優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年03月

三月場所
昨日の大相撲の桟敷席で舞妓さんを見ました。正式には芸妓というのかもしれませんが、句になるのはやっぱり「舞妓」という言葉の方です。大相撲の桟敷席にはきれいに着飾った和装の女性の姿がちらほらと見受けられ、大相撲ならではの感覚です。いつも幕下の途中から会場に入ります。そのころの館内は3割ほどの入りで、その中でまだ大銀杏を結えない力士たちの取り組みが続けられていきます。ケガをして車椅子で運び出される力士もいました。この中で幕内三役まで上がってこられるのはほんの一握り。才能と努力と、加えて運というものが必要です。スポーツの世界はこれらがむき出しの姿で展開するため、人をひきつけてやまないのでしょう。

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浪花場所
大相撲三月場所の観戦に行ってきました。毎年の恒例行事、鬢付け油のほのかな香りが好きです。生で見るというのはやはりいいです。テレビで見るとアップでさまざまな角度から楽しめます。それでも、その場所の雰囲気、そのとき最も力が充実している力士の放つ独特のオーラは生でしか体験できません。荒れる春場所と言われていますが、今日は横綱、大関陣ともに安泰でした。期待の新鋭、遠藤はまだ初日が出ません。

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梅林
東日本大震災から丸3年になります。関西にいると、身近な肌感覚として震災というものを感じることはほとんどなくなっています。あのとき、被災地の動画を見て、こんなところで安閑と過ごしていていいのか、と思った人は少なくなかった。なんだか、自分が安全・安心なところにいるのが申し訳ないような気がしました。それでも、逆に安全・安心なところにいる人こそ、自分の生活をしっかり持って、普通の暮らしを大事にしなければならない、と気がつきました。心をそこに向けつつ、日々の暮らしをしっかり生きる、それも支援だろうと思います。

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春の雪
日差しは強いのですが、気温は低く雪がちらつきました。風があって塵も靄も吹き払われて、頂からは播磨灘の沖合いまで見通しがききました。

キッチンタイマーの音が鳴らなくなってしまい、買い換えることにしました。キッチンタイマーは料理だけでなく、日常生活のいろいろなところで使っています。テンキー式で、余計な機能がついていないデジタルタイマーが好きです。

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淡紅梅 
すっかり春らしくなったと感じます。大阪のビル街を歩いていても吹いてくる風は春のものです。高層ビルの間にところどころ梅が咲いていたりします。アートワークが一段落したので、四月から何か新しいことを始めようかと考えています。何が始まるかまだわかりませんが、兆しが来るのを待っていようと思います。今やっていることをさらに充実させるか、全く新しい何かに取り組むか…。

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三月
アートワークはこの三月で一段落し、ひとまず卒業します。大阪に通い始めて丸五年、自分自身の内側で何かが成長したことは実感しています。ここにくるきっかけになったのが、2009年の2月の出来事でした。言葉では今も他の人にはうまく説明できないあの体験が自分の下へ降りてくることがなかったら、アートワークに出会うこともなかったし、ここで貴重な経験をさせてもらうこともありませんでした。導きというものはあるものだと感謝しています。

今日はアートワークのメンバー+αで、OSHO禅タロットカードのリーディングレッスンをやりました。サインは常にそこにあって、それをどのように見ていくか、というのが今後の課題です。

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春陽
昨日、アートワークに出かける途中、地下鉄の車内でKIRINの缶コーヒー・FIREの広告を見ました。サッカー日本代表チームのアルベルト・ザッケローニ監督を起用したものです。その広告のコピーがとても印象に残りました。「20歳のとき、病気のために選手を諦めた。それから、いろんな仕事を探しながら、サッカーと関われる仕事を探し続けた。人は誰でも挫折をする。大切なのは、その後だ」。サッカーのことはほとんど知りませんが、ザッケローニ監督に興味がわきました。彼はとても強い人、勇気ある人なのだ、と思いました。

そして、挫折という言葉から、先日のソチでの浅田真央のことを思い出しました。彼女の演技が称えられたのは、内容の素晴らしさがもちろん第一です。しかし、それと同時に、彼女の勇気に誰もが励まされたというのが大きい。大舞台での屈辱的な挫折。その結果から逃げることなく再びリンクに出て、自己最高といえるパフォーマンスを見せた、そのことが感動を呼びました。

「人は誰でも挫折をする。大切なのは、その後だ」。本当に、どんな天才といえども挫折をします。そして、単なる天才を人は心から賞賛しはしません。人が心を打たれるのは、人の勇気ある姿、困難に直面して、なおそこから逃げることなく立ち向かう姿、なのだと思います。

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梅咲く
大阪のビジネスホテルにいます。昨日は、アートワークの今年度最終回に参加するために大阪に来ました。今年に入ってから、バイオグラフィーの発表が続き、昨日は三回目、私たちのグループの発表でした。バイオグラフィーは、すでに亡くなっている著名人の生涯を取り上げて、その年表を作り、そこから自分の人生との共通点を探って、現時点での自分の課題を考える、というものです。

私たち3人のグループで取り上げたのは、エリザベス・キューブラー・ロス。他のメンバーの視点を聞くことによって思いも寄らない見方があるものだとわかりました。前回やったときは単独でしたが、複数の視点を入れることによって見えてくるものは変わります。見えてくるものが変わったら、それによって教えられることが新たに生まれてくるから不思議なものです。

終わった後はたこ焼きパーティーで打ち上げ。こんなものでお腹がいっぱいになるんだろうか、と思いましたが、食べてみると以外なほどのボリュームに用意した量の三分の一くらいは余ってしまいました。冷凍して後日食べていただくことに。

今朝、大きな渓谷の流れの中に飛び込む夢を見ました。この渓谷の流れに飛び込むイメージは最近いろいろなところで現れてきます。今回の夢は先にそこに落ちた子どもを助けようとしてそこに飛び込むというものでした。その子が落ちたことに自分がどこかで責任を感じていて、助けなければならない、と思ったようです。渓谷の流れに飛び込むということが何を意味するのか、今、考えているところです。

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春の山  
昨日は、増位山の頂で高砂市方面から来られたグループに会いました。淡路島も明石海峡大橋も霞んでいましたが、その方角をさしてだいたいの位置を説明しました。六甲山がうっすらとようやく確認できる程度に見えました。姫路城も見えます。修理見学施設「天空の白鷺」が一月半ばに閉館し、今は大屋根を取り外す作業が行われています。屋根の中に大天守のシルエットが浮かびあがってくるようになっています。

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春雪 
霜の朝です。昨日から気温が低く、山を歩いていると雪がちらつきました。頂から見た周囲の山々では、あるところは晴れており、あるところは時雨の雲がかかっています。この一部が雪を降らせているのです。暖房や冷房が必要という意味での厚さ寒さは、やはり彼岸が境目になるようです。

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