優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2016年01月

春を待つ
テニス肘の予防のためにサポーターを購入しようとAmazonを見ていたら、グリッドフォームローラーというものを見つけました。筋膜リリースのために使う道具です。筋肉は筋膜におおわれており、そこに癒着があると、コリや痛みになります。それを解消するための道具です。
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これを見て、とっさに頭に浮かんだ映像がありました。昨年末におこなわれたフィギュアスケートの全日本選手権の舞台裏を映した動画の中で、浅田真央選手がこれを持っているところが映っていました。そのときは、これが何かわからず、このオレンジ色の筒のようなものはいったい何だろうと思いました。
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トップアスリートが試合会場にわざわざ持ってくるほどのものです。身体の手入れに使う何かだろうと漠然と思っていました。それが、サポーターを探していたところで偶然見つかったのです。興味がわきました。テニス肘は単に肘だけの問題ではなく、身体全体の筋肉の使い方や手入れを見直した方がいいだろうと思っていたので、これを手に入れることにしました。

使い方は身体のそれぞれの筋肉の下にこれを置き、コロコロ転がします。これがなかなか心地がいいのです。肩こりや足腰のはり、だるさ等でお悩みの方にはお勧めです。
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寒中 
ようやく寒らしい気温になっています。随願寺の境内でトカゲを見ました。通常ならまだ冬眠中の時期ですが、暖冬だったために早めに穴を出てきたのでしょう。しかし、今日の気温では動きまわることもままならず、触れてもほとんど動きませんでした。夏ならささっと逃げてしまうところを、じっくり観察することができました。

爬虫類が冬眠するときは体温や内臓の動きなどを最低限におさえ、仮死状態のようになっています。活動したり、体温を維持するにはエネルギー(食べ物)が必要なので、消費エネルギーを極力抑えることによって、彼らは寒い時期を乗り切っています。
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冬の梅 
暖かい日が続いていましたが、昨日、今日は少し気温が下がり、寒らしさを感じます。11日に京都の北山を歩いたとき、白梅が咲いているのを目にしました。

一昨日テニスをしましたが、どうも肘の調子がよくありません。軽度のテニス肘か、と思います。前回肘を傷めたときは、前腕を酷使したためにテニス肘と同じような症状になりました。一般にテニス肘というと、大部分がバックハンドテニス肘です。これは親指側、つまり肘の外側が痛みます。しかし、今回は小指側に違和感があり、フォアハンドテニス肘です。

無理をするといけないので、安静を心がけます。テニス肘を繰り返さないためには、プレー前後のストレッチが大事です。身体のもっと大きな部分、たとえば股関節や下肢などはよくストレッチをするのですが、前腕部のストレッチをなおざりにしていました。
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寒暁 
大晦日に買ったばかりのHPのノートパソコンの電源が入らなくなりました。20年近くの間に10台以上のノートパソコンを使ってきましたが、電源が入らないというトラブルは初めてです。しかも購入してまだ10日。スペックが小さいマシンなので、FireFoxをダウンロードしたくらいで操作らしい操作もしていない状況です。

11日の朝に症状が発生し、昨日カスタマーサービスに電話したところ、ひきとり修理ということになり、さきほど持って帰られました。安物買いのなんとやら、になってしまうのかなあ。

カスタマーサービスは中国にあるようでした。日本語のコミュニケーションは十分とれますが、係員の方に中国語なまりがあります。最初の応対でひきとり修理と決まり、修理依頼書をメールで送ってもらうことになりました。それがなかなか届かず、再度電話したら、次の方もやはり中国語なまりで、カスタマーサービスそのものを中国にアウトソーシングしているんだな、とわかりました。

メインマシンとして使っているPanasonicのLet's noteのカスタマーサービスにもこれまで何度か電話をしたことがあります。こちらは全員日本人でした。結構ややこしいことをたずねたこともあり、Panasonicのカスタマーサービスにはとても満足しています。Let's noteシリーズを使い続けようと思う理由のひとつがこのカスタマーサービスの対応です。

カスタマーサービスに電話するのは、消費者がトラブルに見舞われているときです。かゆいところに手が届くような、サービスの極致を求めているときだといってもいいでしょうか。さらに、カスタマーサービスは消費者が会社の人間とじかに触れる唯一の場面です。ある意味で会社の顔ですよね。PanasonicとHPのカスタマーサービスへの意識の違いを感じた今回でした。
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薪ストーブ 
京都一周トレイル、昨日歩いたコースの後半に『山の家はせがわ』というレストランがあります。今回のコースは途中に公共の建物や寺社などがなく、お手洗いを使えるのがここだけということもあって、立ち寄ることにしました。

京都一周トレイルの地図を見て、「こんなところにレストラン?」と思いましたが、北大路にあるハンバーグで有名な『はせがわ』の姉妹店とのこと。京都一周トレイルのコースは二ノ瀬から山に入りますが、氷室で集落に出て、このレストランの手前で府道31号に合流します。ゆるやかな坂道を300mほどくだっていくと、看板が見えてきました。

店は大きな手作りのログハウスでウッドデッキにはぶらんこやハンモックなどが並べられています。ドアを開けて中に入ると薪ストーブが燃えていました。車で来る人にも新鮮でしょうが、山道を歩いて来た身にはほっと一息つける空間です。

ハンバーグセットをいただきました。サラダとスープ、ライス、食後のコーヒーがついて1300円でした。ハンバーグはジューシーでとても美味しかったし、ライスがやや硬めで私好みでした。木工や陶芸の教室も開かれているらしく、お料理に使われている食器はここで焼かれたもののようです。
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寒中 
京都一周トレイルの北山コースの後半を歩いて行きました。叡山電鉄鞍馬線の二ノ瀬から歩き始め、北区の鷹峯に降りてきました。これまでは途中に寺社があったりしましたが、今回は山中をひたすら歩きました。杉のまっすぐな姿に自然と人の手が調和した不思議な美しさを見ました。北山杉は室町時代、14世紀の終わりごろからつくり始められたといわれています。日本を代表する桂離宮や修学院離宮なども、この北山杉によって建てられた建築です。
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寒の梅 
「梅」は早春の季語ですが、晩冬から咲き始めるものもあります。今年は特に暖かいため、本来なら春になってから咲くはずの品種がもう咲いています。寒に入ってからもそれほど寒い日はなく、このまま春だなと思います。

紫外線とビタミンDの関係について一昨日書きましたが、考えてみると紫外線とビタミンDのようなことはいっぱいあります。完全にプラスなもの、完全にマイナスなものというのは、この世には何一つありません。医学的な研究の結果という言葉があったとしても、あまり何かひとつの食品に偏ったり、健康法に熱中するのは考えものです。何年かたったら、全く逆の研究結果が発表されることもあります。

コーヒーなどはその一例かと思います。十年ほど前まで、コーヒーは健康に望ましくない嗜好品と思われていました。ところが、近年の疫学的研究でがんなどに対する予防効果があることがわかってきました。コーヒー業界はそれを宣伝していますが、レギュラーコーヒーに含まれるカフェインには害もあります。先日、カフェイン含有量の高いエナジードリンクを常用していた男性がカフェイン中毒死しました。何事もほどほどですね。
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水仙 
増位山では水仙が咲いています。例年なら蝋梅や水仙が咲いて、それから梅ということなりますが、今年はみな同じ時期に咲いています。今、随願寺の境内で見られるのは、蝋梅、水仙、山茶花、藪椿、梅です。山茶花は初冬から咲いていましたし、藪椿もこれから桜が散るころまでぽつぽつと咲き、長い花期を楽しめます。
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山茶花 
山の散歩に出かけるときにはいつも日焼け止めを使っていました。しかし、新年からやめることにしました。お化粧をしていないので日焼け止めくらいは、と思っていたのですが、どうもそれがあまり望ましくないらしいとわかったからです。

紫外線はがんのリスクをあげるとか、肌の老化を促すとかいわれてきましたが、その一方で大事な働きを持っています。それはビタミンDを生成することです。ビタミンDは骨や筋肉の強度を保つ働きがあり、不足すると骨折につながります。さらに近年の研究で、ビタミンDにはがんや自己免疫疾患、糖尿病、リウマチ、高血圧といった多くの病気を防ぐ役割があることもわかってきました。

日焼け止めは紫外線の吸収を95%以上もカットしてしまいます。肌の老化と骨粗鬆症を天秤にかけて、どちらが恐ろしいかといったら骨粗鬆症です。紫外線が最も強い晩春から夏にかけての時期以外は日焼け止めを使わない方がいいだろうと思います。
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寒は晩冬。最も寒さの厳しいときでありながら、光はしだいに明るさを増し近づく春を日ごと感じる頃です。今年は記録的な暖冬で、早咲きの梅が咲いています。氷や霜をあまり見ないまま、春になりそうです。

近所の庭にあるハクモクレンの花芽が日差しを浴びて銀色に光っていました。桜の咲く頃に白い大きな花を咲かせます。
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