことができます。額縁効果という言葉があるように、なんでもないものでも額縁で囲むだけで数段立派に見えるのかもしれません。

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風景を描きたいと思って絵具を買ってきました。オイルパステルと併用して描こうかと考えています。今、キャンバスには花の絵を描いていて、背景にアクリル絵具を使っています。花の輪郭もリキテックス・リキッドという液状のアクリル絵具を使っています。こういう感じで景色を描き、大きな面積を占める空にアクリル絵具を使い、建物などはオイルパステルを使おうか、と思っているのです。まだ思案段階です。ああしようか、こうしようかといろいろ考えるのが面白いです。

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早春
早春はだいたい二月いっぱいくらいの時節をいいます。春が立ち寒さは厳しくとも光は日ごと明るさを増し、身の回りに春の息吹を感じられるころです。早春という響きには、冬の澄んだ気配の名残を含み、清新な感覚を覚えます。

増位山の放生池のカルガモが四羽になっていました。雌雄の体色がほとんど同じなのでつがいなのかどうなのかよくわかりませんが、なんとなく偶数になるとほっとしますね。

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増位山に登るには多くの登山道があります。そのうち本堂前へ直接登っていく道の上にドライブウェイがかけられています。散歩するときはドライブウェイを車で上がり山上の駐車場に車を置いて随願寺の境内を中心にぐるっと尾根を一回りします。アップダウンがあまりなく、のんびりと歩ける道です。このコースを歩かれている方は結構多いようです。

これ以外に、ドライブウェイを徒歩で上り下りされている方の姿を見かけます。舗装道路を歩いて上り下りするのは、特に夏場には日陰がなくて非常に暑いと思います。それでも毎日歩いておられる方があります。中にはマラソンのトレーニングなのか走る人もいます。自転車で登る人も。勾配12%の道路なので、これらはなかなか厳しいでしょう。

犬を散歩させておられる方もあります。犬の種類というのも流行があるのでしょう。ちょっと前にシベリアンハスキーをよく見かけたものでしたが、今は全く見なくなりました。姫路近隣で飼うには暑すぎて不向きなようです。この句で見かけた黒い犬は、ラブラドル・レトリーバーではないか、と思います。

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春の陽
遅れていた新車の一ヶ月点検が終わり、きれいに掃除してもらって戻ってきました。燃費がいいのがありがたいです。前の車は1800cc、今度の車は1300ccですから、それも影響しているでしょう。一ヶ月のガソリン代が半額ほどになりました。ガソリンが高騰しているので、これには助かります。大都会に住んでいるのでない限り車は足として必須ですから。

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春光
「春遅し」という季語があります。全国の天気予報を見ると、北陸、信越、東北、北海道は雪ですね。今年は梅の開花が遅く、全体に春の訪れは遅いようです。しかし、姫路のような瀬戸内海沿岸部では日差しが明るく、吹く風の中に春が着実に進んでいることを感じられます。随願寺の梅林でもう一本の紅梅が咲き出しているのを見つけました。どの梅も蕾がまるまると膨らんで、咲き出すと一斉に咲きそうな雰囲気を持っています。

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