優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2016年09月

秋分
朝、ほんの一瞬目が覚めて時計を見たら午前五時でした。まだ外は暗く、夜明けが遅くなっていると思いました。今日は秋分、秋の真ん中です。季節の振り子が冬の極に向かって中間点を通るところです。

生野菜ジュースとサラダを食事の中心にしてから、料理が非常に簡素になりました。私はもともとグルメではないので、食事内容そのものにあまりこだわりがありません。料理に時間がかからないというのもいいです。

料理についても考えさせられました。調味料の中に含まれる塩や砂糖というのは身体にとって毒です。塩分は必須の栄養素ではありますが、それは食材に含まれているもので十分でそれ以上摂取すると害になります。砂糖は必須でさえありません。単に舌の楽しみです。

人間が進化していく途上で、調味料を使ったほうが美味しいということを誰かが発見し、美味しさ追求のために食文化が発展しました。ところが、人が美味しいと感じる塩や砂糖は、摂りすぎると毒になるものだったのです。脂肪もそこに加えていいでしょう。

20世紀前半までは感染症が死因の大半であり、塩の過剰摂取は問題になりませんでした。ところが、現代では感染症の多くが克服され、人間の死因はがん、糖尿病、脳血管疾患、心疾患といった「生活習慣病」になりました。認知症も大きな問題になってきています。

これらの疾患のベースに塩、砂糖、脂肪の摂取過剰があります。人間の代謝の仕組みは狩猟採集の時代に進化し、飢餓や欠乏に耐えられるようにできています。その一方、飽食には弱いのです。今のように食べ物が身の回りに溢れている状態を想定していません。

感染症と違い生活習慣病は即座に治せる薬というものがなく、結局自分が生活に注意してその疾患にかからないようにするのが一番です。さらにその病気だと診断されたら、生活、特に食生活を変えなければ状態が改善することはありません。

好きなものを好きなように食べてグルメを楽しめるのは20代かせいぜい30代までで、それを過ぎたら、何をどのように食べるかを考えるのが必要です。そうでなければ早晩身体を壊します。

塩や脂肪は「うまみ」を増すためにさまざまなところで使われています。ですから、何が含まれているのか食品成分を調べて買うことが大事です。以前よく使っていたお好み焼き粉には一食分3.1gの塩が含まれていました。ここにさらにソースをかけて食べていたのですから、恐ろしい話です。

私は今のところ生活習慣病はありませんが、今のような生活にして体重が減って血圧が下がることを経験しました。この先どういう変化があるか、興味深いと思っています。
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残る暑さ
台風は去りましたが、台風一過の青空とはなっておらず、雲の多いお天気です。それでも暑さはすっかりなくなり、夏の名残は身辺から消えました。

生野菜のジュースを飲むようになって三ヶ月以上たちます。近ごろジュースを搾ったあとの野菜かすをサラダにして食べています。これで野菜をほとんど捨てることなく食べてしまうことができます。

搾りかすなので、歯ごたえがないのが難点でしたが、最近ではそこに缶詰の豆を入れるようになりました。大豆の缶詰だとたんぱく質の補給にもなります。

サラダの調味料にはマヨネーズに黒胡椒、練辛子、穀物酢を混ぜたものを使います。日常的な調味料の中でマヨネーズは群を抜いて塩分が少ないのです。大さじ一杯に含まれる塩分量は0.3gです。

マヨネーズは脂質が多くカロリーが高いのですが、私がほかに摂取する脂質はジュースに入れるえごま油と間食の二十粒ほどのナッツ類くらいですから問題はありません。

朝食は果物のみ、昼食と夕食は野菜ジュースとそれを基にしたサラダを中心に食べるので、一日の塩分量は多くても5g、少なければ3g足らずだと思います。摂取カロリーは1500kcal前後です。
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台風
台風16号は20日の午前0時に大隅半島に上陸したあと、太平洋沿岸にそって東に進んでいます。外は強い雨と風が続いています。九州や四国などはあちこちで被害がでているようです。

昨夜から気温が急激に下がりました。昨日の昼間はまだタンクトップにショートパンツ、時おり扇風機を回していたのに、昨夜は羽毛の掛け布団を出しました。今日はロングパンツ、上着を着て部屋を閉め切っています。一晩でひと月季節が進んだみたいです。
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マスカット
敬老の日の昨日は母を連れて姉の家に行き、夕食をご馳走になりました。桜色のご飯の散らし寿司となめこ入りの味噌汁、きゅうりの酢の物という献立で、美味しくいただきました。

お土産に数種類の葡萄をひと房ずつ持って行き、そのうちのシャインマスカットと長野県産の葡萄を食べました。どちらも一粒が大きく、種がなく皮までそのまま食べられ美味しかったです。

台風16号が近づいていて、昨日の午後2時ごろから雨が降り始め、今も降り続いています。予報では今日の正午ごろに足摺岬の沖合いに台風の中心が達します。これから風雨が本格的になり、姫路には午後に最も接近します。川の水がすでにかなり増えており、雨量が気になります。
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稲妻
今朝は雨があがっていますが、昨日は丸一日降りました。午後からは雷も鳴って激しい降りでした。台風が近づいているので、明日からはまた雨になりそうです。

スタンディングディスクを使うようになって、息抜きにストレッチをやるようになりました。これまでもやっていましたが、まとめて時間をとっていました。10分程度ですが、それでも面倒に感じてしまうこともありました。

今はひとつの動作を思いついたときにやっているので、生活に組み込まれ気軽にできます。こういうとき、自宅で仕事をしているのはいい、と感じます。いつでも床に座ったり寝転がってストレッチすることができますから。
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立待月
旧暦8月17日の月を立待月(たちまちづき)といいます。月の出は少しずつ遅くなっていきます。立って待っているとすぐに昇ってくる月というような意味と考えられます。

18日は居待月(いまちづき)、今夜昇る月です。月の片側が暗くなり始め、名月よりは月の出が一時間ほど遅くなります。居間にすわってゆったりと月の出を迎える趣です。

19日は臥待月(ふしまちづき)です。現代ならまだ宵の口ですが、電気的な灯りのなかった時代ではそろそろ床に入るころで、そこで臥して月の出を待っているのです。月はかなり欠け、名月の華やかな興奮は去り、しんみりした雰囲気になっています。

20日は更待月(ふけまちづき)となり、月の出は午後10時ころです。かなり欠けて半月に近くなっており、月の光も衰えて寂しい情趣があります。

名月の前日は待宵(まつよい)といい、それぞれの夜にまた別の言葉がいくつかあって、昔の日本人が月をどれほど愛でたのかが想像できます。

名月だけでなく、後々までもそのイメージを心に残しながら欠けていく月を思うという高度な遊びの感覚をもっていたのです。

昨夜は雨になり、今日も雨が降り続いています。居待月は見られそうもありません。
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仲秋
秋を三つに分けると初秋、仲秋、晩秋になります。二十四節気でいえば白露、秋分の節気にあたります。だいたい九月ごろです。「中秋」は陰暦8月15日を意味します。

暑さが徐々におさまって、秋草が咲きます。家のまわりにあるソメイヨシノの何本かはもう落葉を終えてしまっています。河川敷のキクイモの下で彼岸花が咲き始めていました。

昨夜は十六夜で月をはっきり見ることができました。今日は薄曇です。日が短くなり、夜明けも遅くなりました。台風がまた近づいているようです。

明け方にふと目が覚めたら、窓の外で高いきれいな鳥の声がしました。あまり聞いたことがない声だったので、種類はわかりません。
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今日の月
昨夜の名月、お月見ができたのはどれくらいの地域だったでしょうか。姫路では午後10時ごろにわずかに雲が薄くなり月の姿が見えました。しかし、その後は雲に覆われてしまいました。

名月に関する句はたくさんあり、俳人たちはその夜を心待ちにしていました。

名月や池をめぐりて夜もすがら 芭蕉
月今よひあるじの翁舞出よ   蕪村
有合の山ですますやけふの月  一茶

夜になると闇の世界だった時代では、月はいかに大きな存在だったのかと実感できます。
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秋の頂
今夜は名月です。昼も曇っていましたが、今も雲があってぼんやりと月の光は感じられますが、名月の姿はありません。こういう状態を示す季語が無月です。雨が降ったら雨月といいます。

増位山の頂で今日始めてここに登ったという人に会いました。「姫路城はどこ?」とたずねられました。市街地の真ん中にお城を取り囲む公園の緑があり、その中央に城があります。すぐそこに城はあるのですが、市街地のビルが背後に重なって城はその中に沈んだだようになり、山の上からでは注意深く見ないとわかりにくいのです。
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菊芋
市川の河川敷では今日も保育園児の運動会の練習が行われています。広場として草が刈られているところ以外ではキクイモの黄色い花があちこちで咲いています。

キクイモはキク科ヒマワリ属の多年草で原産地は北アメリカです。日本には江戸時代末期にアメリカから家畜の飼料用として入りました。キクイモとの名前のとおり、根茎ができ、その主成分は天然のインスリンとも言われるイヌリンです。

もっとも、河川敷に生えているのは類縁種のキクイモモドキかイヌキクイモかもしれません。こちらは根茎がほとんどできず、食用には適しません。繁殖力が旺盛で荒地に生い茂っています。
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