優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2018年09月

秋嵐
昨日の雨は夜のうちにいったんあがり、今、雨は降っていません。窓から外を見たら、ツバメがいました。大方はもう南へ帰ったと思いますが、いくつかに分かれて南へ渡るのでしょう。嵐が去るまではどこかに身を隠し、その後出発するものと思われます。

天気予報では、台風24号の接近で今日の午後から大荒れの天気となる模様です。近くの川の水位を見ると、昨日の雨ですでに水嵩が増しています。ただ、本州に接近すれば速度がぐんとあがるので、雨の時間はそれほど長くはないでしょう。夕方から夜にかけてがピークかと思います。
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台風
台風24号の進路がしだいに東よりになってきています。もう少し東よりになると上陸せずにすむのですが。今、沖縄付近を通過中で、明日は九州、四国、近畿が暴風雨圏に入ります。交通機関への影響が大きくなるのは避けられません。

新しいコンデジを買いました。CanonIXY 650です。コンデジはスマホに押されて市場が縮小しています。しかし、ズーム機能があることが私にとってはコンデジの魅力です。このコンデジは光学ズームで最大12倍、デジタルズームで最大48倍までの望遠が可能です。写真を撮り比べてみました。デジタルズームを使うことはほとんど無いと思いますが、あれば可能性が広がります。

<ズームなし>
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<12倍光学ズーム>
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<デジタル48倍ズーム>
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天高し
今日は快晴でした。台風24号が接近しているということを知っているだけに、抜けるような青空が逆に不気味に感じられます。台風は現在宮古島の南東海上にあって進路を徐々に東よりに変えつつあります。

コースが徐々に定まってきて、30日(日)の午後に和歌山県に最接近し上陸する恐れがある、と気象庁が発表しています。このあたりまでくると台風はスピードを増しているので、近畿でもっとも風雨が強まるのは、今のところ30日の昼頃から夜にかけてと考えてよさそうです。
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秋は茸のシーズンです。今では多くの茸が人工栽培で年中市場に出回っています。秋を代表する松茸は人工栽培が難しいため、日本産は非常に高価です。山へ行くといろいろな茸に会います。ただし、毒茸の問題があるため、その姿を楽しみ写真に撮るだけです。

今朝は久しぶりの快晴です。台風24号が接近しているため、この晴れは一日だけで明日はまたお天気が崩れ、日曜日は接近・上陸の可能性が高く大荒れになりそうです。
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鰯雲
また台風が接近しています。週末から週初にかけて日本列島を縦断しそうなコースです。非常に強い勢力といわれており、被害が心配です。今年は台風が多いです。この台風が24号で、これに続いてすでに3つの台風の卵が南海上に生まれているといいます。

梅雨の豪雨、猛暑、連続する台風、10月は天高く秋晴れが続く最もよい気候のころですが、まだまだ台風が続きそうです。そのうちに寒波が来て、日本海側は豪雪ということになるのでしょうか。昨冬の豪雪も記憶に新しいです。
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金山の登山口の集落には栗の木が多く、それぞれの家で栽培されているように見えました。大きな毬がなっており、割れて中の実が顔をのぞかせているものもありました。畑のそばに一つ栗が落ちていたのを見たら、新生児の握り拳ほどもある大きなものでした。

「丹波栗」とは丹波地方で育つ和栗の総称です。その歴史は古く、持統天皇が栽培を奨励したとも言われ、また古事記や万葉集、日本書紀にもその名が登場するほど昔から名産品として知られてきました。日本最古の地域作物ブランドといえます。
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法師蝉
金山の頂上は城跡だっただけに広々としていて、桜や楓が植えられています。見晴らしも素晴らしく、北に黒井城跡が見えます。金山城は織田信長の命を受けて丹波攻めをしていた明智光秀が築いたものです。敵方の城や街道を行く人馬の流れなどもよく把握できたことでしょう。ときおり法師蝉が思い出したように鳴いていました。
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刈田
金山の稜線で、一部下界が見通せるところがあり、「大山荘を望む」との看板が立っていました。大山荘(おおやまのしょう)とは、平安時代から室町時代にかけて丹波国多紀郡、現在の兵庫県篠山市大山地区一帯に置かれていた東寺領荘園です。古くから豊かな穀倉地帯だったのでしょう。稲刈が終わり刈田が広がっていました。
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秋の風
金山の中腹にかつて園林寺がありました。江戸末期に建立され、その後、明治末期から大正にかけては尼寺でした。そのころ、寺の前の広場では毎年盆踊が催され、村の若者達でにぎわいました。麓から広場まで提灯の行列が続き、美しい夜景だったそうです。

今は石垣と南無妙法蓮華経と刻まれた石柱、崩れ落ちた石灯籠が残っています。苔と倒木におおわれて、説明の看板から往時をしのぶばかりです。
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秋の雨
お彼岸のころは秋雨のシーズンでぐずつきます。昨夜もかなり強い雨が降っていました。しかし、天気予報では朝には雨があがるとのことでしたので、予定通り山に行くことにしていました。朝、目が覚めたときもまだ雨は降っていましたが、空の一角から青空がのぞきはじめていました。

今日は最初は兵庫県と京都府の境にある親不知に登るつもりでした。ところが、山の麓に来たとたんにわか雨が降りだして、急遽山を変更し、篠山市の金山に登ってきました。頂上には、戦国時代に反織田勢力を分断するため、明智光秀が築いた金山城跡があります。城跡のある山はほぼ素晴らしい展望が約束されています。ここもその通りでした。
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