2013年10月
【4051】蛍光灯終日点し秋の雨
【4050】晩秋の嵐ゆっくり近づきぬ
【4049】霜降の窓に静かな雨の音
【4048】昇る月ほどよく散りし雲照らす
【4047】石蕗の花黄色き蝶の来てとまる
【4046】澄む水をたたえし寺の手水鉢
【4045】秋晴れや信号は全て青で過ぎ
【4044】霧晴れる端から青空見えてくる
【4043】降る雨に紅葉かつ散る桜かな
◆紅葉かつ散る
木々の葉が紅葉すると同時にはやくも散るさまを「紅葉かつ散る」と言います。秋の季語です。姫路のような暖かいところでは、まだほとんどの木々は本格的な紅葉の時期に入っていません。しかし、桜は8月になるとちらほらと葉の色を変え始めます。猛暑の中でも桜の葉には最も早い秋が訪れるのです。
そして、色を変えた葉から順番に枝を離れていき、10月ともなればかなり葉を落としています。家の近所にソメイヨシノが何本かあり、中にはすでに落葉を終えてしまっているものもあります。カエデやイチョウのようにまぶしいほどの一色に染まることはなく、いつのころからか、赤ばみ黄ばみして、ひっそり散っていきます。春の花の華やかさ、いっせいに匂いたつように咲く咲きっぷりとは対照的な葉の散り方です。

木々の葉が紅葉すると同時にはやくも散るさまを「紅葉かつ散る」と言います。秋の季語です。姫路のような暖かいところでは、まだほとんどの木々は本格的な紅葉の時期に入っていません。しかし、桜は8月になるとちらほらと葉の色を変え始めます。猛暑の中でも桜の葉には最も早い秋が訪れるのです。
そして、色を変えた葉から順番に枝を離れていき、10月ともなればかなり葉を落としています。家の近所にソメイヨシノが何本かあり、中にはすでに落葉を終えてしまっているものもあります。カエデやイチョウのようにまぶしいほどの一色に染まることはなく、いつのころからか、赤ばみ黄ばみして、ひっそり散っていきます。春の花の華やかさ、いっせいに匂いたつように咲く咲きっぷりとは対照的な葉の散り方です。
