優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2014年12月

大晦日
時が移って行くという感覚をもっとも強く覚えるのは大晦日から元日にかけてです。大晦日の夜をあらわす「年越」「除夜」といった言葉には、お正月とはまた一味違う独特の雰囲気があります。時が過ぎていくこと、時の流れ、そういうことを誰もが意識するのが大晦日、除夜です。

「年々歳々花相似たり歳々年々人同じからず」という言葉があります。花が咲くこと以上に年が移って行くことにそういう感覚を強くします。子供のころから毎年同じようにお正月を迎えているのですが、自分も変わっているし、周りの人も変わっている。世相も変わり、お正月の迎え方も少しずつ変わっています。諸行無常だなあとの感慨を改めて持つのも大晦日です。
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小晦日
小晦日(こつごもり)の今日は暖かでした。大晦日の前日を小晦日といいます。大晦日ともなれば、もう気分はほとんどお正月ですが、今日はまだそこまで行っていません。今年もあと一日かという感慨を覚えつつ、日常が営まれています。スーパーは大勢の人でごったがえしていました。新年に向けての準備が一番盛んなのが昨日、今日あたりではないでしょうか。大晦日から元日にかけては寒波がやってくるとの予報です。特に日本海側は大雪の恐れがありそうです。
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年の暮 
一年の終わり、12月も押しつまったころを「年の暮」といいます。昨日、山へ行く途中で黒松をたくさん積んだ軽トラックとすれ違いました。門松用の松でしょう。迎春準備はクリスマスが終わったころから一気に始まります。町の飾りつけがそれまではクリスマス関連だったものが、お正月のものに切り替わります。クリスマスは日本人にとってはお正月を迎えるためのプレイベントという感じがあります。
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年惜しむ 
「年惜しむ」とは、一年を振り返って、その年が過ぎ去っていくことを惜しむ気持ちを表した季語です。テレビ番組でも、今は通常の編成ではなく、年末特集として一年を振り返るいろいろなことをまとめとして放送しています。今年もあと三日と少しになりました。今頃から三が日中くらいが気分的には年末年始の特別な一週間です。

今日は宍粟50名山の国見山に登ってきました。朝は晴れていましたが、お天気は下り坂で山から下りてきたところで雨が降り始めました。今日も山では誰にも会いませんでした。
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雪山
いいお天気で暖かく、宍粟50名山のひとつ禅師山に登ってきました。低い山は冬のこんな日に登るのが一番快適です。山頂からは北に雪を被った山々が見えました。今年最後の週末、すでに年末年始の休暇に入っておられる方も多いでしょう。山では人に会いませんでした。

登山口までは、格安スマホのルーターでAndroidタブレットをナビ代わりにして行きました。docomoの電波と同じ範囲をカバーするため、市街地でなくても大丈夫。音声案内はやはり便利です。市街地や自宅では容量無制限のWiMAXを使い、それ以外の場所ではこのルーターを使います。
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クリスマス
今年の冬至は太陽太陰暦の11月1日が冬至にあたる「朔旦冬至」でした。これは19年に一回巡ってきます。昔は大変めでたいこととされ、古代の天皇は祝意を受け、祝宴を催したそうです。今は太陽暦なので、言葉しか残っていませんが、言葉が残っているだけでそういうことがあったということを知ることができます。冬至の日が新月だったために、クリスマスイブ、クリスマスの夕刻には西の空に細い月が見えました。
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クリスマス 
10年くらい前に買ったパタゴニアのジャケット、冬に随分お世話になりました。ここ2年ほどは着る機会が少なくなっていました。しかし、捨てるのももったいないと思い、部屋でも着れるようにベストにリフォームしてもらいました。ジャケットだと、袖の部分があって、部屋ではもこもこしてなかなか着られませんが、ベストにすると腕が自由になり、外でも部屋の中でも着られます。見事な仕上がりにさすがはプロ、と感心しました。腕の部分はレッグウォーマーにリフォームしていただくことになりました。
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クリスマスイブ 
明日のクリスマスは午後から寒波の襲来でまた冷え込みそうです。今日は靄がかかったような天気で、夕陽がとても赤く大きく見えました。クリスマスソングの定番の一曲が山下達郎の『クリスマス・イブ』です。発表は1983年ですから、もう31年も前の曲です。しかし古さを感じない。JR東海の新幹線のコマーシャルに使われ、そのシリーズをまとめて動画にされているものがありました。1988年から2012年までの8本を続けて見ると、1990年代前半まではまだ携帯電話が一般的ではなく、それゆえに待つ方の気持ち、どきどき感を伝えられる素敵なCMになっています。

万両
新年を前に母といっしょにお墓参りをしてきました。昨日までの冷え込みがゆるんでほっと一息つける一日でした。墓地の背後は山になっていて、獣害を防ぐための柵が新しくめぐらされていました。お供えものなどを食べにくるのでしょうか。隣のお墓との間ある万両が真っ赤な実をつけていました。これまでずっとここのお墓に来ているのに、ここに万両があったことに初めて気がつきました。万両はヤブコウジ科の常緑低木です。実は冬中落ちず、色の少なくなった真冬の山野や庭園に彩りを添えてくれます。
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冬至 
今日は冬至です。姫路は晴れて一面に霜が降りています。瀬戸内海沿岸部の典型的な冬の朝の風景です。土曜日にWindows8.1タブレットのLenovo Miix 2 8が届きました。Androidタブレットはひとつ持っているのですが、これの難点はIEが見られないことでした。ウェブの画面にはまだIEでしか見られないところがいくつもあります。仕事上、そうしたページを見る必要性があり、外出先でもチェックできるようにしたかったのです。もともとの製品にはOfficeが付属していますが、私はOfficeが不要なので、それを抜いた製品を中古品として買いました。

触ってみて、Androidタブレットとはかなり使い勝手が違うと感じています。WindowsPCの一種が、物理的キーボードを失っている感じと言えばいいでしょうか。キーボードになじんでいる身としては、操作に慣れるまで少し時間がかかりそうです。ケース付きキーボードがあり、あまりに使いにくければそれを買うことも考えています。

しかし、これを使うと重量は倍近くになります。Windows8.1PCで最も軽いレッツノート RZと変わりません。価格は一桁違いますが。本体重量がレッツノートRZは745g、MiiX28は350gです。このレッツノートの軽さは驚異的です。ルーターを持ち歩くことを考えると少しでも軽い方がよく、キーボード無しでの操作に慣れようと思います。スペックが小さいので、タブレットではそんなに複雑な作業はできません。
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