優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2017年10月

晩秋
昨夕は、「姫路まちなかバル」が開催され、友人たちといっしょに食べに行ってきました。5枚綴りの前売りチケット3000円を購入し、一軒につき1枚のチケットで飲食できます。お城から駅までの歩いて回れる区域内にある飲食店115店が参加しており、バルメニューとして決まったものを出してくれます。

人気の店は長い行列ができています。幹事役の友人が前夜のうちに回るコースを計画してくれており、それに従って回ったら、最初の店で少し並んだだけで、あとはほぼ待つことなく、要領よく食べ歩くことができました。

行ったのは以下の5店です(ナンバーはまちなかバルマップの番号)。
【76】ワイン食堂Pino---タンシチュー&サングリア ここのみ15分程度並びました。煮込んでとろとろのタンシチューがスキレットに入って出てきました。

【42】和soba 天光---鶏白湯拉麺&中ジョッキ生ビール 泡立つ鶏ラーメンスープが特徴。ミニサイズということでしたが、丼の形が丸く、麺がたっぷり入っていました。

【114】アジアン個室居酒屋KOTORI---生春巻&角ハイボール 個室でゆっくりできました。このあたりでかなりおなかが膨れてきたのを実感。

【21】天晴水産ぽっぽ屋---刺身三種盛合わせ&中ジョッキ生ビール 秋刀魚と烏賊、あともう一種白身魚の刺身でした。

【97】ビストロカフェ・テルミニ---前菜2種盛&赤ワイン 肉焼ワイン酒場というとおり、前菜は肉中心。生ハムが出てきました。

少しずつ食べて飲んで歩いているうちにお腹がいっぱいになりました。ふだんこれほどアルコール類を飲むことがありません。帰りは電車に乗っていながら、かなり酔いが回っているなあ、と思いました。まちなかバルにいくのは三回目です。そぞろ歩きにちょうどいい季節であり、食欲の秋でもあり、いいイベントです。
PA261000


長き夜
人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、夢を見るのはレム睡眠の間です。このふたつの睡眠が約90分間隔で繰り返されます。睡眠時間が450分だとしたら、その間に3〜4回程度レム睡眠が訪れ、そこで夢を見ます。

朝起きたときに覚えている夢は目覚める直前に見ていた夢で、他の夢は記憶に残っていません。ですから、夢を見なかったということはなく、単に覚えていないというだけです。一回の夢がどれくらいの長さなのか、よくわかりませんが、何時間も続けて夢を見ることはないでしょう。

今朝起きたとき、覚えていた夢は長い時間経過のある夢でした。誰かとレストランで食事をしていて、手が汚れたので、洗いに行き、そのままそこから外へ出ました。なぜ外へ出て行ったのかはよくわからないのですが、非常に立派な建物の中にあるレストランで、どんどん扉をあけて別の場所へと入って行きます。

その時間経過が長く、いっしょに食事をしていた人のことを思い出し、ある時点から今度はそのレストランに戻ろうとするのですが、なかなか行き着けません。扉を開けても開けてもいろいろ別の場所に行くばかりです。相手の人が困惑しているだろうなと思っているうちに目が覚めました。

夢の中での自分自身の実感としては何時間も経過した感覚があります。しかし、実際の時間は数秒か、長くても数分ほどのことだったでしょう。夢をなぜ見るのかというのに、脳の休息のためとか、いろいろな説があります。もし脳の休息のためだったとして、では何のためにそういう映画的ストーリーのある夢を見る必要があるのか、ということには科学的理由付けがありません。

時間も不思議です。実際の時間が数秒なら数秒が埋まるような夢でいいはずです。ところが、そういう短い時間に長い時間展開の夢を見ているのです。数秒の間に数時間もの時間感覚を体験できるというのは、いったいどういう仕組みなのでしょうか。
PA230993

台風
昨日の増位山の自然歩道では、倒木、折れて飛んだ枝をあちこちで見ました。台風の中心からはかなり遠かったのですが、それでもこういう状態か、と驚きました。檜林では、風でこすれた檜の葉が無数に地面に落ちて、絨毯のようになっていました。

Chromebookを購入してもいいかもしれない、と考えたのは、久しぶりにGoogle Chromeを使ってみた感触がよかったから、ということもあります。以前より使い勝手がよくなっています。ブラウザの使い方として、メインはFirefoxかGoogleChrome、どうしてもそれしかダメなところにはIEというすみわけをしています。
IMG_4802


霜降
台風が去った後も抜けるような青空、というわけにはいかず、昨日の増位山の頂から大鳴門橋は望めませんでした。時雨雲が播磨灘の沖にいくつもかかっており、その合間から日差しがもれています。西洋では「天使の梯子」と呼ばれる現象です。日本語では日矢ともいいます。

太陽の南中高度が高い時期にはあまり見られませんが、日が短くなる晩秋から冬にかけてはたびたび目にします。冬が近づいているのだなあと思いました。
IMG_4793

野分あと
先日、安価で購入したWindowsマシンが使い物にならないという記事を書きました。その後、Let’snoteの中古機をモバイル専用に購入しようか、と頭の隅で考えていました。今日、もうひとつの選択肢に出会いました。Chromebookです。ずっと前から存在は知っていました。

Chromebookには、オープンソースのプロジェクトで開発されたGoogle Chrome OSが搭載されています。基本的にデータなどはクラウドに置き、Webブラウザ上で動作するアプリケーションを利用するため、次のような特徴があります。

1)メインメモリ、ストレージは少なくてよく、高性能なプロセッサーは不要。
2)起動が速く、バッテリが長時間使える。
3)ソフトウエアが常に最新の状態に更新される。

つまり、低スペックでも問題なく使える(安くてもそれなりの働きをしてくれる)、ということです。アメリカでは教育機関で子供向けのパソコンとしても供給されているそうです。経済的なのにセキュリティ性能が高いため、Windows7からChromebookに切り替えた企業もあります。クラウドが普及したからこそ出てきたパソコンといえます。

Macを使ったことはありませんが、Windowsの面倒なところは、OSが重いこと、毎週のように更新があり、その都度動作が遅くなることです。あの「更新中です。電源を切らないでください」という表示のわずらわしさ。最初はモバイルでChromebookの入門機を使ってみて、もし快適ならばメインマシンをこちらに切り替えていってもいいかも、と考えています。
IMG_4800

霜降
台風が去り、すっきり晴れるのかと思いきや、朝は青空が出たものの、昼ごろから雲が多くなっています。久しぶりに増位山に行きました。雨続きで散歩から一週間以上遠のいていました。台風の後で自然歩道には風で落ちた枝が無数に散乱し、枯木や弱っていた木がなぎ倒されていました。

それでも、頂上近くの蜘蛛の巣は以前のままの姿で残っていました。大きな蜘蛛は何事もなかったように巣の中央に居座っています。そばに近づくと、巣が壊された場合に備えてなのか、するすると周辺部の枝のそばへ避難していました。
IMG_4798

野分
台風は夜のうちに関東地方を抜け、現在は太平洋に出ました。姫路の朝は久しぶりに晴れ渡り、台風が長雨に終止符を打ってくれました。「天高く」の秋らしい青空の日が戻ってくるでしょうか。

今日は二十四節気の霜降。秋の最後の節気であり、次は11月7日の立冬です。お天気がぐずついている間は気温も低く、暖房器具以外の冬物の準備は、すでに済ませました。
PA230994




6時20分ごろから風雨が強まってきました。これから夜半にかけてさらに風雨が激しくなるでしょう。進路予想を見ると、明日の朝には遠ざかり、雨は午前中にはやみそうです。午後からは久しぶりに青空を望めるかもしれません。

先日スーパーへ行ったら、果物売り場にずらっと柿が並んでいて、「10月26日は柿の日」と書いてありました。なぜこの日が柿の日かというと、正岡子規が10月26日から奈良へ旅行して、「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだとされているからです。

この句は有名で、日本人ならほとんどが知っていると思います。子規は柿が大好物だったといわれています。それだけでなく、大の食いしん坊で、脊椎カリエスで激痛に苦しみつつ寝たきりだった晩年でさえ、食欲は旺盛で、いろいろ珍しいものを取り寄せては食べていたとか。
富有柿の食べ頃

野分
台風21号は日本列島の南を北東に向かって進んでいます。兵庫県南部に最も近づくのは今夜9時ごろ、その後はしだいに離れます。上陸地点は東海から伊豆半島あたりでしょう。その後首都圏を抜けて東北の太平洋岸を通りそうです。

今日は一日北東側の窓に雨が吹き付けていました。まだそれほど強い風はありません。ずっと雨が降っているので、川の濁流度合いがしだいに増してきています。衆議院議員選挙の投票を早めに切り上げる自治体があり、中にはフェリーが欠航して投票箱を運べないため、開票が明日にずれこむ選挙区もあるようです。
PA220992

野分
雨です。今日は一日雨の予報です。まだ風はありませんが、しだいに強くなり、今夜から明日の午前中にかけて暴風雨の予報になっています。降り続く雨のためにすでに川の水かさはいつもより増えており、これから非常に激しい雨が降ることを思うと、水害の危険性も十分考えられます。

ただ、予報円の進み方を見ると、兵庫県南部地方は、かすめる程度ですみそうな気配です。台風の中心は首都圏に向かっています。15mの強風圏の大きさを見るだけで、超大型で非常に強い台風だというのがわかります。
1721-00

このページのトップヘ