優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2015年07月

夜立 
夕方、急に曇ってきて激しく降る大粒の雨を夕立といいます。真夏の夕方に多く、発達した積乱雲によって引き起こされ、雷を伴います。日が暮れてから降りだす場合は夜立(よだち)といいます。局地的な降り方をするため、俗に「馬の背を分ける」と言われます。

先日、ナイターでテニスをしていたら、突然大粒の雨が降り出し、あわてて屋根の下に避難しました。昼間にも一度夕立があったため、もう降らないだろうと思っていたのですが、この日は違いました。コートにみるみる水が浮いてきたため、諦めて帰ることにしました。

車まで戻るといったんやみました。このままやむのかと思いながら車を走らせていると、途中からワイパーがほとんどきかないほどの土砂降りの雨になりました。部屋の窓を一部開けたままだったので、大丈夫だろうかと思いつつ走っていると、ある曲がり角をまがったとたんに雨はほとんどやみました。
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酷暑 
「THE ICE」は、今日から愛知へ会場を移して後半が始まります。このショーは2007年から始まり、最初は愛知のみでおこなわれていました。それが2011年から他の地域にも広がり、今年は札幌、大阪、愛知、仙台で開かれます。

ショーには世界中の著名なスケーターがやってきます。演技するプログラムには彼ら自身のプログラムに加え、そのショー独自の群舞がいくつかあります。それらの振り付けを、来日して一日か二日で覚え、観客の前で見せなければいけません。それを全くあたりまえのこととしてこなしてしまう彼らの能力に驚きます。

ショーの座長である浅田真央さんが一番の喝采を浴びていましたが、それに次いで観客を熱狂させたのは、ウズベキスタンのミーシャ・ジー選手でした。彼は一番好きで尊敬しているという高橋大輔のプログラムからハイライト部分をピックアップし、組み合わせて演じてくれました。独特の上半身の動き、複雑華麗なステップを再現。観客を喜ばせる方法をよく知っているなあと思いました。

ソチオリンピックで、浅田選手がSPで失敗した後、彼はTwitterに「マオを励まそう!」とハッシュタグ付きのツイートをしました。それにこたえて、世界中の著名なスケーターも含め膨大なツイートが寄せられました。日本のファンは彼の行動に感謝し、次のショーにはぜひ彼を呼んで欲しいというリクエストがたくさん寄せられたそうです。情けは人のためならず、の典型です。


2015-07-25ザアイス・ミーシャ・ジー・高橋大輔ト... 投稿者 figyua22

炎暑 
「THE ICE」は真夏の氷上祭典と銘打っているとおり、例年7月末から八月初めにかけておこなわれます。去年もとても暑かったのを覚えています。去年、アリーナの一番前を取ることができ、スケーターとの距離の近さに感激しました。リンクをいっぱいに使って滑りますから、一番近くに来たときは、外国人スケーターの瞳の色がわかるほどです。

今年も同様に一番前の席で楽しみました。外は灼熱の太陽が照りつける中、氷の上で繰り広げられる夢の世界です。生身の人間が目の前でさまざまな技を見せてくれると、本当に迫力があります。映像では決して得られない体験です。

ショーは二部に分かれていて、一番最後にスケーターと観客全員でダンスをするという趣向があります。そのダンスレッスンを一部が終わったあとにやりました。本来は会場の大型モニターで映像を流すところでした。しかし、モニターが故障して、急遽、リンクで浅田真央さんが直接振り付けを見せながら指導してくれました。

観客は大喜び。一部の最後に滑り、そのまますぐに着替えて登場してのダンスレッスンでした。リンクを回ってひととおり終わって、戻ろうとすると、「真央ちゃん、もう一回!」という声がかかり、それに応じてもう一度リンクを回りながら指導してくれました。大阪会場だけのボーナスでしたね。


2015theice Opening 投稿者 hana02014

日傘 
日曜日に大阪市中央体育館でおこなわれた「THE ICE」に行ってきました。午前11時の開場だったため、それにあわせてでかけました。よく晴れて日差しが強く、最寄り駅の「朝潮橋」からは日傘をさした大勢の人が体育館を目指して歩いていました。

会場に入ると涼しくてほっとします。入口横には、浅田真央さんのスポンサーであるエアウイーヴとアルソアが展示ブースを設けていました。両社とも彼女をメインキャラクターにして、かなり売り上げを伸ばしたはずです。私もエアウィーヴライト シングルを買って一年以上使っています。身体が浮いているような寝心地。冬暖かく、夏は涼しいのもいいです。

LOTTEがこのアイスショーのメインスポンサーで、去年は座席にコアラのマーチがひとつずつ置いてありました。しかし、今年はアルソアの石鹸のサンプルが置いてありました。
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熊蝉 
クマゼミは朝日が差し始めるころから午前中にかけて最もよく鳴きます。昨日までの雨があがり、上空に水蒸気は残っていますが、今日は晴天になりそうです。先ほどからいっせいにクマゼミが鳴き始めました。真夏らしいお天気が戻ってくるでしょうか。8月8日が立秋なので、夏はあと二週間で終わります。
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梅雨明け 
今日は二十四節気の大暑です。今が一年中で最も暑いころです。しかし、台風が去った後、梅雨明けしましたが、晴れたのは20日、21日の日中くらいで、21日の夜からまた梅雨のようなお天気になっています。小学校や中学校はすでに夏休みに入っています。子どもの頃、夏休みが始まる時期にこんなに雨が多かった記憶はありません。からっと晴れて真夏の太陽が眩しく、まさに夏休み、という雰囲気でした。
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昨日、ナイターでテニスをしていたら、周りのフェンスに張られている網にしがみついてクマゼミが脱皮をしていました。蝉の脱皮は早朝かと思っていたので、驚きました。テニスボールが飛んきてぶつかりかねないのですが、もう半分くらい身体が出ていて、今さわると翅が十分伸びないため、そのままにしておくしかありません。

クマゼミはたくさんいるのか、テニスコートをもぞもぞと歩いている別の終齢幼虫も見ました。こちらは踏み潰されないようにコートの外へ出しました。
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海の日 
兵庫県美方郡香美町の瀞川山に登ってきました。台風が去った後もからっと晴れ上がることはなく、今日も午前中は雲の多い天気でした。山頂からの眺めは素晴らしく、氷ノ山、鉢伏山、妙見山、蘇武岳、三川山など但馬の主な山を間近に見ることができます。頂上でお昼を食べているうちにお天気がぐんぐんよくなり、午後は晴れてきました。近畿も梅雨明けです。
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朝は雨が降っていました。昼ごろからは曇って、今ようやく青空が見えるようになってきました。気温はそれほど高くなく、窓を開けていれば扇風機も不要です。午後三時を過ぎてから、増位山の森へ行きました。この時間帯になるとヒグラシが盛んに鳴いています。ヒグラシは「日暮し」の意味で、午後から夕方にかけてよく鳴くため、こう呼ばれるようになりました。蝉によって鳴く時間帯に好みがあります。朝けたたましく鳴くのはクマゼミです。


青葉 
台風が去って晴天になるものとばかり思っていましたが、今朝は雨です。梅雨明けもまだ。気温は低めで扇風機をつけず、部屋の窓をわずかに開けているだけで過ごせます。昨日、山へ行ったら、自然歩道に木の枝や葉がいっぱい落ちていました。朽ちたまま立っていた木が横倒しになっていたりもします。嵐は物理的新陳代謝です。
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