優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年07月

暑し
朝はクマゼミの鳴き声が盛んです。自然歩道を散歩していると、時々人に出会います。山上の駐車場までは車であがります。その傾斜12%の道路を日に照らされながら歩いている方を見かけます。マウンテンバイクでその坂を漕ぎ上る猛者も…。暑いだろうと思います。脱水症・熱中症にはくれぐれもご注意を。山を歩くと、木の葉が日光を遮ってくれるため、アスファルトの道路を歩くような暑さは感じません。木陰を吹き抜ける風も心地よいです。
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猛暑がやや落ち着いて、通常の暑さになっています。近づく秋を意識した「秋近し」「秋隣」といった季語があります。ここ何年も晩夏は猛烈な暑さが続いて、こういう季語を使う機会がありませんでした。しかし、今年はこういう季語の本意を思う気候になっています。まだ猛暑はぶりかえすでしょうが、暦のうえでの夏はあと一週間です。

網干メロンをいただきました。マクワウリと洋種のメロンとの交雑で生まれたといわれる甘い露地メロンです。網干(あぼし)は姫路市の南西沿岸部の地名です。完熟したものをタネごと丸かぶりして食べられます。
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揚羽蝶
昨夜は少し暑さが和らぎました。今日もそれほどの猛暑ではありませんでした。午後の日差しが少し部屋に入るようになりました。夏至から一ヶ月以上たち、日が短くなっていることが感じられます。冬も大寒のころとなると、日差しは明るくなり、近づく春の気配が光に感じられるようになります。それと同じことが大暑の今、感じられます。暑い日はまだしばらく続くけれど、確実に秋は近づいています。
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夏休み
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夏休みになり、平日の昼間でも子どもたちの姿をあちこちで見かけます。夏休みに入ってから猛暑になりました。「THE ICE」に出かけた土曜日が、一番暑かった気がします。

「THE ICE」はLOTTE PRESENTS と銘打っているようにロッテが特別協賛企業です。アリーナの席まで行くと、紙袋が置いてありました。中を見ると、いろいろなちらしといっしょにコアラのマーチが入っていました。他の催しもののちらしを入れた袋が置いてある、というのはよくあるパターンですが、このコアラのマーチには「おっ」と思いました。一万人収容の施設ですから、一万個のコアラのマーチが用意されているのでしょう。かさばるので準備するのは大変だったと思いますが、間違いなくインパクトは強いはず。

大阪は土曜日に昼と夜、日曜日に千秋楽の1公演が行われ、それぞれにサプライズゲストがありました。土曜の昼は鈴木明子さん、夜には織田信成さん、日曜は高橋大輔さんでした。これにはお客さんたち大盛り上がりです。私は織田さん登場の場面を見ていましたが、誰よりも大きな歓声と拍手があの瞬間に起きました。

長野での公演はフジテレビが中継し、名古屋の公演は中京テレビが中継します。大阪はそういうものがない代わりに、このスペシャルゲストだったのでしょうか。「おもてなし」ということを考えました。おもてなしというのは、期待されていることを提供するだけでなく、それを超える何かを提供することなのかもしれない、と思いました。

海外からやってくるスケーターたちへの「おもてなし」もよく考えられています。名古屋の公演が終わった後、スケーターたちのためにナガシマスパーランドを借り切って、彼らが思う存分いろいろな乗り物を楽しめるようにしたそうです。かなり思い切ったおもてなしだなあと思いましたが、スケーターたちがTwitterやInstagramでそれらの映像やつぶやきを流すため、彼らが楽しんでいる様子は、世界中にいる彼らのファンたちが目にしまます。「THE ICE」のホスピタリティ、さらには日本のホスピタリティというものを自然にアピールできたことでしょう。

熱帯夜
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「THE ICE」大阪公演へ行ってきました。アリーナ席一列目というのは、前に遮るものが無い状態でスケーターを見ることができます。滑走して目の前まで来て、ばっとジャンプします。その迫力は、生ならでは。テレビはおろか、スタンド席とさえ比べられないほどです。同じ見るならこういう席で、と思いました。

日本の観客は海外のスケーターのために各国の国旗を持参して応援します。このアイスショーでも同じでした。登場したスケーターの国旗がスタンド、アリーナのいろいろな場所で盛大に振られています。日本の観客は、マナーがよく、どの国のスケーターに対しても暖かい拍手を送る理想的な観客だそうです。異国で自分の国の国旗を振って応援してくれる人がいたら、競技会でなかったとしてもやっぱりうれしいでしょう。

もちろん、浅田真央選手も間近で見ました。やっぱりカワイイです。カワイイと同時にスーパースター特有のオーラが漂っていました。姉の舞さんと滑った「アナと雪の女王」、今季のエキシビションである「This Little Light of Mine」、ジェフリー・バトルとの「ボレロ」と、ジャンルも雰囲気も違う楽曲を滑ってみせてくれました。彼女のジャンプ、ふわっとした柔らかさがあります。どすんと下りる感じがない。あの軽やかさは彼女独特のものという気がします。

人気も凄い。彼女が登場すると拍手も声援も一段あがります。アリーナ席で和服の女性を見ました。締めておられる帯に「愛の夢」を滑る浅田選手の姿が描かれているではありませんか。和服の帯ですよ、帯。Tシャツのプリントなどとは値段が違います。写真から原案をおこして、特別に織ってもらわれたものでしょう。落ち着いた色合いで、違和感はありません。凄いなあ、とただ驚いて見送っていました。

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暑き日
今日も暑そうな日です。暑そうな、というのは、部屋で窓を開けている限り、風のとおりが抜群で、あまり不快な暑さとは感じないからです。これから、「THE ICE」を見るために大阪へ行きます。街中は暑いでしょう。しかし、会場は氷がはられていますから涼しく、寒さにそなえて上着を持っていきます。アリーナ席の一列目という非常にいい席が手に入ったので、目の前でスケーターを見ることができるはずです。楽しみだ〜。

いま、大阪は天神祭りなのですね。「THE ICE」に参加している選手が花火の模様を撮影しています。長野・名古屋・大阪と3公演ずつをおこない、海外スケーターは二週間程度日本に滞在するようです。来日してニ三日でグループナンバーの振り付けをすべておぼえて完成させるわけですから、凄いものだと思います。公演の合間には美味しいものを食べたり、遊園地で遊んだりと日本を楽しんでいます。主催者側のホスピタリティが感じられ、いいなあと思います。

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盛夏
今日はよく晴れていました。各地で猛暑となり、岐阜県の多治見では39℃を超えたようです。熱中症に注意です。熱中症対策をうたった塩分を加えた飴やドリンクがスーパーに並んでいます。ちょっと前まで塩分の摂りすぎに注意しましょうといわれたものですが…。塩分は少しは必要でしょうが、熱中症対策と称して摂りすぎると、やはりよくありません。炎天下で作業をするというのでもない限り、普通の水を飲んでいた方がいいのではないか、と思います。スポーツドリンクはカロリーが結構高いですし。
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熊蝉
梅雨明けとともに、一気に蝉の声が増えました。特に朝のうちに鳴く熊蝉は、目が覚めた頃にはすでに盛んに鳴いています。

土曜日に大阪で開かれるアイスショー「THE ICE」に出かけます。浅田真央選手が座長をつとめるショーで、すでに長野と名古屋で6公演をおこなっていて、その模様が動画サイトにアップされています。男子シングルのチャン、女子シングルのソトニコワ、アイスダンスのデービス&ホワイトといったソチオリンピックのメダリストたちがそろい、海外スケーターの顔ぶれも豪華です。

アイスショーには競技会と一味違うコラボレーションプログラムがあります。今回の公演で、浅田真央選手は姉の舞さんとのペアで『アナと雪の女王』の「Let It Go」を滑ります。これはリクエストを募集して最も希望が多かった楽曲だとか。衣装もアニメーションを忠実に再現したものになっているようです。

大ヒット中のアナ雪、初めてこの歌を聴いたとき、松たか子さんがこんなに歌えることにびっくりしました。YouTubeを通じて海外でもこの日本語版が評判になった、とききます。「レリゴー〜」の部分を日本語では「ありのままの〜」と歌っているのですよね。


日曜日に行った犬鳴山は、葛城修験の根本道場です。斎明7年(661)、修験道の開基・役行者が開いたといわれています。七宝瀧寺の行者の瀧で、水垢離をしている人がたくさんいて、驚きました。滝には鎖がかけられており、一般の人でも申し込めば、修行用の白い着物を借りて滝に打たれることができるようです。30人くらいが滝の周りで順番を待っています。半分くらいは女性だったので、また驚きました。
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梅雨明け
近畿地方は昨日梅雨明けしました。クマゼミの鳴き声が聞えるようになり、真夏を感じています。部屋はよく風が通るので、窓を開け放っていれば、扇風機もいらないくらいの快適さです。昼間よりも窓を閉める夜の方が暑いほどです。風の通る部屋でハワイアンを聞けば、リゾートに出かけなくても気分を満喫できます。



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