優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2016年11月

晩秋
立冬です。朝晩は寒さを感じるようになり、服装もしだいに冬のものへと変えています。ヒートテックの出番です。暖房はもうしばらく使わないと思います。服装を工夫すれば、暖房無しあるいはわずかな暖房で暖かく過ごすことができます。

昨冬までは低いテーブルを前に座って作業をしていたため、冬になると薄手の毛布を膝掛け代わりに使っていました。今年はスタンディングデスクで作業することが増えているので、この状態で下半身の保温をどうしようかと考えていたところ、いいものを見つけました。

腰巻きケットです。ウエストには三つボタンがついていて、しっかり巻けます。寒くなってきたら上半身には中綿入りのアウトドアジャケットからリフォームしたベストを着用します。部屋で作業するのに袖は邪魔です。

その袖から作ったスパッツをふくらはぎにつける予定です。これで下半身は万全です。ふくらはぎ部分というのは意外に寒いんですよね。去年はこのスパッツのおかげでとても暖かく過ごせました。
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明日は立冬です。今住んでいるところは、新興住宅地で、この十年ほどの間に周辺に住宅や店舗が急速に増えました。少し前までは水田が広がっていたところが次々と住宅になり、その間に昔からあった家がぽつぽつ見られます。

古くからあった家は庭に柿の木があるのでよくわかります。今は採る人もほとんどなく、木に生ったままにされてヒヨドリなど野鳥の冬場の餌になっています。

ハロウイン前のスーパーでは、柿があのカボチャの絵をつけたパッケージで売られていました。柿色がハロウインのオレンジ色に通じるということなのでしょう。なんでもこじつけてしまいます。それで売れれば儲けもの。結構なお値段でした。
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花すすき
晴天が続いています。今日は保健師の仕事で外に出ていました。大勢の人と話をするとお腹が空くなあと思います。山に登ったり、運動したりというのとはまた少し違う意味でエネルギーを使うというか…。

前の職場でいっしょだった人に2年ぶりくらいで会いました。「痩せましたよね〜」と言われました。生野菜ジュースの効果は確かにありますが、それと同時に、余計なものを食べなくなったというのも体重減少に大きく影響していると思います。

痩せようと思ってやせたのではなく、食生活を変えたら結果的に痩せたというのが実情です。
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桜紅葉
家のまわりのソメイヨシノはすでに落葉を終えています。おそらく広葉樹の中で一番落葉が早いのがソメイヨシノではないかと思います。一ヶ月ほど前に、もう葉を落としてしまっていた木もありましたから。

増位山の山上駐車場の前にあるオオシマザクラが今紅葉しています。見上げるとその向こうに澄んだ晩秋の空が見えます。まだ寒いというほどではなく、ほどよい気温で日中は最も過ごしやすいころかもしれません。来週の月曜日が立冬です。
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柚子
十一月に入り、昼間も気温がそれほど上がらなくなってきました。九月の天候不順で野菜が高騰しており、キャベツは一玉が税込み500円以上します。白菜も高い。予算がピンチで学校給食をお休みにした市があるそうです。

こういうとき、野菜をいただくのは常にも増してありがたいです。柚子を袋いっぱいいただきました。丸のままジューサーに入れ、生野菜ジュースの材料にしています。他の野菜や果物ではジューサーに入れても特に変化はありませんが、柚子が入るとその瞬間に柚子の香りが溢れます。
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秋澄む
大台ケ原は東大台と西大台に分かれています。観光客が気軽に訪れることができるのは東大台で、西大台は原生的な森林に覆われており、入山には事前申請と許可が必要です。これは、西大台の自然環境を守り次の世代に引き継いでいくための法律に基づく措置です。

東大台には最高峰の日出ヶ岳(1695m)があります。ここからは南に熊野灘、西に大峰連山を見ることができました。
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秋麗
大台ケ原を代表する光景のひとつが、正木嶺周辺のトウヒの立ち枯れ風景です。このあたりは半世紀ほど前はうっそうとした森林でした。1959年の伊勢湾台風やその後の鹿の食害などで木が枯れ、こういう状態になりました。今は森林の再生事業が行われています。

快晴だったので、枯れ木のむこうに熊野灘、伊勢湾が光って見えました。
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