優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2015年04月

春闌く 
快晴が続きます。ぐずついたお天気が続いただけに、日差しの明るさがまぶしいです。四月も下旬に入り、萌え出た木の葉の緑が新鮮です。この時期は針葉樹の暗い緑と落葉樹の新葉の明るい緑がコントラストを成しています。新葉の色もさまざまで、赤っぽいもの、白っぽいものなど千差万別です。新緑の山はいきいきとした息吹に満ち、紅葉のころとはまた違う美しさで好きです。
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春三日月 
一日晴天でした。テニスコートへ車で向かっていたら、山際の空に明るさが残っていて、日が長くなっていることを実感しました。今年の四月は雨が多く、夕刻の日の長さをあまり感じませんでした。春の季語に「日永」という言葉があります。若葉が萌えだした今頃ともなれば、寒さも遠のいてのびやかな気持ちになります。

テニスコートは東西方向にコートの縦の部分がくるように作られています。ナイターでテニスをしながら、満月が昇ってきたり、三日月が沈んだりするのを見ます。今日は旧暦では三月三日、桃の節句です。新暦ではまだ寒さが強い雛祭りですが、旧暦の今頃ならば、女の子のお祭りにふさわしい穏やかな気候です。
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山つつじ 
三日ぶりに増位山へ行ってみたら、コバノミツバツツジの花は終わりに近づいていました。自然歩道に薄赤紫の花が散っています。頂ではヤマツツジが咲きだしていました。キアゲハがきて、花を素早く飛び移り蜜を吸っています。蜜に夢中のあまり、すぐ足元までやってきました。頂のすぐ下の木にはホオジロが来て囀りを聞かせてくれました。頂から見える周囲の山は落葉樹の新葉が展開し、鮮やかな新緑の色になっています。
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桜蘂降る
今日の穀雨の雨は、風がある雨です。近隣のソメイヨシノはすっかり葉を茂らせ、木の周りには蘂が散っています。ソメイヨシノは早いものでは立秋を迎える前からすでに紅葉し始めます。葉が活動するのは四月半ばから七月いっぱいくらいということでしょうか。
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春雨 
今日は二十四節気の穀雨です。穀物を育てる雨という意味で、春の最後の節気になります。次は5月6日の立夏です。今年の4月は雨が多く晴天は数えるほどでした。日曜はこれまで全部雨だったのではないか、と思います。

昨日は天気予報で雨だと予想していたので、髪を切りに行きました。髪はのばして後ろで束ねています。こうしておくと扱いが簡単です。
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昨日は初めてETCカードを使いました。それほど頻繁に高速道路を利用するわけでもないので、これまでは使っていませんでした。昨日使ってみて、便利なものだなあと実感しました。車を止めて券を取ったり、係員さんとやりとりする手間が省けるだけで、随分感覚が違います。

交通機関のICカードにも似ていると思いました。どれもひと手間省くことによって利用者の利便性はあがり、運営者側は人手を省けて費用を安く抑えられます。そうすれば利用料を下げたり、新しいサービス開発のためにお金をかけることもできます。

少子高齢化で人口が減り、労働力が足りなくなる、と言われていますが、必ずしもそうではない、と思います。技術の進歩で、人手が不要な場面が次々出てきているからです。これからさらにモノのインターネット化やロボット技術の進歩が予想されます。今している仕事が十年先もあるか、わからない時代です。
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今朝は予報どおり雨です。昨日、みづめ桜のところで空を見上げたら西に飛ぶ飛行機の航跡がくっきりと残っていました。飛行機雲が出るとお天気は下り坂だ、といいます。飛行機雲は、航空機が飛ぶ高さの空気が冷たく湿っているときにできます。晴天をもたらした高気圧が去ったあとに現れる現象なのです。
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春の山 
犬を連れて山に登っている人に会うことが時々あります。今日は、チワワを連れた人に会いました。チワワは登山中はザックに入ってご主人の背中に背負われています。以前、電車の中でバッグから顔を出しているチワワを見たことがあります。おとなしくて、目の前で見るまで生きている犬がそこにいるとはわかりませんでした。今日のチワワもそんな感じでした。

登山口まではスマホのナビアプリを使って行きました。途中でいつの間にか終了して、路肩に車を止めて入力しなおしました。何度かナビを作動させていると、キャッシュがたまって勝手に終了してしまうようです。これからは、ナビアプリを動かす前にキャッシュをクリアしておくようにしようと思います。ccleanerをスマホにも入れているので、これを使えば簡単にお掃除できます。
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二日続きの晴天でした。明日はまた雨との予報に養父市の御祓山へ行ってきました。ひょうご100山であり、中腹に樹齢六百年のエドヒガン、みづめ桜があります。登山口からしばらくの間はコバノミツバツツジの群生地もあります。御祓山に登るには四月後半は花を楽しむ上で最適の時期であり、お天気も最高でした。

山の中にある桜なので、これほどの桜でも訪れる人は少なく、ゆったり桜を堪能することができます。桜の背後には残雪の氷ノ山が見え、青空と雪の山と桜の取り合わせを楽しみました。
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三葉つつじ 
増位山の自然歩道周辺ではコバノミツバツツジが今花盛りです。ツツジは人の視線の高さほどのところに咲いているので、森全体に点々と薄赤紫の花が散らばって目を楽しませてくれます。日当たりのいいところが好きらしく、切り払われた頂の周りはこのツツジに取り囲まれています。

今日は久しぶりによく晴れて風もなく、歩いていると汗ばんでくる陽気です。自然歩道で10人ほどの女性のグループと会いました。梅林でお弁当にされるようでした。もう梅も桜も終わっていますが、ウグイスの声が聞こえ、ベンチも東屋もあるので、寛ぐにはいい場所でしょう。ほぼ毎日同じようなところを歩いていると、森の変化が感じられて楽しいです。
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