優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年06月

森青蛙
モリアオガエルは水辺の樹上に泡立てた卵塊を産み付ける習性で知られています。増位山にはこのカエルが棲んでおり、この時期にはあちこちの池でこれらの卵を見ることができます。産卵にあがってくるカエルを狙って蛇が樹上で待ち構えている姿も見ます。池の周りの桜や楓にはいくつも卵塊がぶらさがっており、中には池のコンクリート製の柵にまで産み付けているものもあります。

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揚羽蝶
増位山の蛇ヶ池周辺でノカンゾウが咲き出しています。その花にカラスアゲハ(ミヤマカラスアゲハかも)が来ていました。ハナショウブも一通り巡り、その後こちらへ。揚羽蝶はほとんど停まりません。ホバリングしながら蜜を吸い次々と花を変えていきます。しかし、ノカンゾウの場合は蜜の位置が花の奥深いところにあるのか、花の中へぐっと身を差し入れるようにしています。カラスアゲハの背面は青と黒が絶妙な輝きを見せながら混じりあい、ビロードのような美しさです。蝶自身は自分がこれほど美しいということを知っているのでしょうか。

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夏草
四日ぶりに雨がやみました。台風は温帯低気圧になったようです。水田が宅地や商業地に変わるところが近所で増えています。去年まで田植をして稲が育っていた水田に立て札が立てられて、周囲の田植が終わっても草が生えるままになっています。田んぼの中に道路が一本走れば、その周囲は商業地へと姿を変えます。

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夏至
雨が続きます。台風は長崎県の西の海上にまだいるようです。予報よりゆっくりした速度です。今日も一日傘マークで、夏至の太陽は望めそうにありません。太陽が顔を出さないので、気温は低めです。

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梅雨晴
梅雨台風が接近して雨が続いています。この前の日曜日に神戸へ出かけたときは、梅雨の晴れ間の快晴、垂水から須磨にかけて海沿いの車窓から、大阪湾をへだてた堺泉北臨海工業地帯らしい石油化学コンビナートの姿が見えました。通常、沖はかすんでいてこういうものは見えないのですが、この日は雨上がりで海も空も真っ青でした。


梅雨の雲
梅雨らしいお天気になっています。だいたい六月の前半は梅雨入りしたといっても雨は少なく、六月の後半から七月にかけて雨量が多くなります。また台風が近づいています。気象庁の台風情報を見たら、進路の予報円は明日九州南部に上陸しそうな気配です。梅雨前線と重なって豪雨が気になります。台風も梅雨も日本の水資源にとっては無くてはならないものなのですが、いいことだけ、というのはこの世にないんですね。

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梅雨
午前10時ごろから雨が降り始め、やや風も交えつつ今はしっかり降っています。窓から周囲の木々や山の緑を見ると、雨に洗われて新鮮な色をしています。雨と太陽に恵まれるこの時期、植物にとってそれらを存分に吸収して生長する季節です。

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部屋にはあまり蚊は入ってこないのですが、昨夜はなぜか忍び込んでいた様子で、夜中に痒みで目が覚めました。数ヶ所刺されていて、痒み止めの軟膏を塗りました。さらに電子蚊取りを探していたら、目が冴えてしまいました。昨夕の雨は夜にはあがっていて、今はどんよりとした空模様です。

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梅の実
夕方から雨になっています。昼間に山を散歩して、梅林で青梅を見ました。紫陽花もそろそろ見ごろです。私はいくつもブログを持っているのですが、そのうちのひとつ、俳句結社で作っていただいたブログがパスワードの問題で入れなくなってしまいました。あれこれ言っても仕方がないので、そのブログを更新するのは諦め、別に『優嵐句集』というブログを立ち上げました。

『花冠』の同人なので、その俳句雑誌に掲載された自分の句を月ごとにまとめてアーカイブにしようと考えました。ブログ版の句集です。それを作っていたら、テンプレートがよさそうに思え、他のブログのテンプレートもそれに変えました。こういうものも時代にあわせて少しずつ変わっています。もしそのブログが編集不能にならなかったら、そういうことに気づかなかったでしょう。何が幸いするかわからないものです。

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◆花菖蒲
増位山の蛇ヶ池の奥でハナショウブが咲いています。このところ、日差しを避けて尾根づたいの道を歩くことが多かったので、気づくのが遅れました。境内ではアジサイも咲いているでしょう。花に季節の巡りを教えてもらいます。

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