優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2017年05月

薄暑
神戸の鍼灸接骨院へ行ってきました。以前から足に不快な症状があり、いろいろ試していました。最初に症状が出始めたのはもう数年前になります。左母趾の内側になんとも形容のしようがない感覚があり、最初はむずむず脚症候群かと思いました。

その対策としてカフェイン抜きの飲み物に変えたり、むずむず脚症候群は神経内科の睡眠障害を扱うところが専門だというので、そこを受診したりもしました。飲み物のカフェインを抜いて一時的には軽快しましたが、結局は同じでした。

神経内科では軽い睡眠導入剤をもらいましたが、睡眠に大きな障害があったわけではないし、この先ずっと受診して薬をもらうのもうんざりだと思いました。さらにむずむず脚症候群ともどうやら症状が違うのです。

もともと外反母趾があったので整形外科を受診し、足底を支える中敷を作って、靴や室内履に敷きました。ところが症状はよくなるどころか、むしろひどくなりました。中敷を作るのに五万円もかかったのに。

この状態には弱りました。どこの科を受診すればいいのかわからないし、どこへ行ってもぱっとしないからです。ネットで調べるとモートン病ではなかろうかと思いました。

足の症状、ふだんは気にならないのです。立って歩いたり動いたりするのは全く平気です。ところが、足に体重がかからない状態、つまり裸足になって座ったりくつろいだりしていると、どうにも足がもやもや、むずむずした感じになります。足全体というわけではなく、足趾がある前半分、それも母趾と第二趾あたりが中心です。灼熱感になることもあります。

そこで、家ではスタンディングデスクを使い、座るのは必要最低限にしていました。ただ、最近は右足にも軽く症状が出てきて、このままじゃよくないだろう、と思ったのです。何が原因かはわからないにしても、軽快させるために対策をとらないと、激烈な痛みでも出始めたら困ります。

ネットでモートン病について調べたら、この鍼灸接骨院の名前が上位に出て来ました。西洋医学的なものだけでなく、こういうところもいいのではないか、と今回受診してみることにしたのです。

保険が効きませんから、一回の料金はそれなりに高いのですが、症状が軽快するならドクターショッピングをするよりずっといい。今日は施術をしてもらい、モートン病ではないでしょう、とのことでした。いくつか日常生活でのアドバイスもいただいたので、それを実行してみようと思います。
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冷房
五月が今日で終わります。山ではホトトギスの声が聞こえ始め、気温があがったと同時に湿度もあがってきました。快適な初夏の終わりが近づいています。

昨日、ネットでタイガー・ウッズが薬物かアルコールを飲んで運転し、逮捕されたというニュースが流れました。ニュースそのものよりも、そのときの彼の顔写真が衝撃的でした。

顔つきがすっかり変わってしまっています。故障に悩まされ、彼をゴルファーに育て上げたお父さんをがんで失ってから、つらい日々が続いているようです。これまでもいくつか問題が漏れきこえていました。デビューしたころの溌剌とした雰囲気はどこにもありません。

ゴルフにくわしくはないですが、彼の名前は知っています。スーパースターというのは、それに興味を持っていない人でも顔や名前がすぐわかる人のことでしょう。彼はまさにそういう人でした。栄光をすべて手に入れたレジェンドです。

こういう伝説的スーパースターでとんでもないスキャンダルをおこした人といえば、O.J.シンプソンやマイク・タイソンを思い出します。名誉もお金も有り余るほど手に入れたはずなのに、なんでこういうことになるのかな、と。

ただ、こういうものには凄い力があって、それをコントロールできない人の人生を狂わせるという話を聞いたことがあります。まだ41歳。通常なら人生はこれからが後半戦です。なんとか立ち直ってもらいたいし、これ以上スキャンダルが起きないことを願いたいです。
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初ほととぎす
増位山の自然歩道を歩いていたら、トッキョキョカキョク、と聞きなされるホトトギスの鳴き声が響きました。この夏初めてのホトトギスです。ホトトギスはウスリーから東南アジアにかけての地域で繁殖し、日本には北海道南部から九州までの地域に夏鳥としてやってきます。

托卵という性質を持っており、卵を托されるのはウグイスがほとんどです。ウグイスの鳴き声が盛んに聞こえる増位山、どのウグイスの巣にホトトギスは狙いを定めているのでしょうか。
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えごの花
エゴノキは森の中にも自生しています。花は高くで咲くため樹下に散って初めて気がつきます。

FirefoxのOutlookメールは復旧しました。何かがおかしかったのだろうとは思いますが、何がどうかはわかりません。ウェブの場合、何かがひとつ行き詰るとそこから先へ全く進めず、途方にくれることがあります。GoogleChromeでほぼ同じ作業ができるのはありがたいことでした。

もしかしたら、IEで見れば一番安定しているのかもしれません。マイクロソフトが提供するウェブメールですから。しかし、無料で使うと、サイドにでかでかと広告が表示されるのが嫌なのです。メールの文字の横でカラー動画が動き回ることの鬱陶しさといったらありません。昔のHotmailメインの頃はこんなことはなかったのに。

ウェブメールを切り替えればいいのかもしれませんが、長年使い慣れているのでそれも不便です。FirefoxやGoogleChromeなら広告ブロックをアドオンすることによって広告を消してしまうことができます。その部分が空白になってしまうのを見て、マイクロソフトせこいな、と思いますが。

IEを使わなくなったのは、IEには広告ブロック機能がなかったからでした。Firefoxは早くからアドオンでこれが使え、GoogleChromeも少し遅れてこれを導入しました。同じ頃、IEの広告ブロックに対する動きは鈍かったです。広告が消えるとサイトは実にすっきりします。同じウェブサイトをIEで見ると、その煩雑なことに驚きます。

今では金融サイトなどの特殊なサイト以外IEは利用していません。そのため、IEに広告ブロック機能がいまはもしあるにしても、これをを入れるつもりはありません。広告ブロック機能を追加することによってサイトの表示が不安定になると困ります。
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夏の蝶
花壇のアジサイのそばでコミスジが飛んでいるのをみました。翅は横長で黒褐色をしており、白い帯が前翅に1本、後翅に2本斜めに走ります。翅を開くとこれらの帯模様が「三」の字に見えるためコミスジと呼ばれます。

飛び方に特徴があり、ひらひらと数回羽ばたいてそれからすーっと滑空します。止まっているときは翅をぺたっと開いています。遮蔽物の無い山頂で見ることはなく、山で見るのは森の中で、住宅地や山麓の蝶です。
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緑陰
今朝、メールを開こうと思ったらサインインできません。普段使っているのはOutlookです。以前もこんなことがあり、検索してみましたが、マイクロソフト側には問題はないようでした。

パソコンを変えて再度やってみました。自宅ではWindows7のLet’snoteを使っていますが、外出時はWindows10のStreamを使っています。しかし、それでもダメでした。そこでブラウザを変えてみることにしました。

ふだん使っているのはFirefoxですが、GoogleChromeも入れています。以前、Chromeを使っていて立ち上がらなくなり、Windowsと相性が悪い場合もあるとのことで、Firefoxに変えたのです。ChromeでOutlookのサインインをすると、入ることができほっとしました。

PCにはIE、FireFox、GoogleChromeを入れて使っています。IEはまだそれにしか対応していない(特に金融機関などセキュリティが厳しいところが多い)ところがあり必須です。あとの二つは使い勝手はいいですが、こういう予期せぬアクシデントがありますから外せません。
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はつ夏
今日も快晴で、森を歩くには快適でした。日向は日差しの強さで暑いですが、森の道は繁った青葉で日陰となり、気温は低く快適です。時々吹く風が青葉を揺らし、揺らした風がこちらの身体の表面も通りすぎていきます。

森をひとりで歩くときは一定のペースを保ちます。これに身をまかせて歩き続けると快適なリズムが生まれ、心地よいです。ウォーキングハイです。
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花樗
花樗(はなおうち)とは、センダンの花のことです。樗はセンダンの古名でもとは衣の襲の色目から来ています。夏衣の色の取り合わせを意味し、表が薄紫ならば裏は青、表が紫なら裏は薄紫という具合です。この薄紫色がセンダンの花にたとえられました。

センダンは落葉高木、庭園や街路樹では高さ10m以下におさえられますが、自生のものでは30mを超えます。増位山にあがるドライブウェイのかたわらに今、この花が咲いています。梢の大きな葉腋から15cmほどの円錐花序が出て多数の薄紫色の花が咲きます。

古くから親しまれた花であり、清少納言は『枕草子』のなかで「木のさまにくげなれど、樗の花いとをかし」と書いています。ことわざの「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は、香木の白檀のことで、別の木です。
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卯の花
桐の花が終わり、代わって卯の花が咲き出しています。卯の花は植物学上ではウツギの花です。ホトトギスの鳴き声はまだ聞こえません。今は花がいっぱいの時期ですが、よく見ていると花は微妙に時期をずらして咲いていることがわかります。

蝶や蜂がたくさん飛び交う時期ながら、少しずつ時期をずらすことによってそれらの花粉を媒介してくれる虫たちの食料が途切れないようにしているのです。もちろん、ずらすことで媒介してもらいやすくしているとも言えるわけで、自然の配分というのは、実にうまくできているものだと感心します。
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えごの花
エゴノキは高さ5〜6mくらいになる小高木です。今が花の時期で、水平に張った枝いっぱいに白い花が下向きに咲きます。花は深く五裂しているので、花弁が離れているように見えます。

山を歩いていて、白い花がいちめんに散っているところに出会うことがあります。白い花は初夏のすがすがしい空気に似合うため、好まれて公園などにもよく植えられており、増位山の山上駐車場でも見かけます

駐車場は近隣のドライバーの昼休みのオアシスになっているようで、平日のお昼時は毎日決まった車が停まっています。中でお昼ごはんを食べてしばし寛がれるのでしょう。バネメーカーのトラック、乳業の表示があるトラック、それ以外にもいろいろ見かけます。
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