優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2017年02月

春めく
気温があがりました。部屋で過ごす衣類も真冬のものとは変わっています。あと数日で二月が終わりなので、そろそろ「暖かい」と感じる日が増えてくるでしょう。

その陽気に誘われて今日は午後からガスレンジの掃除をしました。汚れていると思っても、寒い間は取り掛かるのが億劫で掃除をしようという気にならないものです。掃除を始めてしまえば気持ちが乗って、すっきりきれいになり、気持ちよく夕食の支度ができました。
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古巣
雨は朝のうちにあがりお天気は急速に回復しました。お天気が周期的に変わるようになり、春になったと感じます。増位山の頂を取り囲む樹木のかたわらで鳥の巣を見つけました。ずっとここに来ていましたが、鳥が巣を作っていたとは知りませんでした。

人がやってくるベンチのすぐそばなので、こんなところで雛を育てられたのだろうか、とも思いますが…。巣を作った野鳥の種類はわかりません。ツバメはわざわざ人がいるところを選んで営巣します。人がいることで蛇などの天敵から守ってもらう意図があるそうです。あと一ヶ月ほどしたら、ツバメが姿を見せるでしょう。
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紅梅
午前中は晴天でしたが、昼ごろからしだいに雲が広がり夕方から雨になっています。午前のうちに散歩に行っておいてよかったです。

毎日のように梅林を訪れますが、花の咲き方が日々違っていて楽しいです。お天気が変わるので、それに連れて梅の風情も変わりますし、野鳥の姿が見えたりします。

ここの梅林は山のくぼ地のようなところにあるので、縁の部分は日があたりにくくなっています。そのため、端の方に植えられた梅は枝を日当たりのいいところに向けて伸ばしています。
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寒もどり
今日は気温が下がりました。ナイターでテニスをしましたが、薄手のダウンを着たままプレーしても汗をかかないくらいの気温でした。風がなかったのが幸いでした。ストーブはすでに収納してしまいましたが、部屋にいる限りは特に寒いとは思いません。

最近、毎日腹筋ローラーとプッシュアップバーを使ってトレーニングをしています。ストレッチも、日課にしているものは毎日やっています。ストレッチをやると心身がすっきりします。生涯を通じて、いまが一番身体をバランスよく動かしているかもしれない、と思っています。
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午後から雨になっています。昨日の日曜日は増位山の梅林で観梅の人たちを大勢見ました。花を撮影に訪れている人、子供連れなどさまざまです。雨が降っても桜と異なり、散ることを心配する必要がありません。晴れたらまた明日も梅の香りを楽しめます。
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梅が香
昨日は午後から時雨がちでした。今日は晴天になり、増位山梅林ではハイキング中のグループなどに会いました。最も早くから咲いていた紅梅はそろそろ花を散らしていますが、梅林そのものは今からが花の最盛期でしょう。

梅が咲いていないときは稜線の道を頂上まで往復しますが、梅の時期には梅林を通ります。風を避けてややくぼんだ場所にある梅林は梅の香りが漂っています。
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雨水
今日は二十四節気の雨水(うすい)です。春の最初の節気は過ぎました。少しずつ暖かくなってきています。昨日、ストーブを清掃して収納しました。その際、収納場所の押入れに残っていた段ボールやその他もろもろをチェックして、不要物品を始末しました。定期的に収納物は見直して不要なものは処分することが大事です。

増位山の自然歩道を歩いていると、あちこちで猪が道を掘り返しているのを見ます。鼻先が頑丈で硬い山の道でも掘り返し、木の根などを食べているのでしょう。やわらかい畑の土なら造作なく掘り返すと思われます。
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梅林
一日雨になりました。ジョウビタキは中国西部からウスリー、サハリンにかけての地域で繁殖し、日本には冬鳥としてやってきます。全国の積雪の少ない地方で越冬し、三月中には渡去します。冬は農耕地の周辺、市街地などで普通に見られます。翼に白い斑がありよく目立つのですぐにわかります。

越冬期間中はオスもメスもそれぞれの縄張りを持って生活します。先日、増位山梅林でジョウビタキを見ました。色合いからメスかと思われます。オスは鮮やかなオレンジ色の腹、黒い翼を持ち、なかなかにきれいです。
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二月
三草山からの下山時は何度も雪雲がきて雪が舞っては一時やみ、また雪が降るという繰り返しでした。麓の長谷地区には棚田が残っており、日本の棚田百選に選ばれています。やわらかな曲線が並ぶ棚田の風景の向こうに三草山が見えました。
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茅葺屋根の住宅もあちこちにあり、棚田とマッチして、古き日本の里山風景を今に伝えています。今は雪が積もった景色ですが、田植え時、青田時、稲刈り間近の時など四季折々に美しい風景が展開するのでしょう。棚田の維持管理には大変な苦労が伴うと思いますが、これからもこの風景が残ってくれれば、と願います。
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春雪
三草山は大都市近郊でありながら、貴重な里山の自然を残しています。寒波が襲来した日でしたので、登山口にたどりつくまでの間に、スリップで仰向けになった車や、坂を登れなくなっている車などに出会いました。

登る前に登山口近くの「道の駅・能勢くりの郷」で休憩し、大福餅をホットプレートで焼いたものを食べました。熱々のお餅でお腹を満たし出発です。

うっすらと積雪はありましたが、山頂に着くまではお天気はよく、快適に登りました。山頂からは遠く大阪都心部のビル群が霞んで見え、その向こうにひときわ背の高いあべのハルカスも見えました。昼食を食べているうちに北東から雪雲がやってきて、六甲山、ビル群などは雪のカーテンの向こうに隠れてしまいました。
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