優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年04月

春筍
茹でた筍をいただいたので、筍ご飯を作りました。晩春の味覚です。昨夜から雨になり、今は風混じりでかなり強く降っています。

インナーイヤーヘッドホンの片耳が断線したので、Amazonで買い換え、価格にびっくりしました。なんと664円。メーカーはPanasonicで、送料は無料。一万円以上するものとは、それなりに音は違うのでしょうが、私はオーディオマニアではありませんので、特に不足は感じません。同じPanasonicのものでクリップ型ヘッドホンが754円。こちらも買ってあわせて1400円ちょっとでした。こういう時代になっているんですね。断線したところでこの値段なら毎月買い換えたとしても平気です。

P4221259

チューリップ
昨日出かけたフラワーセンターでは、犬を連れている人をたくさん見かけました。その昔、犬といえば庭の犬小屋にいるものでしたが、最近では出かけるときも常に犬を連れているという人が珍しくありません。小さくておとなしくしているというのが連れ歩く条件でしょう。昔は「番犬」でしたが、今は、大事な家族の一員、という位置づけの人が多いのでしょう。

P4221297

夏近し
今日は少し雲が出てきています。昨日はいいお天気で、チューリップも見ごろで、連休前の一番いい日にフラワーセンターへ行くことができました。中央花壇の噴水の周りにはアイスランドポピーが植えられ、その周りには花壇のチューリップ、鉢植えのチューリップがたくさん並べられていました。これだけの花壇の準備と維持管理、鉢植えの出し入れも大変なことだろうなあと思いながら、さまざまなチューリップを楽しみました。

P4221325


チューリップ
県立フラワーセンターへ行ってきました。よく晴れて微風があり、快適でした。園内いっぱいに三万本のチューリップが今、見ごろです。平日ですが、園内はたくさんの人で賑わっていました。冬の閑散とした状態を記憶しているだけに、様変わりです。チューリップの色彩と形の豊富さ、それらがあるいは単独で、あるいはパンジーなどといっしょに、あるいは地面に、あるいは鉢植えにと変化に富んだ植えられ方で、堪能しました。

冬に訪れたときは囲いをして、「チューリップを植えています」と書かれていたことを思い出し、あれがこんなに花盛りになっているのだなあと思いました。干上がっていた池の水も今は満々と溢れ、鯉が泳いでいました。

P4221341


若楓
若葉冷えといえそうな気温が続いています。この次気温が上がるともう初夏の感じになるでしょう。上着が本格的に不要になり、半袖でもいいかなと考え始めるのが姫路周辺のゴールデンウィークの気候です。若葉はどれもみな美しいですが、中でも古くから特別に賞賛されているのは楓の若葉です。「若楓」という季語があるほどです。日の光が透けて、独特の形をはっきり現し始めたやわらかい楓の葉、秋の紅葉とはまた違うみずみずしい美しさです。

P4211248

若葉風
昨夜の雨の後、風が強かったせいで、空気中の靄や塵が吹き払われ、増位山の頂からはこれまでで一番といっていいほど見通しが効きました。北播磨や丹波、六甲連山、淡路島はもちろん、大鳴門橋、徳島、香川の山、さらに淡路島の山並みの向こうには大阪湾をへだてた大阪府南部、和泉山脈まで見えました。周囲の山は若葉色に彩られ、それが雨に洗われて生き生きとしています。

P4211237


山若葉
「若葉」は初夏の季語です。しかし、木々はすでに芽吹きを終えて葉を展開していく時期に入っています。昨日から気温が下がり、今もその状態が続いています。雨は夜のうちに上がりましたが、今朝は風がありました。肌寒く、西高東低の軽い冬型の気圧配置かと思います。それでも増位山のドライブウェイを登っていくと、落葉樹の若葉が広がり、風に身を揺すって、緑の炎が燃え立つような印象を受けました。生命力のほとばしりといいますか、萌えると燃えるは同音ですが、さもありなんと感じます。

P4211235



桜蘂降る
気温が下がって再びフリースのセーターを着ています。ソメイヨシノは葉桜に変わりつつあり、雨の中に蘂が散っています。今日は二十四節気の穀雨です。穀物を育てる雨という意味で、そのとおりの雨になっています。地域によってはそろそろ田植というところもあるでしょう。

P4161201


春昼
朝がたは少し風がありましたが、昼ごろにはやみ、穏やかな春の終わりののどかなお天気になりました。蛇ヶ池ではモリアオガエルが鳴いています。もうすぐ産卵シーズンです。周りの木々の枝に大量の卵塊が見られるようになります。放生池でも、さらに梅林の中の小さな池、頂に向かう自然歩道脇の池でも卵を見ます。頂から見える周囲の山々は萌え出た若葉で薄い緑色になっています。針葉樹と広葉樹の緑の明暗差がもっとも際立ち美しい季節です。

P4191217


うららか
万物が春の光を浴びて気持ちよく見える様子を「うららか」といいます。明日は二十四節気の穀雨です。春の節気の最後になり、次は立夏(5月5日)です。日が長くなり、朝は五時前には明るくなり、夕方は午後七時でも薄明かりが残るようになりました。

P4141174

このページのトップヘ