優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2013年12月

古暦
今年も残すところあと5日と少しになりました。古暦とは、過ぎ去ろうとする今年のカレンダーのことです。すでに新年のカレンダーが手元に来ているという人も多く、そうなると残り少なくなったカレンダーは急に古びて見えるものです。今年は、壁に全紙大のカレンダーを貼っていました。先日作った「宝地図」を壁にかけるため、この大きなカレンダーをはずしました。強力なテープでぴったりと貼っていたものを引き剥がし、そのあとにコルクボード製の「宝地図」が鎮座しています。早くも言葉を付け加えました。こういう感じで「宝地図」は成長していくでしょう。

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クリスマス
三連休のころの寒波が一段落し、クリスマスの今日は青空の広がる暖かいお天気です。増位山の梅林のかたわらでヤブツバキが咲き始めています。随願寺の庫裏で「黒田官兵衛ゆかりの地散策マップ」をいただきました。2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』にちなみ、兵庫県中播磨県民局が製作したもので、ゆかりの地のスタンプラリーが開催されます。その土地の紹介と行き方の概略図が載せられています。ゆかりの地は全部で24ヶ所、官兵衛が幽閉された有岡城跡が伊丹市にある以外はすべて播磨内の場所ばかりです。来年は、兵庫100山完登と同時に、官兵衛ゆかりの地も全部訪問してみようか、と思いました。

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門松の営
昨日、増位山を歩いていたら門松用の松を肩に担いで随願寺に向われる人に会いました。毎年、この方たちが本堂前の門松を作って飾られています。「あんまりええ松がなかったわ」と言われていましたが、今日、本堂前には立派な門松が立っていました。これを見ると、お正月が来るのだなと思います。

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冬晴れ
昨日は、アートワークのメンバーのひとりから「宝地図」の作り方を教えてもらう会というのがあり、大阪へ行っていました。姫路の朝は曇っていましたが、明石あたりまでくると晴れてきて、海沿いから大阪湾ごしに大阪南部の海岸線が見え、淡路島の向こうには徳島県が見えました。

「宝地図」というのは、願望を叶えるひとつのツールです。新聞の全紙大くらいのコルクボードに自分が叶えたいと思うことをビジュアルや文字で表現して張っていきます。これによって潜在意識にそれが実現しているというイメージを定着させるのです。それを目につくところに掲示して常に見るというのがポイントです。参加者は12名で、出来上がった宝地図をそれぞれ発表しました。

今のところ、暫定的なものという感じです。これからまだこのボードにその都度いろいろなことを付け加えていくつもりです。壁一面をそのためのスペースにしてどんどん貼ったり書いたりしていったらいいのじゃないかな、と思いました。

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冬至の虹
このところ時雨が多いためよく虹を見ます。虹は夏の季語です。夕立のあとに見られることが多いからでしょう。冬の虹は淡くはかなげです。昨日、増位山の頂で虹を見ました。空にはまだ寒気の雲が飛んでおり、北の空は雪の雲が覆っています。

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冬至
増位山へ新しく買ったトレッキングシューズを持って行き、足慣らしをしてきました。足首が自由には動きませんから、車の運転はできません。トレッキングシューズというのは、街ではく靴とも一般の運動時にはく靴とも構造に対する基本的な考え方が違います。普段はく靴はソールが柔らかく、前後を手で持って曲げると簡単に曲げることができます。歩くとき、素足はそういう運動をしており、それに追随する構造になっているのです。

しかし、トレッキングシューズは不整地をある程度の荷物を背負って長時間歩いたとき、疲れが少なくなることを目的に作られています。そのため、ソールは硬く手では曲がりません。先日まで防水地下足袋で歩いていた道をトレッキングシューズで歩くと、地面の感触が全く足の裏に伝わってこないことを実感しました。地面の凹凸を一番よく拾うのが地下足袋、その次がジョギングシューズです。

トレッキングシューズでは、足趾を使う感覚はほとんど無く、足全体を運ぶように歩きます。街歩きの靴やジョギングシューズとは靴自身の求める歩き方が根本的に違います。昨日買ったときにその歩き方も教えていただいたので、それを念頭に歩いてみました。これまでトレッキングシューズをいくつも履きましたが、こういう違いには無頓着なまま歩いていました。ウォーキングの歩き方でトレッキングやハイキングをすると、疲れの度合いが大きくなるのです。

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冬至
今日は冬至です。よく晴れています。トレッキングシューズを買ってきました。防水地下足袋は真冬には寒い。特に他の足趾から独立している母趾が冷えます。昨日の雄岡山と雌岡山にはジョギングシューズで登りました。荷物が軽いのでこれでもいいのですが、雨のことやらいろいろ考えて、登山道のある山に登るときは、トレッキングシューズがやはりいいだろうと思い購入しました。

たいがいのものをAmazonで買いますが、さすがにトレッキングシューズは試し履きが必要です。アドスポーツに行って丁寧に足の大きさを計測してもらうと、左足が右足より0.5cmほど小さいことがわかり驚きました。二種類の靴をそれぞれ30分近く履いて感触を確かめて決めました。緩みにくい紐の締め方、疲れにくい山での歩き方も教えてもらいました。増位山で新しい靴をならし履きしようと思います。

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しぐれ
兵庫100山の雄岡山・雌岡山に登ってきました。ひとそろいで100山のひとつになっています。加古川市、小野市、三木市と続く東播磨のこのあたりは広々としています。信号もそれほど無く、車の流れはスムーズで、気持ちのよいドライブができました。二つの山とも歩いて10分ほどで山頂につく小高い丘のような山です。それでも並び立つ富士山形の山の姿は美しく、どこからもよく目立ちます。この山のあるあたりは地名を「神出」といい、さまざまな神話が伝えられています。

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北風
北風と書いて「きた」と読みます。今朝も風があります。青空はのぞいているものの、北から吹き寄せてくる寒気の影響で生まれた雲が空を広く覆っています。明日が冬至です。日中の長さは明日以降少しずつ延びていきますが、朝の明ける時間はまだ20日ばかり遅くなっていきます。寒さもこれからが本番です。

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兵庫県北部は激しい風雪になっているようです。こういうとき、瀬戸内海側は風がありますが、空は青く雪の気配はありません。増位山の頂から北を見ると笠形山のさらに北の山々に雪が降っているのが見えました。千ヶ峰あたりは雪でしょう。冬に兵庫県の天気予報ページを開くと、北部と南部では全く違うお天気が展開しています。

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