優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2016年07月

炎熱
大阪市中央体育館で行われた「THE ICE」に行ってきました。今日のショーは中継のカメラが入っており、私たちの席はそのすぐ後ろでした。南側のど真ん中、前方はカメラだけというこれ以上ないくらいの、貴賓席みたいな場所でした。第二部が始まったときに反対側の正面に佐藤信夫コーチの姿が見えました。

ショーは素晴らしかったです。「THE ICE」は毎年趣向が凝らされていて、お客さんとスケーターが一緒に楽しめるショーになっています。

それぞれの演技についての感想を述べればきりがないほどですが、圧巻は浅田真央選手の今シーズンのEXプロ。これがもう、「何これ?」の驚きの作品でした。足元はスケート靴をはいているのですが、スケートをしているというより、まさにバレエの動き。

こういう動きが連続して、とにかく回る回る回る。涼しい顔をして動きをどんどん進めていくのですが、足元は超絶に難しいことをやっています。これを実際に生身の人間が目の前でやっているのを見ると、その迫力というのは尋常ではありません。映像では伝わりきらない、「なんか、凄いもの」。ただ驚きました。

使用されている楽曲はバッハの無伴奏チェロ曲第三番。チェロだけで奏でられる旋律にのって彼女がひたすらステップ、ステップ、ステップ。フィギュアスケートの常識を覆していながら、フィギュアスケートの真髄が確かにここにある、と感じさせるプロでした。

衣装はバロック風というのか、ブルーグレイに金の縁取りがしてありゴージャスです。背中に金の薔薇があしらわれていました。

涼風
午前中は雲って日差しが無かった分気温があまりあがりませんでした。山の散歩をしていると、樹木の存在というのは気温を大きく左右すると感じます。木陰を歩いていれば、日差しを避けられますし、森を吹きぬけていく風は心地よく、体感温度は実際の気温より低く感じられます。

私が住んでいるところのすぐそばには市川が流れており、部屋に入る風はその川面を渡ってきた風です。姫路市の南部一帯そのものが、播磨灘に面しており、その水の存在のおかげで夏は涼しく冬は温暖になっていると思います。水と緑の存在というのはありがたいものです。
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緑陰
増位山の山上駐車場には常連ともいえる人が何人もいます。山へ散歩に来ている人もありますし、昼休みには何台かのトラックがあがってきて休憩しています。この春あたりから、午前中ずっと駐車場に停めた車の中で本を読んでいる人の姿を見かけるようになりました。真夏になったらどうされるのかなと思っていたら、木陰のあるところに移動して窓をあけ、時にはドアも開けて風を入れ、読書をされているようです。エアコンのある部屋の中より快適なのでしょうか。
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浴衣
天神祭の大阪では、地下鉄でそろいの浴衣を着た親子連れなどを見かけました。環状線の最寄り駅は大変な混雑のようでした。警備の人たちも大変でしょう。

月曜日から火曜日にかけては梅雨時のような空模様でした。月曜日は午後から雨との予報でしたが雨は降らず、夜遅くなってから雨になりました。その雨が火曜日の朝にはあがったものの、火曜日の日中は雨がぱらついてはやむという天気で、夕方から本降りになりました。

この夏は猛暑といわれていますが、それほど暑いとは思いません。夏だからそれなりには暑いですが、数年前の方が暑かったように思います。あと十日ほどで立秋。日が短くなってきたことを感じます。盛夏はすでに秋の隣です。
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天神祭
昨日は大阪へ行っていました。天神祭がおこなわれており、浴衣姿の人も見かけました。昨日は川渡御がおこなわれ、花火大会もあったようです。地下鉄、環状線でも大変な混雑が予想されることから、増便のアナウンスをしていました。

天神祭は大阪北区天神橋にある天満宮の祭礼で、京都の「祇園祭」、東京の「神田祭」と並んで日本三大祭りのひとつとされています。真夏の浪花を彩る華やかなお祭りです。
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熊蝉
このところの朝はクマゼミが盛んに鳴いています。「シャシャシャシャ」とも「シュワシュワシュワ」とも聞こえる鳴き声で、特に朝はいっせいに鳴くため、空気全体がクマゼミの鳴き声で振動しているようです。

クマゼミは日本特産種の大型の蝉で、アブラゼミやミンミンゼミに比べると頭の横幅が広いのが特徴です。南方系の蝉であるため、分布域は温暖な地方に限られ、西日本から東海、関東の太平洋側に棲息しており、西日本でも日本海側や内陸部では数が少なくなり、北日本にはいません。


盛夏
暑いのですが、部屋にいると風がよく通るため猛暑という感じはあまりしません。夏の風ほど心地よいものはほかに無い、と思います。

足の状態はそれほど変化はありません。カフェインレスのコーヒーをAmazonで買っていたのですが、今回新しい銘柄のデカフェ・バリを買ってみました。これまで同じ銘柄のモカとコロンビアを飲んできました。どれも美味しいのですが、これが一番コクがあるように思います。デカフェもいろいろ出ているようなので、これから銘柄を変えて試してみようと思います。
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初蜩
家の近所ではまだヒグラシの声は聞こえませんが、増位山の森ではヒグラシの声を聞くようになりました。今日は二十四節気の大暑。夏の最後の節気です。小中学校の夏休みが始まり、一年で最も暑いころです。しかし、秋の気配はすでにあちこちに感じられ始めています。

足の違和感への対策としてカフェインレスの生活を再開しています。ちょっと油断をしてレギュラーコーヒーなどを飲んでいましたが、それを再びデカフェに戻しました。睡眠が障害されるような状態にはなっていませんから、これでしばらく様子を見ようと思います。
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蝉時雨
外反母趾用の中敷を作りました。子どものころから外反母趾で、物心ついたころにはすでに運動靴は母趾の付け根から破れていました。これまでは特に支障はなかったのですが、数年前から左の母趾の内側あたりに違和感を覚えるようになりました。

最初はごく微妙なむずむずしたような感覚が夜だけあり、ネットで調べると「むずむず脚症候群」というものがあることを知りました。カフェインが症状を悪化させるというので、一日数杯飲んでいたコーヒーをやめました。

それで一時は症状が和らいでいたのですが、ここ半年ほどでまた症状が出るようになってきました。むずむず脚症候群の場合は、夜に症状が強く出て不眠を伴うことがあるため、治療は心療内科でおこないます。三ヶ月ほど前、一時的に寝付きが悪くなったことがあり、心療内科を受診しました。

そのときは軽い睡眠導入剤のようなものを二週間分いただきましたが、寝つきの悪いのはすぐに解消され、それ以後は受診しませんでした。足の不快感はやはり続き、今度は整形外科へ行ってみました。そこで外反母趾用の中敷を作ってみることを進められたのです。

外反母趾がひどくなっていくのも嫌でしたし、これをきっかけにそういうものを作るのもいいだろうと思いました。今日、それができあがってトレッキングシューズの中に入れて歩いてみました。自分自身の足の型をとって作った中敷であるため、足にぴたっとはりつくようで、土踏まずが押し上げられる感じです。

これで足の違和感が消えるのかどうか、それはよくわかりません。整形外科の医師も私の症状を聞いて「それはちょっと難しいかも」ということでした。動き回っているときは症状は全く出ません。不快感はじっとしているとき、椅子にすわったり、横になったりして、足に重力がかからない状態のときに感じます。

この症状の出方がむずむず脚症候群を思わせるのですが、左足の母趾のあたりだけにその不快感があるというのも変な症状の出方です。カフェインを避けていたのが、最近少しコーヒーを飲むようにもなっていました。コーヒーと足の症状の出方に関係があるような気もしますが…。まあ、いろいろ試行錯誤してみます。
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盛夏
スーパーの果物コーナーではキウイフルーツが今メインで売られています。傷みにくく値段も手ごろで求めやすいフルーツです。キウイといえばニュージーランドというイメージですが、もともとは中国にあった果物で「ヤンタオ」と呼ばれていたそうです。ニュージーランドの女性教育者イザベル・フレイザーが中国から種子を持ち帰ったのがニュージーランドでの栽培のきっかけでした。

ニュージーランドでは最初「チャイニーズ・グーズベリー」と呼ばれていました。キウイフルーツの生産量が増え、ニュージーランド以外でも親しみやすく覚えやすい名前が必要とされ、ニュージーランドの国鳥のキウイに似ていることから「キウイフルーツ」という名前になりました。1980年代に世界的に輸出されるようになり、今ではニュージーランドを代表する果物になっています。
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