優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2017年06月

九輪草
日光では、徳川家光に殉死した家臣の墓を見ました。殉死というのは、主君が亡くなるとそのあとを追って家臣が自ら死ぬことです。今では理解しがたいことですが、この時代までは武家として当たり前でした。家光に殉死した家臣は11人、ここの殉死の墓に葬られているのは5人です。

家光の側近の中でも殉死しなかった人はありました。松平信綱です。「知恵伊豆」といわれたほどの人でした。殉死しなかったことを町人でさえ非難したといいますから、武家社会での風当たりは強かったでしょう。しかし、彼は「側近がすべて殉死してしまったら、その後の徳川家を支えるものがいなくなる」と述べ、四代将軍家綱の時代からは殉死が禁止されました。
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若楓
日光では泊まった宿の窓のすぐ外に楓がありました。標高が高いため、平地より季節の進みは遅く、まだ初夏の雰囲気の中で楓の若葉がきれいでした。街全体は杉の大木が多く、落ち着いた雰囲気でした。
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かっこう
今週の前半、日光へ旅していました。日光は標高が634m以上あり、半袖では肌寒いくらいでした。なぜ634m以上あるかわかったかというと、スカイツリーの先端と同じ高さだと示す標識を見つけたからです。大木の杉が並び、避暑地にいいだろうと思いました。
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梅雨入
梅雨入は「ついり」と読みます。昨日は仕事で六甲国際ゴルフ場へ行ってきました。サントリーレディスオープンの初日です。大会に付随してさまざまなイベントがおこなわれますが、ヘルスチェックコーナーもあり、そこでの仕事です。去年これで初めてゴルフ場に足を踏み入れました。

今年は、今季限りでの引退を発表した宮里藍選手が出場するため、去年の倍のギャラリーが詰め掛けました。スーパースターというのは、その名前だけで人が呼べる人のことを言うのだなと実感しました。

一昨日に梅雨入りし、昨日の六甲国際ゴルフ場は何度も雨がぱらついてはやむというお天気でした。それほど激しく降ることはありませんでしたが、雨でも試合は関係なく続けられます。グリーンの一画に宮里選手の等身大パネルが設置されており、大勢の人が記念撮影をしていました。
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芒種
今日は二十四節気の芒種です。稲、麦など芒のある穀物を播種する時期を意味します。田植えもこのころから始まります。夏は初夏から仲夏へ移ります。梅雨入りが近く、夜に雷雨があったりするものの、昼間はずっと青空です。次にお天気が崩れると、梅雨だろうと思います。
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明易し
一年で最も日が長いころに入っています。足の症状に関して、整形外科も再受診してきました。レントゲンで足の骨の状態を見ても変化はないようでした。ビタミンB12製剤をもらってきました。働きの中に神経組織を修復し、感覚機能や運動機能の障害を改善する、というものがあります。

鍼灸接骨院では、ゴム草履をはくことを勧められました。クロックスの ビーチサンダルを買いました。ゴム草履をはいていると、ちょうど不快感のあるあたりに鼻緒がくるのでまぎれます。暑い時期は部屋でもスリッパ代わりにゴム草履をはいていようと思います。

コーヒーもしばらく飲んでいません。前のようなカフェイン離脱症状はありませんでした。同じくらい飲んでいても、午後はデカフェにしていましたから。いまは白湯を飲んでいます。最初は物足りないかなと思っていましたが、慣れてくるとこれもいいものです。
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六月
今日から六月です。昨日、鍼灸接骨院から帰ってきたあと、もう一度コーヒーをやめてみるか、と思いました。足の症状が出る原因として考えられるのは、整形外科的なことか内科的なことだろうと考えられます。

整形外科的なことというのが外反母趾などの足の変形で、内科的なことというのは、摂取している食物による反応ということです。私はコーヒーが好きで、この症状が出始める前は毎日4,5杯は飲んでいました。ブラックなのでカロリーを気にする必要がなかったのです。

症状が出始めたときにぴたっとコーヒーをやめたら、カフェインの離脱症状が出ました。足の症状も確かに軽快したのでした。その後、なんとなくまたコーヒーを飲み始めるようになり、午後の遅い時間になると睡眠に影響するので、その時間帯になるとデカフェにしています。

最近では普通のコーヒーが一日2,3杯、デカフェが1杯という状態になっていました。カフェインだけでなく、コーヒーそのものにも何らかの作用があると考えられますから、とりあえずコーヒーをしばらくやめてみて症状がどうなるか観察しようと思います。

症状が軽快するならばコーヒー摂取との間に何らかの関係があるということです。カフェインの摂取も控えようと思うので、チョコレート、緑茶、紅茶の類も避け、飲み物は白湯です。

鍼灸接骨院から出たばかりのときはこのことは脳裏にありませんでした。しかし、家に帰ってブログを書いているうちにこの考えが浮かんで来ました。自分にとってブログを書くことの最大の意義は、自分の考え、自分の内側にあるものを書き出すことによって客観視でき、そこからまた何らかの新しいアイデアを見つけ出すことができるということです。

書かなかったら、アイデアは意識の表面に上ってこず、ぐるぐると迷路の中を行き来しているだけです。やってみてコーヒーがあまり関係ないなら、その可能性は再び排除して、次のことを考えればいいのです。何でもこういう感じだろうなと思います。
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