優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2015年02月

 
昨日は旧暦の元日でした。旧暦は太陰太陽暦の一種で、東アジアの多くの国では現在の暦(グレゴリオ暦)に改暦するまでは中国暦またはそれを基にした暦が使われていました。これらの暦は基本はほとんど同じですが、標準時が異なるため、朔や節気の時期がずれます。そのため、各国で少しずつ異なる暦が使われています。日本で今使われているのは天保暦です。

天保暦は1844年2月18日に寛政暦から改暦され、1872年12月31日まで公の暦として使われました。この天保暦が18年後の2033年には閏月の問題で破綻することがわかっています。旧暦は1年354日で、365日には11日足りません。そこで、不足分が1ヶ月分たまって1年が13ヶ月になる年に同じ月を繰り返します。それが閏月です。

伝統的な閏月の定め方に従うと、今まで「候補月」はひとつしかありませんでした。しかし、2033年後以降は同年11月と翌年1月のふたつ生じ、どちらかを選ぶルールがないため、閏月が決められず、旧暦が作れなくなるというのです。旧暦は公式には使われていませんから、国はこの旧暦問題にかかわることはしないという方針を打ち出しています。

旧暦は非公式となってからも、農業、漁業、冠婚葬祭、占いなどの分野で重宝されてきました。大安、仏滅などの六曜は旧暦に基づいて決められるため、旧暦が作られないと、これらの日も決められません。旧正月の春節が盛大に祝われる中国では、政府が公式に中国式の旧暦を作るものと見られます。日本では誰かが「新たな旧暦」を作るのでしょうか?
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雨水 
今日は二十四節気の雨水(うすい)。春は二番目の節に入ります。少し風がありますが、明るくて暖かく春らしいお天気です。増位山の山頂に今日は3人の先客がありました。そうめん滝方面から登ってこられた地元の方のようでした。干し柿を五百個作ったという話をされていました。むいた後、湯につけてから干すと黴が来ないそうです。
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春めく 
少し暖かくなってきたように思います。電気ストーブをつけなくても昼間は過ごせました。夜に入ってからも電気ストーブ無しです。

このブログの表題に番号をつけています。最初のときからなんとなくつけはじめたものでしたが、これが時々番号がずれて、これまでも何度も訂正したことがありました。下書きに番号をふっているのですが、それでも間違える。ブログの管理者画面で記事数を確かめられるところがあり、今日久々に確認したら、番号が三つずれていました。

仕方がないので、ひとつずつ手作業でたどっていって番号を振りなおしました。4680番あたりまでたどっていったでしょうか。その間に三つもずれているんだから、何をやっていることか…。もともと、こういう注意力を必要とする作業は子どものときから苦手でした。注意力のある人からしたら、こんなことは注意力にもあてはまらない朝飯前の作業と笑われそうですが。

去年の9月から始めた『デジタル絵画の部屋』にも番号をふっていますが、こちらはまだ番号がずれたことがありません。絵ですから、記事を投稿するときはそこで題名をつけ、前日の記事の番号を確認してそれを題名の前に書きます。こうやって前の記事の番号を確認する方式にしたら、間違うことはないのだ、とようやく気付きました。ささいなことではありますが、進歩です。
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梅林 
明日は二十四節気の雨水(うすい)です。雪が雨に変わる頃という意味です。春の最初の節は終わりました。毎年今頃には「ついこの間新しい年になったのに」と思います。子どもの頃は早く大人になりたい、なんて思ったものですが、このごろは逃げていく歳月を追いかけるのが大変です。

少し風がありますが、よく晴れた早春らしいお天気です。梅林の開花はゆっくりです。休日には花の下でお弁当を広げている方の姿を見ましたが、平日は人影がありません。ひっそりした梅林をぽつぽつ咲いた花を眺めつつ歩くのはいいものです。
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春の雨 
昨夜は夜遅くなってから雨になったようです。目覚めて外を見ると、雨の後の風景になっていました。ひと雨ごとに春らしさが増していく頃かと思います。

豆苗を買って食べた後、根の部分を水に浸しておくと、再び豆苗が育ちます。苗が光の方向を求めて伸びていく様子を楽しめ、育ったところでまた食べられるという二つのメリットがあります。暖かい時期だと生長が早く、一週間もすれば前と同じくらいの背丈になって早々に食べられます。しかし、寒い今の時期ではなかなか育ちません。最初の一週間くらいはほとんど伸びませんでした。ようやくここまで生長したので、そろそろ食べごろです。
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春めく 
二月も後半に入り、光はいっそう明るく、今日は気温もあがりました。梅の開花はゆっくりながらも着実に進んでいます。このところ、一日があっという間に終わる感じです。やろうと決めていることを毎日着実にやっていくこと、それが今心がけていることです。
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二月
九州から戻るときは熊本空港を使いました。ホテルを後にしてやまなみハイウェイを阿蘇方面に向かって走っていきました。周囲は一面の草原で、日本ばなれした景観が続きます。このあたりには牧場が多く、乗馬ツアーも行われているようです。
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阿蘇山の麓を通り、すぐ西にある熊本空港へ着きました。しかし、乗るはずの飛行機の関空からの到着が遅れ、出発が2時間も遅れることに。新幹線なら熊本から姫路まで3時間で帰れます。熊本空港から関空までは1時間ほどで飛びますが、関空から姫路まで帰るのに2時間ほどかかるので、結局時間的には同じようなものです。料金も総合すれば同じようなものかと思います。
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天候は快晴、なぜこれほど遅れたのか何の説明もないのは、ジェットスターという格安航空会社だから仕方の無いことだったのかもしれません。家に帰ったときは日付が変わっていました。空港までの往復運賃と時間を考えれば、新幹線を使う方がいいと思いました。
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春きざす 
13日は快晴になり、ホテルのロビーからは正面に阿蘇山の姿が望めました。噴煙をあげる中岳、ぎざぎざの異様な形の根子岳。ホテルのすぐ背後には雪を被った九重連山があります。雄大な眺めでした。
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早春 
朝一番に露天風呂に行きました。昨日の昼は雪で、夜は闇のために周りの景色は見えませんでしたが、今朝は湯船から瀬の本高原の絶景が見晴らせました。瀬の本とは川の本、川の源流という意味だそうです。このあたりの高原は薄か萱がいっぱいに生い茂っているところが多く、独特の景観です。ひとりで湯につかっていると、東の空の雲がどんどん赤く色づいてきました。ホテルには韓国の団体旅行の人たちが入っているらしく、あちこちで韓国語を耳にします。
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春の宵 
夕食に馬刺しが出ました。馬肉料理は熊本の名物です。馬肉の炭火焼、馬肉のスモーク、馬タンのスモークなどもメニューにありましたが、いただいたのは馬刺し。さっぱりとしてまろやかな口あたりが美味でした。これからもう一度温泉に入ろうと思います。
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