優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2018年03月

暖か
暖かくなったので、髪をカットしました。髪が多いので軽くなり、春らしい気分です。今週は晴天で気温もあがるようです。ソメイヨシノもぽつぽつ開いてきました。この暖かさが続けば今週末はこの辺でもお花見日和でしょう。

梅林にジョウビタキがまだいました。冬の渡り鳥なので、そろそろ繁殖地のシベリア方面へ帰るころです。
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初桜
増位山から市川をはさんだ向かいにある山はヤマザクラがたくさん生えています。昨日は頂から双眼鏡で花を探してみると、ぽつぽつと咲き始めているのが見えました。家のまわりのソメイヨシノも蕾が満々と膨らんで今日明日にも咲きそうな気配です。

先日見たアートが飾られていた随願寺本堂の厨子の扉です。この正面に「徳潤身」と書かれた書が飾ってありました。「徳は身を潤す」という意味で、どこか仏教的な響きもあります。
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初燕
昨日、車を運転していたら、目の前をすーっと横切る影がありました。ツバメです。彼岸を過ぎ、春は後半に入りました。今日は昨日よりさらに気温があがり、桜の開花が進むでしょう。部屋の中よりも戸外の方が日中は暖かい時期になります。
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紅梅
天気予報どおり、今日は快晴で暖かです。増位山梅林の最も遅く咲く紅梅を見上げるとその上に昼の月が出ていました。今年は剪定されている梅が多く、場所によってはあまりたくさんは咲いていません。ここ数年枯れている梅の木が目についていました。今年はたくさん剪定され、牛糞の肥料を施して、木の手入れを本格化させておられるようです。
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彼岸寺
最近は、増位山へ散歩に行くと、梅林を通ってひととおり梅の花を眺めてから本堂前へ出て駐車場へ戻るコースを歩いています。本堂前に出ると書をベースにしたアートの展覧会が本堂と開山堂を使って行われていました。

誰でも見られるようでしたので、中に入ってみました。雄渾な書、文字を組み合わせて絵のようにした作品(それが詩にもなっています)、ライトなどを書で覆った三次元的な作品などいろいろありました。作者は小林勇輝さんという方で、開山堂にいらっしゃったので、少しだけお話することもできました。

ニューヨークでも作品展をされており、千羽鶴をモチーフにした作品が伊勢志摩サミットのカップ&ソーサーの図柄として採用されています。書の作品は二ヶ月くらいずっと同じ字を書き続け、そこから作品を選ばれるとのことでした。文字全体から身体の動き、呼吸、作者の勢いが伝わってきます。

お寺(本堂は重要文化財)で展示されることで、作品とお寺の建造物とが響きあって独特の空間を作り出しているのも素敵でした。普段は入れない本堂の奥まで作品が展示されていて、いっしょに楽しむことができました。26日まで展示されているとのことなので、もう一度行こうと思っています。
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彼岸
雨と風が続いた週の前半が過ぎ、今日は久しぶりに午後から青空がのぞきました。5日ぶりに増位山へ散歩に行ってきました。風が強かったので枯れた木がいくつも自然歩道に倒れていました。

頂上へいくと風雨のせいで空気中の塵が吹き払われ、播磨灘のむこうの四国の山の姿がはっきり見えました。梅林は開花が進んで、最初に咲き出した八重の紅梅はかなり花びらを散らしています。最後に咲くこちらも八重の紅梅がちらほらと咲き始めていました。
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春分
三日雨が降り続いています。菜種梅雨と言えるかもしれません。気温が昨日よりさらに下がって寒いです。明日も雨の予報ですが、あさってからはお天気が回復するとともに気温が上がります。来週には最高気温は20℃をこえて、最低気温が今日の最高気温と同じくらいになりそうです。
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彼岸
18日が彼岸の入でした。明日は春分、彼岸の中日です。週明けからお天気が崩れ、風交じりの雨が続いています。東京や高知では桜が開花したとのことですが、雨模様のため気温は低めです。彼岸が過ぎればこのあたりでも桜が咲き始めるでしょう。ツバメもそろそろ姿を見せるはずです。それでも、冬物を完全に片付けられるのは、桜が終わったころでしょうか。
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春の陽
今朝は雨です。昨日の、特に午前中はいいお天気で、朝、山に向かう車窓から明石海峡大橋、大阪湾が見えました。朝日を浴びて穏やかな海面がきらきら光り、そこにいくつもの船が浮かんでいました。

マウスが動かなくなり、買い換えました。これまでは、腕をいためたのをきっけにエルゴノミクスマウスという特殊な形態のマウスを使っていました。普通のマウスは上からおさえるように持ちますが、これは高さがあり、横から握りこむようにして使います。ところが一部のボタンが不用意に手に触れて画面が切り替わってしまう難点がありました。

思いついてこれを左手で使うようにしたら、逆方向から握りこむため、不都合なボタンが掌の内側に隠れ、意図しない操作を回避できました。数年これを使い、右利きながらいまではマウス操作は左手でするのが普通になっています。

今回買ったのは左手用のトラックボール マウスです。以前、右手用のトラックボールマウスを使っていたこともありました。エルゴノミクスマウスでは、カーソルを動かすのにマウス自体を動かしますが、トラックボールマウスでは、親指でトラックボールを回転させることで、カーソルが動きます。まだ慣れなくてカーソルが動きすぎるきらいがありますが、すぐに慣れると思います。
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春陽
大阪府と奈良県の境にある生駒山に登ってきました。出発は近鉄生駒線の元山上口駅からです。緑ヶ丘の住宅街の中を通り、千光寺を目指しました。鳴川山千光寺は役小角(えんのおづぬ)によって大峰山(山上ヶ岳)に先立って開かれました。

修験道の祖である役小角(えんのおづぬ)は、舒明天皇6年(634年)元日、出雲の国の高賀茂問賀介麿(まかげまろ)と賀茂役氏の娘の白専女(しらとうめ)の子として、大和国葛木上郡茅原の郷に生まれました。

ここは、小角が二上山、葛城山、友ヶ島、熊野へ向かうに先立って修行していたところです。そのため「元山上」と呼ばれています。駅の名前はこのお寺に由来していたのでした。母はここで修行を続けたため、女人禁制の山上ヶ岳に対し、女人山上として栄えました。境内には杖を手にした小角の像が並んでおり、法螺貝の音が響いていました。
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