優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年06月

梅天
梅雨の期間は雨が降っていなくても、いつ雨が降り出してもおかしくない、という空模様の日が多くなりがちです。どんよりすると、いっそ早く雨が降ってくれたらいいのに、と思います。

昨日、河内晩柑というかんきつ類を買いました。ブンタンの一種です。晩生で、5月に開花して越冬し、翌年の8月ごろまで実がついているという特徴があります。グレープフルーツほどの大きさで、皮は厚いのですが、手で簡単にむけます。さっぱりとした甘味のおいしい柑橘類でした。

柑橘類の中で蜜柑、ぽんかん、ざぼん、仏手柑などは冬の季語、伊予柑、ネーブル、八朔、三宝柑などは春の季語、甘夏は夏の季語です。河内晩柑は夏が旬ですから、季語になるなら夏のものということになりそうです。
IMG_0610

涼し
夜の間に雨が降り、朝になるとあがっているというパターンはいいです。雨あがりの朝の自然歩道は清々しく、そこに差す朝日の心地よさも格別です。

あるアイデアがあって、それがうまくいくか試しています。うまくいきそうな気配があり、それがうまくいった場合、それをさらに大きなことに応用できるだろうか、と先のことを考えました。検証してみると、微妙なところでうまくいきそうにありません。似ているのにうまくいかない。別の案を考えてそれを使ってみようとしますが、それもうまくいきそうにない。どうしたものか、と思案しているうちに、ふとあることに気がつきました。そして、ものの見方がとらわれているとはこういうことだ、と思いました。

気がついてみると、なんだそんなことか、そんなことになぜ気がつかなかったのだろう、と思います。しかし、懸命に考えているときは気がつかない。懸命になるあまり視野が狭くなっています。キャンバスに顔を近づけて必死で描いているようなものです。全体像が見えていない。この「気づき」というやつはいったいどこから来るのだろうと思います。ふわっと心の中に浮かんでくる。自分の考えではなくて、どこかから降ってきたようです。

うまくいくかどうか、それはまだわかりません。最初のアイデアを試している段階だからです。しかし、それがうまくいったなら、さらにステップアップできるかもしれません。
IMG_0589

夏燕
巣立った若いツバメが何羽か連れ立って飛び回っているのを見かけるようになりました。親ツバメはまだ次の雛を育てています。あと二ヶ月もすれば、ツバメは南へ渡ります。今年生まれた子どもは、すでにそれだけの距離を飛べるようになって海を渡るのです。昨夜は雨が降りました。今日も昼過ぎに通り雨がありました。長々と降る梅雨らしい雨はありませんが、それなりに雨は降っているのかもしれません。
a0960_003415_m

梅雨の晴れ
今日の増位山の頂からは東側が遠くまで見通せました。播磨の山々はもちろん、六甲山、さらに大阪湾の向こうの山まで見えました。これほど遠くまで見えるのは年に数回です。淡路島は南の方は靄がかかって、大鳴門橋までは見えませんでした。年末に伐採された頂の東側の木々や篠が緑を茂らせています。前のような状態になるまでにはまだ何年もかかるでしょうが、植物の復活の力はたいしたものです。
IMG_0608

夏鶯
最近、ドリンクゼリーのよさに気がつきました。きっかけは口蓋の火傷でした。この部分を火傷すると、固形物を飲み込むときにそれが当たって痛い。舌を火傷したときは一日で治ってしまうのに口蓋の場合はそういうわけにいかず、数日間痛い状態が続きました。お腹は空くのに物が食べにくい…、困ったと思ったときにドリンクゼリーに出会いました。

ゼリーですから口蓋の火傷の場所にあたっても痛みがないうえに、意外に腹もちもいい。いろいろなメーカーからさまざまな種類のドリンクゼリーが出ています。カロリーメイトのゼリー のカスタマーレビューに、若年性アルツハイマーの奥さんを介護している人のレビューが載っていました。寝たきりで嚥下障害があるため、毎日これを3〜4本(一個200kcal)のみ摂取して命をつないでおられるとか。胃ろうも作らず、肺炎にもならず、大変助かっているとの話に、凄いものだな、と思いました。

ドリンクゼリーは山登りなどアウトドアでの食糧としてもスグレモノだと思います。キャップをひねってすぐに摂取できること、飲料がなくてものど越しがいいこと、暑さで食欲が落ちていても食べやすいこと、などです。アスリートの栄養補給用にさまざまな成分を強化したドリンクゼリーもあります。夏ばての時期にこれは結構いけるのではないか、と思います。
IMG_0597

梅雨晴れ間
梅雨入りしてから三週間が過ぎました。雨はときどき降りますが、空梅雨気味です。しとしと降り続く雨というのがありません。半日ほどでやんでしまいます。河川敷で消防のレスキュー隊が訓練を行っていました。毎年この時期に見かけます。台風シーズンの前、水遊びのシーズンの前だからでしょうか。
IMG_0600

青羊歯
ここ三日ばかり編集学校関連の仕事で、パソコンの前でキーボードを叩きっぱなしという生活を送っていました。インターネットを介して指南をする、締め切り間際にどっと駆け込みがある、というのは毎度のことです。それでも朝は山へ散歩に行き、合間には昼寝もしました。窓から入る風が心地よいです。昨日は夕方に雷雨がありました。梅雨も折り返し点を過ぎたころです。
IMG_0609

夏至
夏至の昨日は、三田市の千丈寺山へ登ってきました。時おり日が差す薄曇のお天気。夕方からは雨の予報だったので、遠くの山は霞んでいました。一時間ほどの上りで頂上に立てる山でした。谷筋を遡っていくので、尾根に出るまでは全く風がなく汗が流れました。尾根に出ると風が心地よく、頂上の岩場で昼食をとりました。播磨近隣の山はこの時期ヒルが多いため、北摂方面へ向います。夏場の低山は暑いといわれますが、木々の葉が茂っているため直射日光を避けられて、暑さはそれほどでもない、と思います。
IMG_0602

花菖蒲
増位山の蛇ヶ池の奥で花菖蒲が咲きそろっています。駐車場から自然歩道経由で増位山頂まで往復するとほぼ1時間です。その後は食料品を買いに行き、図書館で本を借りて家に戻りました。いいお天気で窓から入る風が心地よい午後です。
IMG_0595

夏の朝
雨模様の一日が過ぎ、今朝は快晴になりました。夏至が近いので空が晴れれば非常に明るく、空気全体が輝いているようです。山へ朝方のうちに散歩に行くのが定着しました。暑い間はこのパターンを続けようと思います。寒くなったら、暖かい真昼にまた戻るかもしれません。
IMG_0591

このページのトップヘ