優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年10月

台風
台風27号は沖縄の手前でがくっと進路を変え、日本の南海上を東に向かって進む模様です。まだ雨が降っていますが、間もなくあがりそうです。台風一過というわけにはいかず、明日は寒気の影響で雲が広がりそうとの予報です。もう冬が近いのです。台風と前線の影響で雨が続き、川の水量が増えています。

a0960_004986_m


秋の雨
雨が続きます。台風は進路を東よりに変え、日本列島に上陸することはなさそうです。それでも気象レーダーを見ると、ほぼ日本全域で雨が降っています。雨天で手元が暗く、朝から電灯をつけていました。雨は昼ごろいったんほぼやみかけていましたが、夕方になって再びしっかりした降りになっています。

PA191995

晩秋
台風27号はゆっくりとした動きです。朝は雲が切れて青空がのぞいていました。昼前から曇り、お昼には雨が降り出しました。それでも風はほとんどなく、雨脚も穏やかです。予報では、今夜から明日にかけて雨量が増えそうとのことですが、これも台風の速度しだいで週末へとずれこむかもしれません。

PA242016

霜降
今日は二十四節気の霜降です。暦のうえの秋の最後の節気です。霜はまだまだ降りませんが、まわりの景色がしだいに冬近しとなってくるころです。前線の影響で昼前から雨が降りだしました。台風とはまだ関係のない静かな雨です。明日は台風27号が接近してくるため、しだいに風雨が強まりそうです。

2334490457_168660db11_b






曇っています。これから台風の接近にともなって南の海上にある前線が刺激され、午後からは雨になるとの予報です。昨夜はテニスをしていました。旧暦9月19夜で、少し欠けた月が昇ってきました。暑くもなく寒くもなく、身体を動かすと少し汗ばむ気温で、ナイターでテニスをするにはちょうどいい気候です。

9573986006_53cd59e14d_b

石蕗の花
随願寺の花壇でツワブキが咲き始めています。石蕗の花(ツワノハナ)は初冬の季語です。花壇に今ある花はツワブキといくらかの菊です。セイタカアワダチソウの黄色い花もいろいろなところで見られます。これらの花にくるのは小さな蝶です。アゲハ類はもう見かけません。

PA222014


澄む水
台風27号が北上してきていますが、今のところまだ晴天です。お天気が崩れ始めるのは明日以降でしょう。気温はやや高めで山を歩いていると汗が流れてきました。随願寺の本堂の前に手水舎があり、龍の口から常に水が流れ出ています。竜山石をくりぬいた手水鉢は江戸時代のものです。水の中にそのすぐ上にあるソメイヨシノの落ち葉が数枚沈んでいました。

PA222010

秋晴れ
今日は快晴です。南では台風27号に続いて28号も生まれているようですが、気象レーダーを見ると、今日は全国的に晴れです。車で走っていて、信号や踏み切りでほぼ全部停まって待たなければならない日と全く停まらずに走れる日というのがあります。ささいなことですが、スムーズに走れると気分がいい。

PA212006



昨日は一日雨でした。夜のうちにあがり、朝は霧が出ていました。霧の朝はいいお天気になります。日が昇るに従って霧が退いていき、真っ青な空が広がりました。週末は雨だったので、大気が洗われて空が澄んでいます。空気が冷えて冬が近づいていることがわかります。明後日は二十四節気の霜降。秋の最後の節気になります。

PA212004

紅葉かつ散る
木々の葉が紅葉すると同時にはやくも散るさまを「紅葉かつ散る」と言います。秋の季語です。姫路のような暖かいところでは、まだほとんどの木々は本格的な紅葉の時期に入っていません。しかし、桜は8月になるとちらほらと葉の色を変え始めます。猛暑の中でも桜の葉には最も早い秋が訪れるのです。

そして、色を変えた葉から順番に枝を離れていき、10月ともなればかなり葉を落としています。家の近所にソメイヨシノが何本かあり、中にはすでに落葉を終えてしまっているものもあります。カエデやイチョウのようにまぶしいほどの一色に染まることはなく、いつのころからか、赤ばみ黄ばみして、ひっそり散っていきます。春の花の華やかさ、いっせいに匂いたつように咲く咲きっぷりとは対照的な葉の散り方です。

PA202003


このページのトップヘ