優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年06月

涼風
アートワークに参加するために大阪へ行っていました。今日は再び梅雨空が戻り、雨は降りませんでしたが、空は曇っていました。姫路駅の高架ホームで新快速電車を待っていると、風が通り抜けてゆきます。エアコンの効いた中にいると快適ですが、こうした自然の風の心地よさには適いません。今回は私の同窓会参加のために開催日を変更していただき、前回から一ヵ月半以上あいていて、随分時間がたったという気がしました。

P6251829

緑陰
今日はとてもいいお天気でした。単に晴天というだけではなく、梅雨の合間なのに、いえ梅雨の合間だからこそなのかもしれませんが、空が果てしなく青く日の光が強く明るく、それでいて湿気が少なく風が肌に心地よい、夏の真ん中のこれ以上ないくらいの美しい日でした。どの季節にも必ずこういう一日があって、何かから賜った、そんな感覚のするお天気でした。

P6291853

泰山木の花
タイサンボクの白い大きな花が目につく季節になりました。タイサンボクはモクレン科です。北アメリカ原産で、幹が太く、光沢のある葉を持ち、高さ20m以上にもなる常緑性の高木です。日本には明治時代初期に渡来しました。

直径15〜20cmほどもある乳白色の花が分厚い大型の葉の上に開きます。蕾が開くときは芳香を放ちます。泰山は中国・山東省にある霊山で、秦や漢の時代には歴代の皇帝が天に即位を報告するために登ったといわれる山です。その山の名を戴くにふさわしい風格のある花です。

a0960_003401_m


烏揚羽
雨が降らなくても雲が多く青空がのぞくことが少ないのが梅雨どきです。今日もそういう空模様です。増位山の頂から望む播磨灘は霞んでいて遠くまでは見渡せません。山頂にはいろいろな蝶が来ています。明るくて風当たりが少ないところなので、蝶には居心地がいいのでしょう。今日はカラスアゲハを見ました。飛んでいるときは背中のコバルトブルーが美しく光ります。

P6221800


新馬鈴薯
新じゃがをたくさんいただいたので、肉じゃがを作りました。クックパッドにシーチキンを使った変り種の肉じゃがが載っていました。肉じゃがならぬツナじゃがです。肉じゃがとはまたひと味違い、新じゃがのほくほくした食感が活かされて上々のおいしさでした。

a0027_001358_m

鴉の子
昨日、近所の屋根の上で二羽のハシボソガラスを見ました。一羽が食べ物らしきものをくわえています。もう一羽はそれにむかってカアカアと何度も鳴いていました。身体の色や形はほぼ同じでしたが、どうやらカラスの親子のようでした。親は餌をねだる子ガラスにすぐには与えず、ちょんちょんと逃げてじらしています。子ガラスはそれを追いかけて前に行き後ろに行き、鳴いては餌をくれるよう要求しています。何度かそんなことがあった後、ようやく餌は子ガラスの嘴に渡りました。

カラスは春に高い木に巣をつくります。産卵期は3〜6月で、卵数は3〜5個、抱卵日数は20日、巣立ちまでの日数は30〜35日です。成鳥の口の中は黒いのですが、雛と幼鳥は赤いのが特徴です。餌をねだっていたカラスの口の中はまだ赤かったのでしょう。非繁殖期には家族群を単位に集団ねぐらを持ちます。近所の山がそのねぐらになっていて、秋には近隣のカラスが大集団を作り、集まって暮らすようになります。

a1180_002846_m

梅雨最中
今年は梅雨に入るのが五月中だったので、間もなく梅雨入りから一ヶ月になります。今朝は風を交えてかなり激しい雨が降っていました。朝のうちに降り方が変わり、昼ごろからずっと細かな雨が静かに降り続いています。気温は低め、窓を開けていると肌寒く感じるほどです。

P6181793

夏萩
萩は秋を代表する草花のひとつです。しかし、夏にもすでに走りのものが咲き始めています。これを「夏萩」と季語では呼びます。花は秋のもと同じです。随願寺へ向かう山道のそばに萩が咲いているのをみつけました。まだ梅雨の最中なのにもう咲いているのかと思い、しばらく花を見ていました。立秋は8月7日、六週間後です。

P6251833

夏草
ひと雨で草の丈がぐんと伸びる時期です。雨のあいまを縫って草刈がおこなわれます。道路脇の雑草や公園など草が刈られると、空間が広がったようで涼感を感じます。

SAMSUNGのGALAXY Tabを持っています。spメールが入っているのですが、全く使っていませんでした。ところがやけに着信メールが多いので、開いてみるとアダルト系のスパムメールの山でした。メールはPCとケータイのメールで用は足りています。spメールは使わないことにして機能停止の措置をとりました。タブレットで主に使うのはナビ、地図です。長文を書くにはPCが使いやすいし、ちょっとした連絡ならケータイの方が便利です。

P6181784

ほととぎす
日曜日は姫路市の伊勢山に登ってきました。詳細はこちら。低い山なのですが、山上の「神坐の窟」という場所にはびっくりしました。伊勢山西峰の北端直下にあり、西側が大きく開けて洞窟の中から周辺の景色を一望できるのです。昨日はあいにくの小雨でしたからほとんど見通しは効きませんでした。秋のよく晴れた日にもう一度登りたいと思わせる山です。

P6241820

このページのトップヘ