優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年08月

夕月夜
9月8日が十五夜です。今日は陰暦8月7日。夕月夜は、陰暦8月2日から8日ごろまで、上弦の月が山の際近くに昇っている夜のことを意味します。今夜の月は朧ににじんでいました。句は夕食のメニューの一品です。市販のパック入り納豆にさっと茹でたモロヘイヤを刻んで混ぜます。付属のタレで味をつけ、簡単にできて美味しいです。

デジタルの油絵、少しずつ要領が飲み込めてきました。油絵はあんまりちまちまと描かない方がそれらしいものになる感じです。大胆にざっくりと描いていきます。
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八月尽
八月が終わります。今朝は涼しく、窓を開けると涼しすぎるほどでした。山を歩いていても、もう前ほど汗をかかなくなりました。今年は自然歩道であまり蛇に会いませんでした。去年は毎日のように見かけましたが、今年は五回もあったかな、という感じです。今日は自然歩道でキジバトの死骸を見ました。何かに襲われたのか、後頭部に致命傷らしい傷がありました。たくさん野鳥がいますが、普段、鳥の死骸というものをほとんど見ません。それはそれなりに生態系の中で輪廻していくのでしょう。
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鳥取から二十世紀梨を売りに来られました。トラックの荷台に梨を満載して毎年この時期に何度も販売に来られるので、今年もそろそろだと思いながら待っていました。おじさんが荷台から梨をとって手渡し、その横でおばさんが梨を剥いて試食させてくれます。今年は雨が多かったので、不作とのことでした。それでも、味は最高です。瑞々しく甘い梨に初秋を感じます。
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秋の昼
いいお天気かと思っていたら、昼過ぎから曇って今は小雨が降っています。ArtRageで風景を描いてみました。本物の油絵がこんな短時間で完成することはありません。デジタルなら、まるでスケッチのように油絵が描けます。まだ使い方を独習している段階です。本物の油絵ではできないような、デジタルならではのテクニックがいろいろあっておもしろいです。
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秋めく
久しぶりに青空が広がっています。頭上にあった灰色の雲がとれてすっきりしました。昨日は最高気温が30℃まであがらなかったようです。今年は本格的な秋の訪れが早そうです。ここ数年はお彼岸を過ぎたころさえ猛烈な暑さが続いていただけに、この涼しさにこれが本来の秋の訪れ方だった、と思い出しています。
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秋蝉
ペンタブレットのwacom Intuos Penを買い、デジタルで油絵を描いてみました。以前にも一度デジタル絵画にチャレンジしたことはありましたが、使いこなせませんでした。今回はArtRageというソフトを使って描いたところ、容易に油絵っぽいものができあがりました。先にこのソフトの存在を知りました。アナログっぽい感覚を目指したソフトです。

ペンタブレットが必要だと思って、Amazonのサイトを見ていたら、このペンタブレットにArtRage3.5がついてくる、とあります。ソフトのみで購入すれば4000円以上するものが、6000円ほどのペンタブレットに付属してくるのですから、お得です。使ってみて、直感的に使用方法がわかり、すぐに描くことができました。

デジタルのよさは、絵具もキャンバスも不用なことです。手や筆を洗ったり、周囲が汚れたりすることもありません。さらに、絵をたくさん描いてもデジタルなので嵩張ることがない。この嵩張るというのは、収納にとって大問題です。いいソフトに出会った、と喜んでいます。

今日も空模様は不安定でした。朝に雨が降り、昼ごろは少し明るくなりましたが、夕方になってまた厚い雲がでてきました。いつの間にか蝉の声は随分少なくなりました。
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秋驟雨
さきほど驟雨がありました。「驟雨」は夏の季語です。夏によくくる夕立を想定してのことでしょう。雷雨ではありませんでした。先日から続いている不安定な空模様がまだおさまっていません。朝はよく晴れていたので、このまま晴天が続くかと思っていたのですが。

整理した本棚の空いたところが目について、こういうのはいいものです。引き出しも棚も、空いている場所があるからこそ機能する、と思います。
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赤とんぼ
今朝は久しぶりに青空が広がりました。その青空を背景に飛ぶ赤とんぼを見ました。引き出しや本棚を少し整理しました。断捨離を実行して部屋全体は、以前からすっきりしています。大きなものはその都度整理していますが、ちょっとした小物、書類などは、こういうところに放りこんで存在を忘れがちになります。たまにそういうところをのぞいて、もう要らないと思うものは、新品でも捨てるようにしています。新たな使い道を思いつくものもあります。仕分けというのは大事です。
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デラウェア
葡萄は秋の季語です。デラウェアはアメリカ原産、種無しぶどうとして出回っています。この秋の初物です。今、『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』を読んでいます。2009年7月16日に北海道のトムラウシ山で起きた夏山登山史上最悪の遭難事故を検証したものです。当時はメディアで大きく伝えられ、遭難死されたうちのひとりが姫路市の方だったので、よく覚えています。悪天候時には夏山でも発症する低体温症の恐ろしさ。アウトドアで行動するときは、身体を濡らさない、ということがいかに大事かがわかります。
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夜半にまた雨があったのか、朝、道路は濡れていました。天気予報では今日も明日も空模様は不安定です。季語はいろいろあるのですが、年によって使える季語が違います。これまでの数年は猛烈な暑さが続いたため、酷暑、炎暑、残暑、といった季語をよく使いました。しかし今年は暑さを感じる季語をあまり使わないままに終わりました。そして、お天気がぐずついているために、新涼、爽涼、といった爽やかな秋を感じる季語も使えずにいます。茸は梅雨のころからよく森で見かけますが、季語としては秋のものです。味覚の秋、収穫の秋のイメージでしょうか。
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