優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2017年08月

秋の蝉
増位山の森へ行くと、いま鳴いているのはツクツクボウシです。8月10日ごろはヒグラシの声で満ちていました。寄せては返す波のようにその声が森いっぱいに響いていました。しかし、それがすっかりなくなり、時おりかすかに鳴いているのが聞こえる程度です。
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残暑
昨日の朝は曇っていました。午後からは晴れてやや気温があがりましたが、残暑といえる暑さはそろそろ終わりだと感じました。これからは暑くても「秋暑」という感覚かと思います。今朝は晴れています。それでも蝉の声はほとんど聞こえず、虫の音がしています。
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秋蝉
クマゼミの声はほとんど聞こえなくなりました。真夏の午前9時、10時ころは最も盛んに鳴いていましたが、今はミンミンゼミの声が聞こえています。秋蝉の代表は、ツクツクボウシとミンミンゼミといえそうです。

少し前からケータイのアラーム機能を使って一時間おきにエクササイズをやっています。これ、実に効果的です。何かをしていてもアラームが鳴るので、それを止めてストレッチや筋トレをひとつだけやります。腕立て伏せをワンセット、開脚ストレッチをワンセットという具合です。

まとめてやろうとすると、時間がとれなかったり、億劫でつい飛ばしてしまいますが、ちょこっとやるのがポイントです。今は9時から17時まで、一時間ごとにセットしてやっています。そうすれば一日最大9セットのエクササイズができます。

ストレッチをやると身体がすっきりします。股関節まわりや体幹部のストレッチには特にそれを感じます。大きな筋肉が伸ばされるからでしょう。
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秋暑し
昨夜も風があったものの暑い夜でした。日中、海風が吹くのは、内陸部の気温が上がって上昇気流が発生するからです。陸は海より暖まりやすく冷えやすいため、夜になると今度は逆に暖かい海に向かって陸風が吹きます。この風が逆転するときが凪です。

私の住んでいる場所では、海が南にあるので、海風は南風、陸風は北風です。夜になっても南からの風がおさまらないのは、陸の気温がなかなか下がらないからでしょう。残暑はまず早朝からなくなっていきます。今の時期は早朝が最も快適で何をするにもいい時間帯です。
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八月
テニスラケットのグリップテープ、これまでは近所のイオンの中にあるスポーツショップで買っていました。ところが、先日買いに行くと売り場が移転して、それを機にグリップテープの取扱がなくなった、と言われてしまいました。場所をとるような製品ではないと思うのですが…。

そこで、Amazonを調べると、1枚あたり95円のスーパーウエットグリップテープがありました。破格の安さ。とりあえず、5枚注文しました。送料が250円かかりますが、それでも1枚145円です。注文した翌日には届き、さっそく巻いてみました。握った感じはこれまでの製品と遜色ありません。やはり、まずAmazonを検索してみるべき、と思いました。
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残暑
俳句で単に「三日月」というと、旧暦8月3日のものを意味します。旧暦8月15日の満月が「名月」で、ここを中心に月に関する季語が配されています。昨日の三日月は旧暦7月3日のものでした。この月が満月になると、「盆の月」です。

昨夜は風がありました。しかし、久しぶりに非常に蒸し暑い夜でした。暗くなりはじめた窓辺から西の空を見ると、山際に三日月がかかっていました。旧暦6月の三日月のときはまだ空が明るかったのですが、季節が進み宵の空にかかるようになっています。
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新涼
暑い間の昼間は窓を開け放っています。南北に風が通り抜けとても涼しく、扇風機さえ不要なくらいだからです。そのため、蜂、蝉、トンボ、蝶、蝿などいろいろな生き物が入ってきます。先ほどがさがさと音がしたので、見れば野鳥が電灯の上にとまっていました。

ムクドリかと思いましたが、目をやるとすぐに窓の外へ出てしまいました。再び一瞬物干し竿にとまり、それから空中へ。昆虫には驚きませんが、野鳥にはびっくりしました。
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八月
昨日、『戦争にチャンスを与えよ』(エドワード・ルトワック/文春新書)を読みました。刺激的な題名です。「二度と戦争をしてはならない」というのが絶対命題である日本では、特にそうでしょう。「戦争反対」と唱えていれば戦争が回避されるならいいです。しかし、これは周囲の国との関係で決まることです。

著者は軍事戦略を専門とし、戦争には役割があると述べています。倫理道徳の面からでなく、純粋に「現象」として戦争を見て論じています。そして、今、戦争に関して最もひどい欺瞞は、国連やNGOによる「人道介入」であると非難しています。

戦争を「火」にたとえ、火種が燃え尽きるまで放置しておけば、自然鎮火するのに、介入によって火を凍結するから、いつまでたっても鎮火せず、結果的に紛争を長引かせることになっているというのです。それを朝鮮半島、パレスチナ、旧ユーゴスラビア、ルワンダなどさまざまな紛争地域の例を出して述べています。

介入するなら徹底的に介入し、犠牲を厭わず50年以上そこに駐留して、地域を根底から変えるくらいの労力をそそがなければなりません。しかし、そんなことができるはずもなく、自国の人的な損失は最低限にして、メディア受けする人道介入をするから、戦争にはっきり片がつかず、紛争は膿んで複雑な問題を生み続けます。

戦争は悲惨だけれど、当事国同士が「もう戦争は嫌だ」とうんざりするまでやらせてしまえば、火はおさまり、その後に復興への力が生まれていくというのです。戦後の日本もその例にあげられており、1944年あたりで介入によって停戦していれば、戦時体制は残り、海外植民地も残り、今のような日本にはなりえなかったでしょう。

原始時代以来、戦争が絶えたことがないという事実を見れば、戦争は人間の性のひとつでしょう。ルトワックは「戦争が平和を生み、平和が戦争を生む」と言っています。光と影のように切り離せないものなのかもしれません。
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秋蝶
増位山の頂周辺では夏にはたくさん蝶を見ました。モンキアゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハなどが次々やってきて、飛んでいました。秋になり、蝶の姿はほとんど見られなくなりました。

朝食の用意をしていて手の甲に小さな火傷をしました。小さいけれど水疱ができてきたので、キズパワーパッドを貼りました。機能的で使い勝手のいい道具というのが好きです。このキズパワーパッドもそのひとつで、引き出しに常備していますし、出かけるときも持って行きます。

これを使いだすと旧来の救急絆創膏を使う気がなくなります。ケガをしたら、すぐにこれを貼ります。完全防水で、貼ればそのまま水仕事ができ、傷がなおるまで数日そのまま貼っておくので手間いらずです。パッドがかさぶたの代わりをして傷口を保護しつつ潤いを保ち、キズを早くきれいに治してくれます。
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秋雷
昨日は、午後に軽い雷雨があり、それがあがったあと図書館へ本を借りに出かけました。リクエストしていた本が届いたとのメールがあったからです。本を借りて戻ってみると、玄関に不在通知の紙が…。

Amazonから商品発送を知らせるメールをもらっていました。Amazonの商品は、Amazon自身が発送するものと、Amazonに場所を借りている一般業者が発送するものとがあります。今回注文したのは後者のものでした。Amazonが発送する商品のうち、対面で受け取って印鑑が必要なものは、ヤマト運輸が配送しています。

私はAmazonのヘビーユーザーなので、ヤマト運輸のクロネコメンバーズになっています。これに登録しておけば、配送荷物がある場合、ヤマトからお知らせメールが届き、希望配達時刻を知らせることができます。これを使って、在宅時に間違いなく配送してもうらうようにしているのです。

ところが、今回は一般業者だったため、佐川急便による配送でした。昨日は配送があるんじゃないかと思いながら家にいました。ところが、図書館からのメールで本に注意をとられたため、そのことを一瞬忘れたのです。そうしたら、まるで、在宅していない時を狙ったみたいに不在通知です。こういことってあるんだよな、と苦笑いでした。
yamato1

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