優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2015年01月

春隣 
朝、窓の外を見たら雪が舞っていました。すぐにやみましたが、その後も日差しが出てはしばらくすると翳って雪がちらちらするというお天気になっています。気圧配置は冬型。吹き付ける寒気の雲が日本海側に並んでいます。その余りの寒気と雪が瀬戸内海側にも流れてくるのです。瀬戸内海側では、真冬よりもむしろ春先に雪がよく降ります。積雪になるのは一冬に二三度あるかないかというところです。
IMG_1331

春近し 
今朝は雨になっています。昨日、増位山の頂からは見通しがよくきき、大鳴門橋、四国、小豆島などもきれいに見えました。すっきり晴れた日ではなかったのですが、一昨日の夜に強い風が吹いたせいでしょう。増位山の頂は、一昨年の暮れに東側が少し広く切り開かれました。一年たって、残っていた低木の枝が伸びてきていましたが、それも昨年末にまた刈られました。東側へ少し斜面を下りると、家島、小豆島の全体像が見えます。写真の手前が家島、奥に一段高いのが小豆島です。
IMG_1418

大根 
先日、塩糀で大根の一夜漬けを初めて作ってから、すっかりその美味しさにはまっています。漬物をふだんはほとんど食べないのですが、こればかりは、美味い。冬の季語に「沢庵漬」もあります。沢庵漬は、干した大根を塩を混ぜた糠に漬け、重石で圧して作ります。塩麹で作る大根の一夜漬けは、生の大根を厚さ5mmほどの銀杏切りにして、塩麹といっしょに混ぜるだけでできあがります。とても簡単なのに、何度も食べたいと思うほどの美味しさです。
_SL1500_

寒林 
昨日の夕方から風が強くなり、夜はごうごうと風の音がしていました。冬型の気圧配置になって雲の多い空模様です。

毎日デジタルで絵を描いています。リアルの画材で絵を描く場合、画材の癖や特質をつかんで、それを活かした描き方をする必要があります。デジタルで描く場合もそれは同じです。お手本などはなく、描きながら試行錯誤していますが、それが面白さのひとつでもあります。デジタルならではの描き方もあります。画材を好きなように混ぜて描けるのはデジタルならではです。油彩で描いたところを消しゴムで消すなどということは、リアルな画材なら無理ですが、デジタルでは一つの描画法になります。
IMG_1390

寒紅梅 
増位山で最も早く咲く八重の紅梅がほころび始めました。京都や六甲で蝋梅を見て、春が近づいていると感じました。梅が咲き出したのを見つけると、さらに春はすぐ隣まで来ているとの思いが強まります。昨日は午後から雨になって夜はかなりしっかりと降りました。今朝は雨があがり、日差しがまた一層明るくなったのを感じました。冬はあと一週間で終わります。その先触れとなる梅の開花です。
IMG_1415

寒港
六甲全山縦走路を西から登っていくと、展望が開けて最初に目に飛び込んでくるのは明石海峡大橋です。その後は垂水から須磨にかけての海岸線が目に入るようになり、上から見ると都会に残る須磨の砂浜が貴重なものであるとわかります。須磨アルプスを過ぎ、高取山に登ると、神戸港や神戸の都心部がすぐそこに見えてくるようになります。

ポートタワーは神戸港のシンボルではありますが、スカイツリーのように圧倒的な存在感のある建造物ではなく、ビルの間にひそやかに建っているという印象です。それでもあの特徴的な赤い鼓形は遠くからでも見分けられます。神戸市の原付のナンバープレートにはこのポートタワーがあしらわれています。
IMG_1411


蝋梅 
昨日歩いた六甲縦走路の西の起点に近い須磨浦公園では蝋梅が咲いていました。振り返ってみると明石海峡大橋や淡路島など明石海峡を広々と眺められます。昨日はやや霞んでいましたが、空気の澄んだ日ならまさに絶景と思います。神戸の魅力は海と山がすぐそこにあるということでしょう。
IMG_1392

寒霞 
六甲全山縦走路の西の起点・塩屋から旗振山、須磨アルプス、高取山を越えて鵯越駅まで歩いて来ました。最高峰の高取山でも標高320mと低山の連なりですが、起点はほぼ海岸近く、途中二度、標高100m以下まで降りてまた登り返すという行程で、なかなかハードでした。よく晴れていましたが、気温が高く山の上から見る市街地や海は霞んでいました。これから何度かに分けて、途中のハイキングルートも使いながら、六甲全山縦走路を宝塚まで踏破するつもりです。
IMG_1395

寒の朝 
近所に小学校があります。今頃になると、毎朝「みなさん、おはようございます。窓を開けましょう」という声が聞こえてきます。6年生の児童が担当して毎朝放送しているのだろうと思います。今朝、北を見たら、笠形山が雪化粧しているのが見えました。標高は1千メートル足らず、播磨でも比較的南にある山なので、意外です。週の半ばに降った雨は山では雪だったようです。
IMG_1387

春を待つ
昨日は一日中雨でした。外出はせず、部屋で過ごしていました。このところ、絵を描く時間が長くその分読書の時間が減っています。一日24時間で生存に必要なことをする時間を除けば、自分の自由に使える時間というのは限られています。あれもこれもやりたいことはいろいろありますが、優先順位をつけてやっていかないといけません。

やりたいと思ったこともそれなりに楽しんでできるようになるまでにはある程度の時間がかかります。時間がかかるからこそ面白いという部分もあるわけで、ちょっと難しいと思うようなことを工夫して乗り越えたときが、一番喜びを感じられます。そういうことをずっと見つけていきたい。
b0255992_18262379_e

このページのトップヘ