優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年05月


五月が終わります。日中は暑くなってきたので、今日は朝の間に散歩に出かけました。夏と冬で歩く時間を変えるのがいいかもしれません。木陰を歩くとはいえ、これから先は暑さが厳しくなります。帰ってきてお昼を食べて本を読んでいたら眠くなりました。「昼寝」は夏の季語です。暑くなるとそれにあわせて身体も暑さへの対処法を自然に整えるのでしょう。

読んでいたのは『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』というアマゾン創業者の伝記です。私は、食料品以外のほとんどのものをアマゾン経由で買っています。インターネット通販が数多あれど、アマゾンほど使い勝手のいいところはありません。かつては本だけでしたが、今はほぼあらゆるものが買えます。さらに、送料無料サービス、マーケットプレイス、コンビニ受取サービスなど、こんなサービスを待っていた、というようなサービスを次々打ち出してくれるのですから。その背景にあるベゾスの経営哲学に触れられてとても面白い本でした。
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緑陰
増位山の自然歩道はほぼ全面木陰に覆われています。強い直射日光がさえぎられ、木漏れ日の揺れる中を歩くのは快適です。山上の駐車場から頂上までの道を往復すれば一時間ほどの道のりです。時期によって梅林や桜を見るためにコースを変えます。

今の時期はできるだけ日向を避けて歩いています。頂は木が切り払われています。北西方向の木々は残されており、東南の眺望が開けています。冬は季節風が遮られて暖かです。夏は日が当たるため長居はできません。夏に晴天が続くと、水蒸気や空気中の塵のせいで、播磨灘は霞んでしまいます。最も視界がきくのは、風雨があがった後です。
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立葵
タチアオイが咲き始めています。この花が咲き始めると暑さの始まりだ、と感じます。昨日、今日と気温があがり、窓を開けて過ごしました。そろそろ扇風機を出さなければ。六月になるともう熱中症の心配が出てくるといいます。喉が渇いていなくても水を飲み、汗が自然に出るように心がけるのが大事。のどの乾きを感じにくい人は、時間を決めて積極的に水を飲むようにするといいそうです。また、暑さを避けるばかりではなく、暑さに身体をならしていくことも真夏への準備として大切です。
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夏の鶯
増位山の頂近くで、ウグイスの長い囀りを聞きました。ホーホケキョにとどまらず、語尾がケキョケキョケキョケキョ…、と伸びて、いったいいつまで続けるのかと思うほどでした。囀りは雄が雌に警戒を呼びかける意味もあるといいます。このところよく耳にするのはウグイスとホトトギスです。ホトトギスはウグイスに托卵します。

今日、播磨灘でタンカーの爆発炎上事故がありました。ニュースサイトに姫路沖と書いてあって驚きました。今日の播磨灘は霞んでいて、頂からはあまり見通しがききませんでした。直射日光の当たる頂には長くいられない暑さになっています。

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オーデコロン
「香水」や「オーデコロン」は夏の季語です。季語の中には、なぜその季節の季語なのかよくわからなくなっているものもあります。たとえば、「髪洗う」というのは、夏の季語です。昔、女性が髷を結い、ドライヤーもなかった時代を思えば、寒い時期にはそう簡単に髪は洗えなかっただろう、と想像できます。

欧米の飛行場というと、香水の匂いがイメージに上がってきます。免税店周辺の香りです。香水ではないですが、土地独特の香りというのがあるようで、日本に来た外国人は日本独特の匂いを感じるそうです。それを「醤油の香り」だと思い込んでいる人がいるといいます。果たしてそれが実際には何の香りなのか。強い香りではないので、すぐに慣れて感じなくなるらしいです。

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自然歩道を歩くと汗が流れる陽気になりました。冬は帽子を被りますが、夏はバンダナを額に巻いて歩きます。こうすると流れてくる汗を止められていいのです。森の木陰を歩きますから日光の直射は避けられるため、帽子は不要です。被ると暑くてたまりません。

以前は野山を歩くときは帽子を被るものだ、と思っていました。しかし、帽子を何のために被るのか考えてみたら、あえて帽子を被らなくてもいいのではないか、と思いました。世の中にはこういうことが結構あります。「これが正しい」と誰もが信じ込んでやっていることでも、違うことをやった方が快適だったり、より効果があったり。

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薔薇
薔薇が美しい季節です。喫茶店の前に薔薇が咲いていて、その隣でマスターらしい人が切るべき花を選んでいました。ご自身で丹精こめて育てた薔薇を毎日店に飾られているのでしょう。喫茶店という形式の店、都会の街中ではすっかり姿を消しました。どこでも見かけるのはスターバックスのようなカフェです。

インターネットのようなIT系の変化は技術革新があってのものですが、こういう店の業態の変化というのは、何がきっかけなんだろう、と思います。喫茶店形式よりもカフェの方が人件費が安いのか、スターバックスが格好良く見えたからなのか。最近ではコンビニでもカフェを導入していて、あの狭い店の中に新たにこれだけのスペースを設けたことにびっくりします。

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夏めく
森を散歩していると、細い糸で木々からぶら下がっている幼虫によく出会います。その状態でくねくねと身をくねらせています。あれは何をしているのでしょうか。身体をくねらせているのは糸を身にまきつけるためのようにも見えます。気がつけば避けることができますが、こちらも歩いている勢いがあるため、どうしても身体にぶつかってしまうことがあります。

昨日、パソコンの画面が突然真っ青になって白抜きの英語がずらずら並ぶBlue Screenという状態が起きました。すぐに回復しましたが、今日またそれが起き、復元ポイントに戻すことを試みました。docomoのXiをアンインストールしたあたりへと思うのですが、うまく復元ポイントに戻せません。今日の午後にはたびたびBlue Screen状態となり、インターネットをゆっくり見られなくなってしまいました。

私が使っているのはPanasonicのLet'snoteです。サポートセンターに問い合わせました。セーフモードで再度復元ポイントに戻してみるように言われてやってみましたが、それもダメ。いよいよ再インストールか、と思いながら、ふと気がついたのがWiMAXのルーターのことでした。ソフトをダウンロードしたわけでも物理的につながっているわけでもないので、最初は思いつかなかったのです。

再度、サポートセンターに問い合わせてこのことを言うと、担当の方が「WiMAXのHWD14を使うと、この状態が起こるのをいくつかお聞きしています」と言われました。パソコンの問題というよりはルーターとの相性の問題のようです。それを防ぐファイルのダウンロードを教えていただきました。その後はBlue Screenは起きていません。

Panasonicのサポートセンターは以前にもお世話になりました。ほとんど待たされることもなく、対応が丁寧で的確。ずっとLet'snoteを使っていますが、次も絶対これにします。
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裸足
昨日は一日雨でした。晴れると気温があがり、もう半袖で、家の中では裸足で過ごしています。

ジグソーパズルを作れるサイトを見つけて自分の絵をパズルにしてみました。Flash Playerがインストールされていないと動作しないので、タブレットのGALAXY Tadではできませんでした。このタブレット、docomoでデータ通信の契約をしたときにあわせて買ったものです。2年縛りにタブレットの料金も含まれるため、満了するまでタブレットの分割料金を払う必要があります。

WiMAXにして気づいたのは、通信契約に端末がくっついてこないため、これからはタブレットを好きに選べるということです。次からはもう少し小さいサイズのものにしたいと思います。また、テレビを見られる機能も欲しい。テレビを単独で購入して見たいとは思いませんが、ちょっとのぞいてみたい、ということはあるのです。
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清和
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「清和」は陰暦四月の時候を意味します。気候が清らかで温和なことから「清和」であろう、と手元の歳時記には書いてあります。

東京や大阪といった大都会へ行くと、高層ビルをあちこちで見ます。姫路の風景とは大きく違う点です。昨日は朝のうちにdocomoの解約を済ませました。大阪へはタブレットとWiMAXのルーターを持って出かけ、帰りの電車の中でWiMAXをつなぎました。まず、docomoのフリーウイルスソフトが使えなくなっていたので、別のフリーソフトをダウンロードしました。それからYouTubeに接続し、ZARDの音楽をリミックスで流している動画を見つけました。

最初にZARDに興味を持ったのは2009年でした。そのころはYouTubeで今ほど著作権を厳しくチェックしていなかったため、ほとんど全曲YouTubeを通じて知りました。ADSLの常時接続で流しっぱなしにして一日中視聴したものです。昨日聴いた動画は1時間以上かけてノンストップで音楽を流し続けるものでした。コンサートの余韻が残る中、久しぶりに電車の中で音楽を聴くのは新鮮でした。

WiMAX経由の音はきれいで全く違和感はなく、こんな風に音楽を聴くこともできるようになったのか、と驚きました。インターネットがダイヤルアップ接続から常時接続になったときと同じようなことが、モバイルでも実現しているのです。
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