2014年05月
【4377】頂の優しき風へ黒揚羽
【4376】飛行機雲新緑の山の彼方より
【4375】夏来る緑へ静かな雨連れて
【4374】窓開けてお昼ごはんや夏隣
【4373】八十八夜大阪のビル眩し
◆八十八夜
昨日は八十八夜でした。立春から八十八日目、♪夏も近づく八十八夜〜、と小学校唱歌に歌われるように、晴天で日中は動くと汗が流れる陽気になりました。大阪高島屋で開かれている「Smile 浅田真央展」に行ってきました。ゴールデンウィーク中で、カレンダー上の休日は大混雑になる可能性が大きいので、平日に行きました。それでも会場は人でいっぱい。休日は並ばないと入れないでしょう。
入口には今季のエキシビションで着用し、展示会の題名にもなっている「Smile」のゴールドの衣装が飾られています。目の前でフィギュアスケートの衣装を見たのは初めてでした。細部まで凝ったつくりです。ラインストーンがちりばめられ、動きをさまたげないよう工夫されています。
意外だったのは、衣装の肌色に見える部分です。下着のような感じのものかと思っていたのですが、目の細かいメッシュの生地でした。衣装はトルソに着せられて、写真パネルの前に、獲得したメダル、彼女のコメントとともに並べられています。スタイル抜群、ああいう衣装はあのスタイルでないと着こなせません。
子ども時代の写真も途中に並べられていて、三歳くらいの彼女が口の周りにソフトクリームをいっぱいにつけて食べている写真がとても可愛らしい。衣装もよかったですが、それ以上に印象に残ったのは、二足のスケート靴でした。足の側面の革がすれて痛んだスケート靴を見ると、激しい練習の日々が想像できます。華やかな衣装で観衆の前に立つのは一年のうちの10日か20日ほどのこと。それ以外は地味で過酷な練習の日々です。
会場の一画にはソチのフリー演技を大画面で繰り返し流しているコーナーがあり、常時20〜30人くらいがその前で演技の動画に見入っています。誰もがもう何度もあの演技を見ているはずですが、それでもやっぱりそれを見ないではいられない。凄いものだな、と思います。会場内は撮影禁止。出口の先に協賛企業の販売ブースがあり、そこから画像をいただいてきました。
【4372】遠足の小学生に風光る
【4371】絵具箱に色のとりどり春深し
◆春深し
オイルパステルをやめ、アクリル絵具で描くようになりました。なぜオイルパステルで描いていたかというと、水を使って描くと紙がぼこぼこになるのが嫌だったからです。四方が糊で固定されているスケッチブックで描いても、歪むのはおさえられません。キャンバスに描けば歪みませんが、嵩が高い。水張りするのは時間がかかって面倒だし…。そんなわけでオイルパステルだったのです。
しかし、オイルパステルは細かく描くには不向きですし、スクラッチなどの方法を使うと、画面が汚れます。自分が描きたい絵とそれにふさわしい画材は何なんだろうと考えていたら、ある技法書に、紙の四方を少し塗り残せば紙の歪みは少なくてすむ、と書いてありました。そこで、そのようにやってみたら、確かにあまり歪みません。
透明水彩のように水をたっぷり使う描き方だとこういうことはできません。だから、紙の歪みを避けたければ、パネル張りにして描くのでしょう。しかし、水をそれほど使わない方法でアクリルで描けば、四方を塗り残すことは可能です。紙の持つ性質なのでしょうが、こんな簡単なことでうまくいくとは驚きです。
オイルパステルをやめ、アクリル絵具で描くようになりました。なぜオイルパステルで描いていたかというと、水を使って描くと紙がぼこぼこになるのが嫌だったからです。四方が糊で固定されているスケッチブックで描いても、歪むのはおさえられません。キャンバスに描けば歪みませんが、嵩が高い。水張りするのは時間がかかって面倒だし…。そんなわけでオイルパステルだったのです。
しかし、オイルパステルは細かく描くには不向きですし、スクラッチなどの方法を使うと、画面が汚れます。自分が描きたい絵とそれにふさわしい画材は何なんだろうと考えていたら、ある技法書に、紙の四方を少し塗り残せば紙の歪みは少なくてすむ、と書いてありました。そこで、そのようにやってみたら、確かにあまり歪みません。
透明水彩のように水をたっぷり使う描き方だとこういうことはできません。だから、紙の歪みを避けたければ、パネル張りにして描くのでしょう。しかし、水をそれほど使わない方法でアクリルで描けば、四方を塗り残すことは可能です。紙の持つ性質なのでしょうが、こんな簡単なことでうまくいくとは驚きです。