優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年06月

鴨足草
今朝は雨でした。傘を持って散歩に行きました。軽い雨だったので、森に入ると傘をささなくても歩けました。梅雨入りして二週間、これから梅雨が本格化してきます。紫陽花の色が鮮やかさを増しています。土曜日に行った武田尾温泉では旅館を出たところにたくさん鴨足草(ユキノシタ)が咲いていました。
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ゼリー
土曜日の大峰山には、お弁当の変わりにドリンクゼリーを四つ持って行きました。手軽で素早く栄養補給でき、これは山行にぴったりじゃないか、と思いました。携帯に便利ですし、食べた後のごみの始末も簡単です。

昨日、アートワークのメンバーのTomokoさんからスカイプ経由でOSHO禅タロットの講座を受けました。小アルカナの説明を受けた後、それらを使って今の自分の状態を観ていくリーディングを行いました。自分が観たいことについて、カードに問いかけます。私は、絵を描くことについてたずねてみました。6月に入ってから、別のことで忙しくなっていて、絵を描く時間がなかなかとれませんでした。2010年の秋から急に思い立って絵を描き始めたのですが、ちょっと間があきました。

そのうち自分は絵を描き続けたいのだろうか、と思うようになりました。忙しいから描かなくなったというのは、描かない選択をする理由づけであったのかもしれません。急に絵を描き出してどんどん描いたことの理由がはっきりあったわけではありません。そのときはとにかく描きたかった。それで千枚は一日も欠かさず絵を描こうと思って、それにも到達しました。

私には何かをするときこういう傾向があります。思い立って何かを始めて、一時期熱中してそれを続けます。ところが、あるときふと熱が冷めてしまいます。絵もそういう感じになっているのか、と感じます。自分が何か創作すること、自分の中の創造したいという欲求を外に向って発散できるものを続けていきたい、と思います。絵はその一部であり続けるのかどうか、そのことをたずねたいと思いました。自分が創造したいという気持ちを何によって外側に向けていくのが一番いいのか。

リーディングの練習もかねていますから、違う方法の並びで二度同じことをたずねてみました。不思議ですが同じ意味を持つカードが同じような場所に出てきます。現状は「嘆き」です。意識の表面ではストレスを感じていたり、中途半端で混乱しているといったカードが出ています。しかし、内面では、すべてがつながっている、とか手放すとかいうカードが出て、いま、転換点に来ているのだろうということがわかりました。

自分の今までのやり方(絵の描き方というのではなく、ものごとへの取り組み方)を見直すときなのかもしれません。やりたいと思ったことはこれまで全部やってきました。たいてい思い立って自分ひとりで好きなようにやってきました。カードはそういうやり方はもう十分自分のものにしているから、これからは別の方法を試してみる時期だといっているようです。誰かと共同作業をすること、全体の中の一部として関わることです。それっていったい何なのか、と思います。

カードのリーディングはわかったようなわからないようなところがあります。自分のことを観るのは案外難しい。人は観たいことしか観ないのでブロックされてうまく観られないことも多いようです。自分が何かをすることについて、「これをしたい」というはっきりした方向が見えていれば随分楽です。絵を描きたいと思ってせっせと描いていたころはとても楽しかった。自分の中に何かを創造したいという欲求があるのに、それをどういう手段で外に出してやればいいのかわからない、というのはなかなかしんどいのです。
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生ビール
土曜日に大峰山へ登ったあと、武田尾温泉で汗を流し、その後尼崎まで出て駅前で夕食をとりました。全員生ビールの中ジョッキを最初に注文し、無事の下山を祝して乾杯。喉をうるおすひとくち目のビールの美味しいこと。山へ登って消費したカロリーは、お酒と食事ですっかりもとに戻っているとは思います。しかし、みんなで登ってみんなで食べるというのがいいです。
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涼し
昨日は、アートワークのメンバーで宝塚市の大峰山に登ってきました。登山口までの途中にJRの廃線跡があり、トンネルも二つあります。このトンネルの中に入ると、ひんやりとしています。外気温よりも確実に数度は低いと思われます。頭上には山があり、それによって太陽熱で温度があがることから免れています。役割を終えたトンネルをワインの貯蔵庫にしているという話を読んだ記憶があります。温度変化があまり無いのでしょう。
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夕立
昨日は午後に驟雨がありました。私の住んでいるあたりではさっと降ってすぐにやみました。しかし、北部では豪雨だったようで、警報が出ていたと聞きました。今朝、山頂から見た市川は濁っていて、その豪雨の名残を感じました。夕立が去った後、すぐに日の光が戻ってきて、夕立をもたらした雲を薔薇色に染めていました。昨日の雨のおかげで空気が澄んでいます。気温も下がり、肌にあたる風が気持ちのよい今日です。
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夏の風
部屋にはよく風が通ります。特に夏に南北の窓を開け放てば涼しすぎるくらいに風が通ります。外にいるような風で、壁にかけているカレンダーなども風で飛ばされないようにこの時期ははずしてしまうくらいです。

ここしばらく別のことで忙しく絵を描いていません。6月に入ってからまだ一枚も描いていないと気づきました。俳句も少しスローペースになっています。俳句の場合はそれほど準備もいらず生活の合間にふっとできるのですが、絵はなかなかそういうわけにはいきません。俳句は、だからいい、と思います。何かの片手間ででき、時間も特別な道具もいりません。自分の気持ちを集中させ、ふとやってくる俳句を受け止めればいいんですから。

忙しくても散歩には出かけます。これは一番必要なものだから。
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夏の蝶
このところ、朝の間に山へ散歩に出かけます。山頂近くを歩いていると、それに驚いたのか小さな蝶が次々と飛び立って周りを飛び回ります。朝方は散歩に来ておられる人の数が昼間より多いです。山の中まで歩く人は少なく、ドライブウェイを上り下りしている人が多いようです。アスファルトで直射日光にさらされるので、ここを歩くのは暑いだろうと思うのですが…。
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梅雨の月
昨夜はテニスに行っていました。テニスをしているときは月が出ていましたが、終わって空を見上げると、月が消えていました。車で帰る途中から雨が降り始め、梅雨だなあ、と思いました。今日も午前中はいいお天気でしたが、午後から雲が増えています。増位山の蛇ヶ池周辺では、草刈作業が始まっていました。
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早苗田
この土日で近所の田植は半分以上終わりました。水が張られた田の上に植えられたばかりの苗がわずかに頭を出し、頼りなげに揺れています。それでもすぐに大きくなって、水面は見えなくなってしまいます。田植機の動きを見ていると、人間の植えていく動きをなぞっているようで面白いです。昔は一家総出、腰をかがめての重労働だったものが、今では一日で終わってしまいます。昔の人が今の田植機を見たら、さぞ驚くでしょう。

自動運転の車が世に出るのが近いといいます。そうなると随分世の中が変わると思います。運転免許をとるための自動車学校はいらなくなるし、ドライバーという職業も、かつての駕籠かきみたいなものになるかもしれません。飲酒運転、居眠り運転もなくなるし、速度違反の取締りもなくなります。全部車が自分でやってくれるのですから。田植機が当たり前になったように、あと十年か二十年したら、自動運転の車が当たり前になっているかもしれません。

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田植え
梅雨の晴れ間になりました。一番日中の時間が長いころ、日差しも強いです。周辺の水田はここ何年かで随分減りました。それでも住宅地の間にぽつぽつと残っています。この週末が田植えのところが多く、田植えを終え、小川の側で田植機を洗っておられる姿を見ました。
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