優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年07月

緑陰
以前、断捨離を実行して、部屋にあった不用品の大半をヤフオクで売ってしまいました。ヤフオクで売るにはヤフーのプレミアム会員である必要があります。現時点で月額399円です。売りさばいたあと、会費を払い続ける意味もなくなったので、プレミアム会員をやめていました。

最近、また売りたいものができて楽天オークションを利用してみました。ところが、これがひどい。楽天オークションそのものというよりも、オークション参加者がひどい。落札者がその後にキャンセル、次点の落札者も期限までにお金を支払わないという事態で、二週間待ったあげく、最初の出品からやりなおしてくださいという話になりました。

ヤフオクへは、いったんやめたプレミアム会員へ戻るのにいろいろ手続きが必要かと思っていました。ところが、ヤフーも考えています。出品経験のある会員はIDを入れて再登録したら即座にプレミアム会員に戻り、出品できるのです。ヤフオクに次々出品するものがある人は継続的にプレミアム会員であればいいし、そうでない人は必要な月だけプレミアム会員になればいい。料金は出品料の一種と思えばいいのです。

ヤフオクで出品しなおしました。こちらではスムーズに取引ができるものと期待しています。楽天オークションは参加料、出品料ともに無料で、この点を売りにしています。さらに出品者と落札者の間に楽天オークションが入って、個人間ては評価やお金のやりとりができないようになっています。トラブルを避けるためなのかもしれませんが、これが逆に無責任な落札者の横行を許している気がします。

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万緑
夏場は湿気が多いため、増位山の頂から見える播磨灘は霞みがちです。しかし、今日は比較的すっきりとしていました。周囲の山は濃い真夏の緑、その向こうに青い海さらに薄藍色の淡路島が見えます。山を歩くと暑いことは暑いのですが、大半は木陰であり、日差しをまともに受けるのは頂くらいのものです。今日は土用の入りです。これから立秋までが最も暑さの厳しい時期です。

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アイスティ
冷たい飲み物が美味しい時期です。味わいもさることながら、グラスの中で氷がたてる音にも涼しさが感じられます。あの硬質な音色は風鈴の音にも通じるものがあります。金属やガラスといった硬いもの同士がふれあって立てる軽い澄んだ音色は涼しさを呼びます。音に硬さや柔らかさ、澄んだとか濁ったとかいう形容詞があてられるのは不思議ですが、確かにそう感じられます。

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夕涼
久しぶりに続きを読みたくてついつい読んでしまう、という本に出会いました。『七帝柔道記』(増田俊也/角川書店)です。著者自身の北海道大学柔道部での経験を描いています。「七帝」とは旧の帝国大学、北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大の七つの大学を意味します。これらの大学の柔道部が毎年集まって行われる七帝戦。それに賭けてすさまじい訓練を積む姿が描かれています。

受験の難しさで最高峰を占めるこれらの大学にいるのは、偏差値では一握りのトップに属する学生たちです。その彼らが学生生活を楽しむということもなく、(主人公は学問すら棚上げにして)ひたすら道場で柔道に取り組みます。柔道の話一色で380ページが綴られていますが、柔道に興味が無い私のようなものでも全く飽きることがありませんでした。

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夏燕
増位山の山上駐車場に向かっていたら、たくさんのツバメが飛んでいました。ツバメに、イワツバメもいたかもしれません。頂上からはあたりを飛んでいる姿をよく見ますが、ドライブウェイで見かけることはあまりありませんでした。あと一ヶ月もすれば南へ帰る時期になります。自在に空気を切って飛び交うさまは軽快です。今年生まれたツバメもきっとこの中にいるのでしょう。なんと成長の速いこと、と思います。

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夕立
一昨日の午後から大気の状態が不安定で激しい雷雨になりました。昨日もその状態が続き、雷はほんの少し鳴っただけでしたが、一日雨模様でした。天気図を見たら日本列島で雨が降っているのは、兵庫県南部から岡山県にかけてだけという局地的な雨でした。雨のおかげで気温が下がり、窓を閉めて扇風機さえつけなくても平気でした。五月から続いていた仕事が一段落し、ほっと一息ついています。

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夾竹桃
線路沿いに植えられているキョウチクトウが咲き出していました。濃いピンクが強い日差しに映えます。

内向的ということについて、もう少し書きたいと思います。自分が内向的な人間なんだと気づいて、ようやく自己イメージがひとところに落ち着いた気がします。これまで自分はどちらかといえば外向的な人間だと思いこんでいたので、人と付き合うときの自分の感覚に違和感を覚えていました。

誰かといっしょにいると疲れるのです。それは相手が誰かというのとは関係なく、ひとりになれない時間が長く続くと精神的な疲労感が蓄積します。世の中の人々の多くがひとりでいることを恐れ、ひとりだと「寂しい、つまらない」ということも不思議な感じでした。自分のそういう傾向にははっきり気づいていたし、ひとりで行動することが多かったのに、自分は外向的な人間だと思っていたところにギャップがあったのです。

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真夏
昨日はアートワークに参加するために大阪へ行っていました。朝の電車で試合に出かけるらしい中学生の姿を見ました。誰もが手に2Lほどは入りそうなウォータークーラーを持っています。熱中症予防のためには、それぞれが自分の飲み水を持参する必要があるのでしょう。

アートワーク、一枚目は”他の人から「あなたはこうだよね」と言われたことで自分とは違っていると思ったこと”について絵を描きました。こういうことはよくきく話で、「本当の自分はこうだ」みたいなことは歌やドラマの題材になったりするものです。昨日、驚いたことは、基本的な人間の気質のひとつとしてよく言われている「内向的、外向的」ということについて、自分が誤解していたということでした。

自分自身が内向的だと思ったことはこれまでありませんでした。ところが、"内気"と"内向的"を取り違えていた、と昨日初めて気がつきました。私は初対面の人とうちとけて話ができますし、大勢の人の前で話すことも平気です。自己主張もします。これらは外向的な性質と思われがちですし、私もそう思いこんでいました。しかし、これらはそういうこととは関係がありません。

もっと本質的な違いがあります。かいつまんでいうと、外向的な人は人との交わりからエネルギーを得るのに対し、内向的な人は人から離れて自分ひとりになってこそエネルギーをチャージできるということです。私は内向的な人間です。

内向的・外向的ということについてわかりやすい説明がありました。
「内向的な人に関する10の嘘」Gigazine
「内向的な人と外向的な人がうまく共存するための方法」Lifehacker


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朝涼
朝食にはシリアルを食べます。愛用のブランドはカルビーのフルグラです。売り上げNo.1と袋に表示されています。焼き上げた穀物にドライフルーツがミックスされ、日本人の嗜好にあったシリアルです。パッケージもアルミ蒸着のチャック袋というシンプルなもので、よくある箱入りのものよりもゴミが少なく保存にも便利です。こういう細かいところに気を使うのが日本の製品らしい、と思います。

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炎ゆ
炎ゆ(もゆ)は「炎天」「炎昼」などから炎をとって動詞としたものです。立ち上る熱気の能動的な様子を連想します。腕立て伏せは器具を使わすにできる全身の筋肉トレーニングです。正しいフォームというものがあり、肘は横に開くのではなく、身体にひきつけるように斜め後ろに曲げます。横に開くと肩を痛める危険があるそうです。腕や胸の筋肉だけでなく、背筋、腹筋も鍛えることができます。

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