優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2016年10月

紅葉
大台ケ原に行ってきました。紅葉シーズンで大変な人出でしたが、晴天にめぐまれて素晴らしい眺めを満喫しました。午前3時過ぎに起きて出かけたかいがありました。

午前5時に集合して大台ケ原に向かい、現地の駐車場に着いたのは午前8時半ごろでした。それでもすでに駐車場は満杯で、大台ケ原ドライブウェイの路肩にも車があふれていました。かなり下ったところに駐車し、登り返して登山道に入りました。

ここの最大の見所は大蛇嵩(だいじゃぐら)です。垂直に切り立った岩壁の先端が鎖で囲まれており、そこから周囲を見渡すことができます。写真では表現することが難しいものすごい高度感。身体がそこにあるからこそ体験できる感覚です。
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凄い人出だったので、この岩頭の先端に行くのが大変でした。ぱっと見てすっと帰られるような所ではないため、ここに立つための長蛇の列ができていました。まるでディズニーランドの人気アトラクションです。しかし、あれは、待ってでも体験するにふさわしいものでした。

待っている間に反対側にある岩壁でロッククライミングをしている人を見ていました。
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いつも鳥取から梨の直販に来る農家の方が、今回は巨大な赤梨をもって来られました。赤ん坊の頭ほどもある大きな梨です。家族三、四人で一個を食べたらちょうどいいくらいでしょう。

ひとりで食べるには大きすぎるので、カットして冷蔵庫で保存しつつ食べています。大きいですがみずみずしくて甘く美味しい梨です。保存性もよく、冷蔵庫に入れれば年を越して二月ごろまでもつということでした。
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ひいやり
「ひいやり」とは、秋が深まり肌に冷たさを感じることを意味します。「ひやひや」「ひえびえ」などとも言います。

半年前から食事内容をがらっと変えて、体重が落ちました。5kg以上痩せています。久しぶりに会う人からは「痩せたね」と言われます。自分自身で一番痩せたなと感じるのはウエスト周りです。

パンツ類のすべてのウエストがゆるゆるで、ベルトをしないとずりおちてきます。部屋で着ているウエストがゴムのものでも附属しているヒモを締めないと変な感じです。
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秋晴れ
昨日は快晴でした。増位山の頂に立つと見渡す全天に雲ひとつありません。今朝はすでに雲が出て今日はお天気が下り坂のようです。

朝晩は冷えるようになってきました。秋が短くなったと感じるという声を耳にします。ここでいう「秋」とは過ごしやすい気温の期間という意味だと思います。確かに、暑い状態が長く続き、突然気温が下がるという印象はあります。

昨日、フリーズのパンツを出してはきました。先日までハーフパンツで過ごしていたのですが。
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爽やか
以前、オイルパステルで絵を描いていました。その後、デジタルにしてしばらく描いていました。オイルパステルで描く絵は作品の置き場所に困り、デジタル画に変えたのですが、こちらは描くのに飽きてしまいました。

しばらくぶりに絵を描きたいなと思うようになりました。絵は「何で」「何を」描くかが重要だと感じます。以前から、準備や後片付けに手間がかかる方法で描くのは嫌だと思っていました。油絵とか、水彩画とか…。今回、やってみようと思うのは色鉛筆です。

以前もクーピーペンシルで描いたことがあります。しかし、今回はもっと一枚に手間をかけて細密に描く方法で描こうと思っています。一枚に時間をかければ、作品数が膨大になることもありません。描く題材も頭の中にあります。注文した色鉛筆がまだ届いていないのですが、手元に来るのが楽しみです。
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秋深し
昨日は、仕事で赤穂市に行っていました。通常なら自分の車で出かけるところですが、行き先の施設の駐車場が十分でないことからJRで播州赤穂駅まで行き、そこで仲間の車に拾ってもらうことになりました。

播州赤穂というのは正式な駅名です。赤穂市なんてほかに無いと思うのになぜだろうと不思議に思っていましたが、赤穂線が開業した当時、長野県の飯田線に赤穂(あかほ)駅があり、この名前になったそうです。
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赤穂線の電車に乗ったのは初めてでした。朝で下りの電車だったので、空いているだろうと思っていましたが、意外にも電車内には学生らしき若い男女の姿が多く見られました。関西福祉大学が近くにあるのです。

赤穂と言えば赤穂義士、忠臣蔵のふるさとです。駅の改札口を出ると階段で地上に降りるようになっており、その階段の横に義士たちを描いた「誠忠義士伝双六」の大塚オーミ陶業製の陶板画が飾られていました。
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江戸城松乃廊下の刃傷に始まり、義士たちの切腹で終わる赤穂事件の年表も駅の待合室に掲げられています。事件が起きたのは元禄14年3月14日(1701年4月21日)であり、義士たちの切腹は元禄16年2月4日(1703年3月20日)でした。

この2年足らずの間の出来事が『忠臣蔵』としてさまざままに脚色され、事件直後から現代にいたるまであらゆるメディアで人気を博して来ました。赤穂事件で一番得をしたのは芸能関係者であったかもしれません。

秋祭り
姫路を中心とする播磨地方は秋祭りが盛んな地域です。特に姫路の南部、播磨灘沿岸部は熱狂的といっていいくらいです。

秋祭りは体育の日を中心とする三連休かこの前の週末におこなわれるのが一般的ですが、これらの地域では伝統的に決まった秋祭りの日があり、カレンダー上の休日はまったく頓着されません。

学校も休みになりますし、大人も仕事を休んで祭りに参加します。盆正月には帰省しなくても祭りには戻るという人が珍しくないほどなのです。カレンダーには左右されない、本来お祭りはそういうものだと思います。

英賀神社の秋祭りは17日と18日におこなわれ、昨日は宵宮だったようです。JR英賀保駅の前を車で走っていたら、通りをはさんだ前の広場に屋台が集まっていました。

ここは獅子舞もよく知られており、それらもすでに出ていました。林立するのぼりは金糸銀糸で彩られ、姫路市の北部とはお金のかけ方が段違いだということが推察できます。
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敗荷
敗荷(やれはす)とは、枯れた蓮の葉を意味します。夏に青々と大きい葉を風になびかせていた蓮は、秋風が吹く頃になると緑色が褪せて傷つき、晩秋ともなれば茎も折れてうらぶれた感じになります。自然の移り変わり、凋落の様を端的に見せるものとしての代表格です。
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秋の野
増位山の頂から見る姫路市街、南側はお城がある市の中心部であるため、水田はほとんどありません。しかし、北側に目をやると市川沿いに水田がぽつぽつと残っています。先日まで稲穂が垂れていましたが、この前の三連休とこの週末でほぼ刈られてしまうようです。

数年前から感じていた左母趾の違和感は、モートン病ではないか、と思っています。足は内側と外側にある二ヵ所の縦アーチと一ヶ所の横アーチによって支えられています。足の指へ向かう神経は足の指の間を通っています。これらのアーチが崩れると、体重によって神経が圧迫され、しびれや痛みが出るようになります。これがモートン病です。

私は子どもの頃から外反母趾で、横アーチが崩れています。両足とも外反母趾ですが、左の方が程度はひどいのです。ハイヒールを履いたからというわけではなく、先天的に外反母趾になりやすい足だったようです。外反母趾そのものの痛みは全くなく、その点は幸いです。

外反母趾があると、歩くときに母趾側で蹴ることが難しくなり、足底の中足骨あたりで蹴る体重移動をしてしまいます。それによって滑液包と呼ばれるクッションの役割を果たす部分が炎症を起こし、指神経を圧迫します。

モートン病の特徴は症状がふたつの指にまたがって出現することです。第二趾と第三趾、第三趾と第四趾の間に見られることが多いようです。私の左母趾の場合も、第二趾の症状はそれほど強く感じませんでしたが、ちょうど鼻緒があたるあたりに違和感が出てきました。

指神経は感覚神経のため、症状はしびれや痛みのみで、運動機能が落ちることはありません。夏に整形外科で外反母趾用のインソールを作ってもらいました。今は靴にインソールを入れていますし、部屋ではくスリッパにもインソールを使っています。インソール作成に5万円以上かかったものの、先日3万円余りが健康保険から帰ってきました。

モートン病は外反母趾や偏平足と関係している場合が多いのですが、それ以外にも足にあわない靴を履き続けたり、ヒールの高い靴で滑液包部分を圧迫したりすると発症する可能性が高くなります。また、マラソンなどでこの部分に繰り返し強い衝撃が加わることによっても発症します。

決め手となる治療法はまだ整形外科領域でも確立されていないようです。まずは足にあわない靴を避け、三つのアーチを回復させる保存的療法が薦められるようです。インソールもそうでしょうし、できるだけ母趾球から母趾への体重移動を意識して歩くようにすることも大事でしょう。
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秋晴れ
快晴です。セイタカアワダチソウの黄色い花が山野に目につきます。稲刈りもほぼ終了です。昼間は半袖でいいですが、朝や夜は気温が下がるようになりました。11月になれば暖房が欲しくなるでしょう。

ちょっとした時間(たとえばお湯が湧くのを待つなどの間)にストレッチをやるようにしています。股関節まわりが中心で、ストレッチをするとすっきりします。運動機能は、心肺機能、筋力、柔軟性と大きく三つに分けられます。心肺機能はランニングやジョギングなどのエアロビクス運動、筋力は筋トレでアップできます。柔軟性をあげるにはストレッチです。

柔軟性が落ちるとケガをしやすくなりますし、身体にこりや痛みが出やすくなります。ストレッチをすれば筋肉や関節の周囲が柔らかくなり、血液・リンパの流れがよくなります。これによって代謝や免疫機能もあがるのです。

また、ストレッチで筋肉がゆるめばリラックス効果があり、身体だけでなく心の健康にも影響を及ぼします。心身の緊張はさまざまな不定愁訴につながります。不眠、うつといったものもストレッチで軽減できる可能性大です。
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