2014年02月
【4288】曇り空風の音して雨水かな
【4287】梅林に紅梅一輪開き初む
【4286】春きざす地蔵にさらのよだれ掛け
【4285】一本の松が立ちたり春の空
◆春の空
黒田官兵衛ゆかりの地の篠ノ丸城址へ行ってきました。その後、尾根を歩いて篠の丸にも登ってきました。長く続いた余寒がようやくゆるみ、今日は青空が広がって登山にはいい天候でした。途中、樹木が切り払われて北側の山々が見渡せるところがありました。一本だけひょろひょろとした松が残っており、それが景色に個性を与えていました。

黒田官兵衛ゆかりの地の篠ノ丸城址へ行ってきました。その後、尾根を歩いて篠の丸にも登ってきました。長く続いた余寒がようやくゆるみ、今日は青空が広がって登山にはいい天候でした。途中、樹木が切り払われて北側の山々が見渡せるところがありました。一本だけひょろひょろとした松が残っており、それが景色に個性を与えていました。

【4284】その昔飢えは身近に春浅し
◆春浅し
『気候で読み解く日本の歴史
』という本を読みました。「異常気象との攻防1400年」という副題がついているように、平城京の時代から現代までの日本史を気象という観点から解説しています。大昔からずっと異常気象はありました。気候は太陽の活動と火山噴火に大きな影響を受けます。この本を読むと、何度も飢饉が発生し、その都度何万人という単位で餓死者が出ていることに驚きます。最近でも、1993年には冷夏で大凶作となり、米の輸入が解禁されました。あれが一昔前であったなら、餓死者続出という年だったはずです。
季語にも「やませ」「夏寒し」「春窮」といった冷害、飢饉につながる現象を示すものがあります。「やませ」は東北地方で夏に吹く冷たい北東風のことで、冷害と関係が深く、「餓死風」と恐れられました。「春窮」とは、昨年収穫した作物をほぼ食べつくしてしまい、まだ今年の収穫物は無いという状態です。飢えが身近に迫っている、そうした切迫感があります。現代からは餓死というものがなかなか想像できません。江戸時代の四倍の人口が、食べたいだけ食べられる生活を送っているのですから。

『気候で読み解く日本の歴史
季語にも「やませ」「夏寒し」「春窮」といった冷害、飢饉につながる現象を示すものがあります。「やませ」は東北地方で夏に吹く冷たい北東風のことで、冷害と関係が深く、「餓死風」と恐れられました。「春窮」とは、昨年収穫した作物をほぼ食べつくしてしまい、まだ今年の収穫物は無いという状態です。飢えが身近に迫っている、そうした切迫感があります。現代からは餓死というものがなかなか想像できません。江戸時代の四倍の人口が、食べたいだけ食べられる生活を送っているのですから。

【4283】バレンタインデー粉雪降り続け
◆バレンタインデー
予報どおり夜のうちから雪が降り始め、今も降り続いています。雪が降ると雪が音を吸い込むのか静かです。外出する人の数も減るのでしょう。この日がバレンタインデーといわれるのは、ローマ帝国で聖バレンタイン(ウァレンティヌス)が殉教した記念日だからとされていますが、バレンタイン自身の実像ははっきりしておらず、何人かのイメージが重なっているそうです。
バレンタインは恋人たちの守護聖人として信仰され、恋人同士や夫婦間でプレゼントを交換します。チョコレートを、それも女性から男性に贈るというのは日本独自の習慣です。始まりはチョコレート会社のキャンペーンからでした。1958年にメリーチョコレートが伊勢丹でバレンタインセールと銘うってハート型チョコレートを売り出します。それを見て翌年から大手菓子メーカーが続々と参入し、1970年代に入ると、現在のイメージが定着していきました。

予報どおり夜のうちから雪が降り始め、今も降り続いています。雪が降ると雪が音を吸い込むのか静かです。外出する人の数も減るのでしょう。この日がバレンタインデーといわれるのは、ローマ帝国で聖バレンタイン(ウァレンティヌス)が殉教した記念日だからとされていますが、バレンタイン自身の実像ははっきりしておらず、何人かのイメージが重なっているそうです。
バレンタインは恋人たちの守護聖人として信仰され、恋人同士や夫婦間でプレゼントを交換します。チョコレートを、それも女性から男性に贈るというのは日本独自の習慣です。始まりはチョコレート会社のキャンペーンからでした。1958年にメリーチョコレートが伊勢丹でバレンタインセールと銘うってハート型チョコレートを売り出します。それを見て翌年から大手菓子メーカーが続々と参入し、1970年代に入ると、現在のイメージが定着していきました。

【4282】さざなみを乗せて蛇行す二月の川
【4281】青空に斑雪の山の光りあう
【4280】鬼追いの寺を包める余寒かな
◆余寒
昨日、増位山随願寺では鬼追会がおこなわれていました。駐車場に入りきれない車がドライブウェイにも列をなして停まっています。前日に本堂前を通ったら、護摩焚の準備が整っていました。週末の雪の影響で地面はぬかるんでおり、昨日は風も強くて大変だったのではないかと想像します。鬼追会は、節分行事のイメージが強いですが、行われるのは節分当日とは限らず、兵庫県の寺社の行事日程を見ると、早いところでは神戸市の妙法寺の一月三日、遅いところでは三木市の吉川若宮神社の十月第一日曜というのがあります。一月から二月いっぱいというのが最も多いようです。

昨日、増位山随願寺では鬼追会がおこなわれていました。駐車場に入りきれない車がドライブウェイにも列をなして停まっています。前日に本堂前を通ったら、護摩焚の準備が整っていました。週末の雪の影響で地面はぬかるんでおり、昨日は風も強くて大変だったのではないかと想像します。鬼追会は、節分行事のイメージが強いですが、行われるのは節分当日とは限らず、兵庫県の寺社の行事日程を見ると、早いところでは神戸市の妙法寺の一月三日、遅いところでは三木市の吉川若宮神社の十月第一日曜というのがあります。一月から二月いっぱいというのが最も多いようです。
