優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2018年05月

驟雨
今日もお天気は不安定で、お昼ごろににわか雨がありました。先日、黒豆の赤ワイン煮をつくりました。なかなか美味しかったので、再度つくり、今度はプレーンヨーグルトをかけて食べてみました。ほんのりとした甘味がヨーグルトによくあい、これはデザートとしてもいけます。
P5281427

浮葉
昨夜遅くから降り始めた雨がまだ残っています。増位山の山上公園にある蛇ヶ池には、白い花を咲かせる蓮が生えています。今は若葉が出ててそれらが水面に浮かんでいます。これを「浮葉」といい、これだけで季語になっています。

出始めたころの葉は水面にぴたりと張り付いていますが、やがて出てくる大型の葉は、水面から立ち上がります。最初は葉巻のような形で、やがて、それがほぐれ、大きく広がって夏の風に揺れます。
IMG_5678

夏の月
昨夜はナイターでテニスをしました。今夜が満月です。昨夜は曇っていましたが時々雲の間から月が顔を出しました。お天気は下り坂で、今夜は雨になるようです。昨夜もやや湿度が高くプレーをしていると、汗が流れてきました。

昼間にテニスをしている人は、すでに凄い日差しで非常に暑いと言っていました。私はほとんど夜しかテニスをしません。一度三月ごろに昼間にテニスをしたら、暑くてまいりました。山登りでは、日差しの強い時期はほぼ木陰を歩くことになります。ですから、意外に涼しいのです。

日差しがまともにあたるようなアウトドアスポーツは、熱中症の危険度が増すと感じました。テニスは夏よりも冬のほうが快適です。冬の夜間は寒いことは寒いですが、防寒対策をし、必要に応じて衣服を脱ぎ着すれば問題ありません。真夏はじっとしていても汗が流れるありさまなので、こまめに水分を補給しなければ脱水の危険性があります。
IMG_5686

絹莢
サヤエンドウをいただき、卵とじをつくりました。秋に種を蒔き、春に伸びて紫や白の花をつけ、初夏に莢のなかの実が熟します。

5月16日に歌手の西城秀樹さんが亡くなり、25日がお葬式だったようです。63歳とまだお若いのですが、二度脳梗塞の発作を起こされていて、訃報を聞いたときは「ああ、やっぱり」と思いました。その後、病状についての詳しい話などもちらほらネットで読み、残念ながら、生活習慣病で健康を害する典型例だと感じました。

48歳で最初の脳梗塞の発作を起こされていますが、それまでは、タバコを一日に4箱、ワインをボトル2本空にするような生活だったそうです。また、糖尿病にもかかっておられたようです。ベースの疾患はこの糖尿病でしょう。ワインを毎晩ボトル2本では、糖尿病にもなります。

糖尿病は血管をぼろぼろにする病です。そのため、動脈硬化が進みます。そのうえ、とことん進行するまで症状は出ません。だから恐ろしい。

48歳という若さで脳梗塞を起こしたというのもそれが原因でしょう。病気になって初めて生活を改められたようですが、すでに遅く、進んだ動脈硬化を後戻りさせることはできませんでした。それが二度目の発作、さらには今回の直接死因につながったのです。

同じ新御三家のうちのひとり、郷ひろみさんは、現在も紅白に出場し、大阪府立登美丘高校ダンス部とコラボしています。恐らく、彼は若いころから芸能人は身体が資本であることを理解し、節制とトレーニングを欠かさなかったのでしょう。

もし西城秀樹さんが同様にしていたら、今もなお元気ではつらつと激しいアクションを交えて歌うことができていたのでは、と思います。同時代に活躍したアイドル、スーパースター。しかし、日々のすごし方がこの違いにつながったと思えます。


若葉
日曜日の増位山の山上公園の駐車場には、ランニング愛好家と思われるグループの車が数台停まっていました。麓からここまであがってくるドライブウェイは平均斜度が10度を超える急坂です。ここで坂道でのランニングのトレーニングをしているようでした。

地元で毎日この坂道を歩いて上り下りしているウォーキングのグループもあります。一種の毎日登山でしょう。アスファルトの車道なので、夏はとても暑いと思うのですが。その車道の下に歩行者用の道もありますが、車道を通っている人の方が多いようです。自転車で上り下りのトレーニングをするサイクリストにもよく出会います。
IMG_5669

薔薇
薔薇が美しいころです。近所の喫茶店の店先でもピンクがかった白い薔薇が咲いています。従来どおりの喫茶店というのは、街では少数になりました。繁華街ではスターバックスなどのようなカフェ形式のところが大半です。

また、コンビニコーヒーが定着し、近頃はイートインコーナーを設けて喫茶店のモーニングサービスのような形式をとっているところもあります。スーパーもイートインコーナーを設けており、平日の日中など、シルバー世代がそこで談笑されているのを見かけます。

喫茶店ならコーヒー一杯安くても350円はします。しかし、こういうところのコーヒーは100円程度。同じように座ってゆっくりできるなら、こちらに人が流れるのも無理はありません。
IMG_5689

時鳥
ホトトギスは夏鳥として日本に渡ってきます。五月半ばに渡来し、晩秋までいて南方に帰ります。昼でも夜でも鳴き、切迫感のある鳴き声に特徴があります。いつ眠るのでしょう?

詩歌の世界では古来からウグイスと並んで重要視された鳥です。ウグイスを初めて聞くのを「初音」といい、ホトトギスは「初時鳥」といいます。このウグイスの巣にホトトギスが托卵するというのも何か不思議です。
IMG_5680

山法師
増位山の山上公園の周りでヤマボウシが咲いています。白いものはよく見かけますが、ここでは紅色のものも咲いています。今年は桐の花をあまり見ませんでした。例年、フジのすぐあとに入れ替わるように咲き、よく目立つので、見逃してはいないと思うのですが。
IMG_5683
IMG_5684

はつ夏
水曜日は朝から夜まで雨が降り続きました。今朝は雨があがってすっきりと晴れています。水滴がまだ葉に残っていましたから、明け方まで降っていたのでしょう。

姫路の沖に家島諸島があります。いまはここも平成の大合併で姫路市になりました。家島の男鹿島と西島は採石の島で、削り取られてむき出しの崖となった山肌が、増位山の頂からはっきりと見えます。島を切り崩して採掘されているのは、花崗岩と安山岩です。
IMG_5675

夕焼
一昨日は快晴で、夕焼けの中に飛行機雲が残っていました。頭上を通っているときは2D的に見えますが、地平近くになると3D的に立体感を伴って見えます。

今朝の夢ははっきり覚えています。夢はだいたいあとで考えると奇妙なものです。奇想天外といえるほどの夢ではありませんが、奇妙は奇妙でした。

何かの係員が私のところに料金をもらいにきています。会社の窓口のようなところです。二千円程度のお金なのですが、私は財布の中にお金が全くありません。そこで、同僚に理由を説明して一時的にお金を借りようとします。ところが、彼らはなんだかんだとはぐらかしてお金を出そうとしてくれません。たかが二千円程度のお金なのに。係員を待たせているし、お金はないし、と焦っているうちに目が覚めました。

最近の覚えている夢というのはこういうパターンが多いです。なんとかしなければと思いつつ、それがなんともできない…、というような。
IMG_5672

このページのトップヘ