優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年01月

蝋梅  
寒中にしては暖かな一日でした。部屋にいるときに着ていたダウンのベストをここ何日かはほとんど着ていません。去年よりも今年の冬の方が暖かかったという印象です。寒波というほどの寒波はなく、積雪もありませんでした。今日も風は無く、増位山の頂から見える播磨灘は霞んでいました。梅林の梅の蕾は今にも開きそうになっているものがいくつもあります。庫裏の前を通ったら、蝋梅の大振りの枝が壷に生けられていました。

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寒の終わり  
昨日は夕方まで雨が降りました。それでも寒中の厳しく冷たい雨というよりは、どことなくほの暖かい、近づく春を感じる雨でした。今日で一月は終わります。早いなあと思いながらカレンダーの一枚目をはがしました。梅の花に彩られた天満宮の写真があらわれました。梅がもうすぐ咲き出します。朝が明けるのも早くなっています。

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寒の雨
今日はほぼ一日雨でした。散歩には出かけず絵を描いていました。輪郭線を描かない描き方でいろいろなものを描いてみようと試みています。部屋の壁に去年の終わりに作った「宝地図」をかけています。その中に「見方を変えろ」という言葉を貼っています。輪郭線を外すというのは、描き方を変えることであると同時に、ものの見方を変えるということでもあります。それが仕事に関してもいい影響をもたらしてくれそうな気配があります。見方を変えるというのは、簡単そうでいて実はとても難しい。それでいて、いったん違う見方ができると、なぜこんなことに気づかなかったのかと思うほど、簡単なことであったりします。

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晩冬 
昨日は快晴で暖かでした。一転して今朝は雨になっています。少し前から炊飯器ではなく土鍋でご飯を炊いていました。先日、蓋を落として割ってしまい、新しいものを購入しました。これまでのものは普通の土鍋だったのですが、今度は大黒ごはん鍋という炊飯用の土鍋です。四日市萬古焼のもので、「かまど炊きのようなふっくら美味しいご飯」と書いてありました。炊いてみたところ、確かにとても美味しい。これまでの土鍋ご飯に比べると、かなり美味しさがアップです。それにとても早く炊けます。

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朝霜
昨日の朝、近所の河川敷の木を伐採する作業がおこなわれていました。まだ地面は霜で白くなっているころで、外での作業は大変だろうと思いました。

最近、絵の描き方を変えています。以前は輪郭線をとってそこに色を塗っていくという描き方だったのですが、輪郭線を外して描くようにしています。下描きはしますが、以前のように細かいところまで描きこむのではなく、ざっとあたりをつけ、オイルパステルで描いていきます。

これまでの描き方は、形をきっちり描こうとしていました。今はもっと大雑把でいいのだと自分にいいきかせています。細かく形を隅々まできちんと描きたいという欲求があります。今まではこれが自分の絵だと思っていました。しかし、実はそれは自分の中にある何か大きな抵抗なのかもしれない、と思うこのごろです。

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春近し
風が無く暖かく山を歩いていると汗が流れてくるほどでした。暦の上の冬はあと一週間をきり、日差しの明るさが日ごとに増しています。春になったからといって何かいいことがあるというわけではないですが、やはり春になるというのは心浮き立つ感覚があります。言葉では説明できない、生物的な根源に訴えるものがあるのでしょう。

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山茶花
冬も終わりに近づき、今日は比較的暖かです。シャツ一枚で歩いても平気でした。風がなく増位山の頂からの景色は霞んでいました。境内では山茶花が咲いています。山茶花は冬の間ずっと咲き、冬の境内に彩りを添えています。今日はお寺の行事があるようで、護摩堂から読経の音がしていました。

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牡蠣
瀬戸内は牡蠣がおいしいところがたくさんあります。西播磨でも赤穂、相生、室津などがあり、県境を越えた日生も有名です。それぞれの場所で日時をずらしながら、牡蠣祭りを開催しています。阪神間からも手軽においしい牡蠣が食べられるというので、観光も兼ねてやってくる人が多いようです。牡蠣好きの友人はスケジュールをチェックして、牡蠣祭りに週がわりで出かけています。

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寒風
昨日行った佐用城、上月城はもともと播磨に勢力を誇った赤松一族の城でした。しかし、嘉吉の乱で赤松の総領家の勢力が衰えたあとは、山名氏、赤松氏、尼子氏の攻防の舞台となります。戦国末期には織田方と毛利方の勢力争いの最前線で、そこに尼子氏の再興を目指す勢力もからみ、城の取り合いが激しかったところです。どれだけ大勢の人がここで殺されたのだろうか、と思いました。そうした攻防も今は昔で、ひっそりとしていました。

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冬木立
黒田官兵衛ゆかりの地スタンプラリーの佐用城跡、上月城跡に行ってきました。佐用城跡のスタンプがなぜかぐんと離れた「道の駅宿場町ひらふく」にあり、最初にそこへ行きました。ここにも利神城という山城がありました。道の駅の目の前であり、本丸跡に植えられている桜が麓からでもよく見えます。ここは宿場町の面影を残した町並みが有名で、特に川に映る土蔵の姿は映画のロケにも使われました。そこへ行ってみたところ、土蔵が見えるポイントの橋が架け替え工事の最中で立ち入り禁止になっていました。

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