優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2018年06月

梅雨
昨日の午後から雨が降り始め、降ったりやんだりの梅雨らしい空模様です。今週はこういうお天気が続きそうです。雨がやんでいる間に山の散歩に行ってきました。

増位山は標高259.0mです。雨雲の最底辺は標高300mほどらしく、そこから水蒸気が地上に向かって漂っています。自然歩道を歩いているとちょうどその中を歩いている格好になります。森が霧に煙って幻想的です。
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梅の実
梅酒を仕込みました。これまでこういうことに興味もなくやったこともありませんでした。ところが、母が梅を買ったものの、去年仕込んだ梅酒がまだ大量にあり、漬けるガラス瓶がないといいます。自分が仕込んだ梅酒の量くらい覚えてるものじゃないのか、と思いましたが…。

梅は4kg、氷砂糖2kg、ホワイトリカーは1.8Lのものが4本ありました。仕方がないので私がそれらを引き取り、生まれて初めての梅酒作りです。仕込むための果実酒用瓶をホームセンターで買ってきました。4L入りの5号瓶というのもありましたが、8L入りの10号瓶と値段が100円しか変わらないので、この大きな瓶を買ってきました。置き場所もこの方が少なくてすみそうでしたから。

一晩、引き取ってきた梅を部屋においていたら、部屋中に梅の実の香りが満ちていました。梅の花の香りはかいだことがありますが、実がたくさんあるとこういう香りなんだなあと初めての経験でした。すでに梅のヘタなどは掃除してくれていましたので、瓶を洗って乾燥させ、それらを氷砂糖と交互に入れていき、最後にホワイトリカーを注ぎ込んでできあがりです。

これで2〜3ヶ月もすると梅酒が飲めるようになります。梅酒は熟成が遅いので、1年ほどおいた方が美味しいお酒になるようです。九月になるころには飲めるようになっているでしょう。そしてちびちびと飲みつつ熟成を待ちます。
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梅雨
午前7時58分に地震がありました。緊急地震速報が送られてきて、震源地は大阪府北部。震度6弱とのことでした。兵庫県南西部は震度4。それでも強い揺れが二度来ました。交通機関に大きな乱れが出て、通勤通学の足に影響があったのではないでしょうか。
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六月
土曜、日曜と快晴になっています。日が長い時期、日差しは強いですが、梅雨前線が南海上に下がり、大陸の高気圧の影響を受けているため、気温も湿度も低めで爽やかです。天気予報では、週明けから梅雨空が戻ってくるようです。昨日の増位山の山頂からは六甲山が見えました。
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六月
明石海峡大橋を渡って本州に戻る前に、大橋の直下にある「道の駅あわじ」に立ち寄りました。明石海峡の海面のすぐ上あたりから明石海峡大橋を間近に見られます。対岸は神戸市の舞子地区です。そばで見ると橋の巨大さがわかります。全長3,911 m、中央支間1,991 mの世界最長の吊り橋です。

1995年の阪神淡路大震災のときは、まだ橋はかかっていませんでした。着工は1988年で、地震の地殻変動で結果的に橋は計画より1m長くなりました。供用開始は1998年4月5日ですから、今年で開業20周年です。
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たまねぎ
淡路島の名産といえばタマネギです。南あわじのあたりではタマネギ畑が広がり、畑のかたわらに収穫されたタマネギを吊るしておく小屋が立ち並んでいます。13日は、数あるタマネギ農家の中でも独自の方法で栽培を行い美味しいタマネギを作っておられるという農家へ直接うかがい、タマネギを購入しました。親戚にもここから直接タマネギを送ってもらいました。
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鳴門海峡の潮流の速さと渦潮が生まれる理由は、南あわじ市のHP鳴門海峡の渦潮のしくみにくわしく書かれています。その特殊な地形により、鳴門海峡では潮の干満が同時に起きるのです。丘の上から眺めていても潮が激しく流れているのがわかるほどでした。

鳴門市側から次々と観潮船が出て大鳴門橋の真下にできる渦のあたりを周回していました。潮流をうまくいなしながら、観光客が楽しめるように船を操るのは大変なことだろうと想像します。渦は春と秋の大潮のときが最も大きく迫力があるそうです。最大で直径15mほどにもなるとか。
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梅雨晴
淡路島へ行ってきました。去年も今頃の時期に出かけました。去年と同じ淡路夢泉景の里楽に泊まり、のんびりしました。部屋の窓は広々としていて、ゆったりくつろぎながら大阪湾、友ヶ島が眺められます。夜には対岸の関西空港を発着する飛行機のライトが上下するのがよく見えました。

12日は雨がぱらついていましたが、13日は朝から快晴となり、鳴門海峡へ行きました。ここでたまねぎソフトクリームを食べながら、目の前の大鳴門橋を眺めました。去年は雨に煙っていましたが、今年は真っ青な海が見えました。
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ほととぎす
台風の影響もあって、昨夜は雨でした。今朝は雨があがり晴れてきています。いまの時期に森を歩くと一番よく聞こえてくるのがホトトギスの鳴き声です。「鳴いて血を吐くほととぎす」と言われるように、何か切迫感を感じるような声です。梅雨に入って、森の緑は若葉から青葉へと盛夏の色合いに変わっています。
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夏燕
台風5号は小笠原諸島の南を北東に向かって進んでいます。この台風のアジア名はマリクシ。アメリカでは、ハリケーンに名前を割り振ります。その習慣がアジアの台風にも適応されているのでしょうか。日本も戦後の占領時にはジェーン台風、キティ台風という名の大きな被害をもたらした台風がありました。

その後は上陸地名をとって伊勢湾台風、室戸台風と呼ばれていましたが、いつのころからかナンバリングで呼ばれています。ハリケーンの名前、かつては女性名ばかりだったようです。恐らく、ハリケーンそのものが女性名詞なのでしょう。女性から抗議されてか、最近は男性名も使われて、ハリケーン・アンドリューなどと呼ばれています。

日本でも台風に人の名前をつけたら面白いと思うのですが。太郎とか花子とか。前年によくつけられた名前を順番につけていけばいいでしょう。「ただいま台風ゆうまは室戸岬の南海上をゆっくりと北上し」などと天気予報でいわれたら、台風9号なんていう無味乾燥なものより印象に残ると思います。
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