2017年09月
箱いっぱいの秋茄子をみんなで分ける
すすきから暮れて彼方に光る雲
鳥取より小玉西瓜が届きけり
ぽつぽつと刈田現る快晴に
蝉の声消えて静かな秋分の森
秋の蚊に刺され目覚めし夜中かな
秋分の朝日わずかに部屋に入る
◆秋分
古代の遺跡などでは、春分や秋分の太陽の光が差し込んで、ある一定の場所にあたるように設計された建造物があります。暦を知るのにそのふたつがとても重要で、古代の人たちはそれを把握しようとしていたのです。
夏至のころの朝日は部屋の奥深くまで差し込んでいました。日の出の地点が極限まで北よりになっているためです。しだいに日の出が南にずれていき、秋分の今日はわずかに壁に朝日がさす程度でした。間もなく、部屋に日の出の光は入らなくなるでしょう。
夏至周辺の時期、午後の日差しは全く部屋に入りませんでした。南中高度が高く、日没地点が北よりだからです。しかし、お盆を過ぎるころから夕方の日差しが入り始めます。冬至前後では、正午でも日差しが入るようになり、南西側の午後は日差しが部屋の奥深くまで入ります。建物の中にいても日差しの様子がわかり、おもしろいものです。

古代の遺跡などでは、春分や秋分の太陽の光が差し込んで、ある一定の場所にあたるように設計された建造物があります。暦を知るのにそのふたつがとても重要で、古代の人たちはそれを把握しようとしていたのです。
夏至のころの朝日は部屋の奥深くまで差し込んでいました。日の出の地点が極限まで北よりになっているためです。しだいに日の出が南にずれていき、秋分の今日はわずかに壁に朝日がさす程度でした。間もなく、部屋に日の出の光は入らなくなるでしょう。
夏至周辺の時期、午後の日差しは全く部屋に入りませんでした。南中高度が高く、日没地点が北よりだからです。しかし、お盆を過ぎるころから夕方の日差しが入り始めます。冬至前後では、正午でも日差しが入るようになり、南西側の午後は日差しが部屋の奥深くまで入ります。建物の中にいても日差しの様子がわかり、おもしろいものです。

秋雨の踏切長き貨物列車
◆秋雨
昼ごろから雨になりました。気温が下がって半袖だと肌寒く、長袖のシャツを出しました。今年は涼しくなるのが早いです。
6月半ばから受診していた神経内科、今日でひとまず通院を終わりました。結局、三種類の薬を飲みましたが、足趾の不快感は軽減しないままでした。「むずむず脚症候群」という診断でしたが、果たしてそうなのかどうかさえわかりません。
ネットで調べると、典型的な症状とは異なっています。治療に使った薬は三つとも作用も副作用もありませんでした。かといって「ではほかになんの病気?」といってもあてはまるものがありません。人間の身体というのは不思議なものだと思いました。
何らかの症状が出たとして、その原因は実にいろいろで、西洋医学の診断というのは、仮説の積み重ねにすぎません。その仮説から漏れ落ちてしまったら、もう手立てが無い。痛みがあるなら痛み止め、眠れないなら睡眠薬、そういう選択肢しかありません。痛みがあるわけでもなく、眠れないわけでもないので、今のところ西洋医学的には何もできないということです。
鍼灸院には定期的に通っています。そちらも今はまだ目に見えるような効果はありません。まだ二週間もたっていませんから、効果を期待するのは早すぎるでしょう。

昼ごろから雨になりました。気温が下がって半袖だと肌寒く、長袖のシャツを出しました。今年は涼しくなるのが早いです。
6月半ばから受診していた神経内科、今日でひとまず通院を終わりました。結局、三種類の薬を飲みましたが、足趾の不快感は軽減しないままでした。「むずむず脚症候群」という診断でしたが、果たしてそうなのかどうかさえわかりません。
ネットで調べると、典型的な症状とは異なっています。治療に使った薬は三つとも作用も副作用もありませんでした。かといって「ではほかになんの病気?」といってもあてはまるものがありません。人間の身体というのは不思議なものだと思いました。
何らかの症状が出たとして、その原因は実にいろいろで、西洋医学の診断というのは、仮説の積み重ねにすぎません。その仮説から漏れ落ちてしまったら、もう手立てが無い。痛みがあるなら痛み止め、眠れないなら睡眠薬、そういう選択肢しかありません。痛みがあるわけでもなく、眠れないわけでもないので、今のところ西洋医学的には何もできないということです。
鍼灸院には定期的に通っています。そちらも今はまだ目に見えるような効果はありません。まだ二週間もたっていませんから、効果を期待するのは早すぎるでしょう。

彼岸花律儀に畦に咲きそろい
◆彼岸花
明日が彼岸の中日、秋分の日です。田の畦に彼岸花の朱色がずらりと並ぶようになりました。名前のとおり、数日前から開き始めています。時を違えずいっせいに咲くといえば、春は桜、秋は彼岸花でしょう。
ただ、彼岸花は桜ほど好まれているとは思えません。花のひとつひとつを見れば造形的に美しいのですが、なんとなく不吉なものを感じてしまう花です。花のみが先に咲いて、葉がないというのも一因かもしれません。花の色が桜のように淡ければ随分違ったような気もします。有毒草です。
墓地などにもよく咲くため、「死人花」「幽霊花」といった別名もあります。曼珠沙華という華やかな呼び名もあり、俳句ではこちらがよく詠まれます。梵語で「天上に咲く赤い花」という意味です。

明日が彼岸の中日、秋分の日です。田の畦に彼岸花の朱色がずらりと並ぶようになりました。名前のとおり、数日前から開き始めています。時を違えずいっせいに咲くといえば、春は桜、秋は彼岸花でしょう。
ただ、彼岸花は桜ほど好まれているとは思えません。花のひとつひとつを見れば造形的に美しいのですが、なんとなく不吉なものを感じてしまう花です。花のみが先に咲いて、葉がないというのも一因かもしれません。花の色が桜のように淡ければ随分違ったような気もします。有毒草です。
墓地などにもよく咲くため、「死人花」「幽霊花」といった別名もあります。曼珠沙華という華やかな呼び名もあり、俳句ではこちらがよく詠まれます。梵語で「天上に咲く赤い花」という意味です。
