優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年09月

酔芙蓉
スイフヨウはフヨウの園芸品種です。花の色が朝は白、午後はピンク、夕方には紅色に変化するので酒に酔ったことに見立ててスイフヨウと呼ばれます。赤と白の花がいっしょに咲いていてその彩が美しいです。午前中は晴れていましたが、午後から少し雲が出てきました。

Lang-8に英作文を毎日投稿しています。添削なしで済んだことがありません。冠詞と時制は弱点です。日本語は過去形と現在形の二つでだいたいのことが言えてしまいます。過去完了、現在完了、現在、現在進行、未来などという複雑な時制を使い分ける英語の文には、まだ混乱することが多いです。冠詞は日本語にはありませんし…。

日本語文を添削していると、日本語について気づくことがいろいろあります。日本語文には、文末の変化で「ですます調」と「である調」というふたつの書き方があります。この二つが混在すると日本語としては読み心地の悪いものになります。この辺はネイティブ以外ではわかりにくいことでしょう。なぜそんなことになっているのか、日本語を母国語とする私でも説明することはできません。
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秋の蛇
夏から初秋にかけて、今年はあまり蛇をみかけませんでした。しかし、秋分が過ぎてから続けて二匹の蛇を見ました。昨日は今年生まれたと思われる15cmほどの全身ブラックの小さい蛇に会いました。舌まで黒い。生き延びるのは大変だったことと思います。蛇は冬眠の時期が近づいてくると、栄養をたくわえるために活発に獲物を食べるようになります。冬眠に入る蛇を表した「蛇穴に入る」という季語もあります。
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天高し
御嶽山噴火での救助の様子をインターネットのニュースで読んでいます。31人が心配停止状態とのこと。これはつまり、亡くなられているということでしょう。死亡の診断は医師が下すものですから、あえてその言葉は使っていない、と解釈できます。

御嶽山は標高三千メートルを越える山ですが、登るのは容易です。噴火の当日は晴天の土曜日だったため、大勢の登山者でにぎわっていたことでしょう。御嶽山で遭難するなんて誰も想像もしていなかったはずです。頭に噴石の直撃を受けて意識不明という人が多いようです。同じ場所にいて無傷で助かった人もいれば、あっと言う間に亡くなってしまった人もあります。

こういうニュースを聞くと、誰がいつどこで死んでもおかしくないのだな、とあらためて思います。日々の生活の中で、「覚悟」を持って生きることは大事です。生死の問題は人間が恣意的にどうこうできるものではないですから。
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虫の声
秋分が過ぎて、日暮れが早くなっていることを感じています。デジタル絵画のブログには毎日ひとつずつ絵を加えていっています。準備や後片付けの手間がないので、本当に手軽に絵を描けます。リアルな画材で絵を描いていたときは、ブログにアップするために描いた絵を撮影する時間が必要でした。昼間の直射日光でない外の光を使って撮影していました。デジタルだと、パソコンの中にある絵をそのままブログにアップすることができますから、こういう点でも手間が省けます。
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秋の昼 
昨日、大叔父の三回忌に行ったあと、テレビで御嶽山噴火のニュースを知りました。登山者が大勢登っていたというくらいですから、ほとんど警戒されない中での突然の噴火だったようです。まだ大勢の方が山頂付近の山小屋に閉じ込められていて安否が心配されます。噴火や地震予知がどれほど難しいことなのか、ということをあの映像を見て思わすにはいられませんでした。さらに立ち昇る噴煙の下で山頂周辺の建物がほんとうに小さく見え、大自然の前では人間はどんなに無力な存在か痛感しました。

御嶽山に登ったことはありませんが、麓までは7年前の秋にオートバイで行ったことがあります。コスモスが咲いていてきれいでした。御岳ロープウェイの登り口まで行きました。この噴火でロープウェイもしばらく休止でしょう。観光関連には打撃だろう、とお察しします。
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金木犀
車で走っていたら、開けていた窓からキンモクセイの香りが入ってきました。彼岸花が咲くのが早かったですが、今年はキンモクセイも早い気がします。十月にならないとこの香りは漂ってこなかったように思うのですが。昨日は少し暑さが戻りました。それでももう仲秋の暑さですから爽やかです。空が澄んで青く、昼間も虫の声が聞えます。
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澄む
昨日、「できた人」と書きました。似た言葉に「できる人」というのがあります。この違いは何かと考えました。「できる人」は有能な人、能力のある人です。それに対して「できた人」を一言で説明するのは難しい。人格者や有徳者というとなんだか大げさすぎるし…。しいて言えば、立ち居振る舞いに関して誰もが安心できる人、という感じでしょうか。

「できる人」に誰もがなれるわけではありません。しかし、日々の生活の中で、心していれば「できた人」には近づけます。そのためには、自分が出会うあらゆることに、感謝の思いを持つことが大事ではないかと思います。すべてのことが自分が「できた人」になるための材料になりうる。もしかしたら、自分がいろいろなものに出会うのは、そのためかもしれません。

この世界は自分の視点ひとつで成り立っています。森羅万象の中に感謝できるところを探す。欠点ではなく、美点を探す。事柄や出来事に本来良いも悪いもなく、それにレッテルを貼ってあれこれ言うのは、人間が偏ったものの見方に囚われているからです。多分このことは人間にはとても難しい。でも目に見える能力とは関係なく、誰でもいつでもどんな立場だろうと、「できる」ことでもあります。これが「できる人」は「できた人」なんだな、きっと。
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秋の雲
秋晴れが広がっています。秋分が過ぎて、夕暮れが早くなっているのを実感します。一番過ごしやすい時期がこれから一ヶ月くらいの期間でしょう。暑くも無く寒くも無く。

新しいブログをスタートさせました。「デジタル絵画の部屋」と名づけました。デジタルといってもいろいろ描く手法はありますから、試してみるのが楽しみです。ひとまず1000枚、連続して描こうと思います。

最初は浅田真央さんと浅田舞さん姉妹を描きました。浅田真央さんはとても聡明な人だ、とソチ五輪の記者会見で感銘を受けました。彼女の情報を見ているうちに、お姉さんの舞さんも同じように「できた人」だと感じるようになりました。なかなかああはなれない。彼女たちに敬意を表して最初の作品に登場していただきました。
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九州の西の海上にいた台風は昨日の夕方には温帯低気圧に変わりました。昨夜は少し雨と風がありましたが、もう行ってしまったのか、今朝は青空が広がっています。

昨日、梨を食べました。鳥取から直売にこられた最後の梨です。今年は不作だったので、街での梨の値段は高めです。今年のりんごが出回り始めており、梨はこれで終わりかなと思います。
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秋の薔薇
北九州に接近していた台風は温帯低気圧に変わったようです。しかし、そこから伸びる前線の影響で雨が降っています。新しい掃除機で車の中を掃除しました。使い勝手がいいです。

ArtRageで福山雅治を描きました。コンピュータで絵を描くことを続けていけそうなので、絵は独立したブログに描こうと思います。リアルの絵を描いてきた『優嵐スケッチブック』とは別のブログを作って、前のように1000枚連続で描くことを当座の目標にしようかな。
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