優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2019年02月

梅の蕾
増位山梅林の梅のうち、最も早く咲いていたものはもう散り始めています。いまは中くらいの時期のものが開き始めており、もっと遅く、桜が開花するころまで咲いている品種はまだ蕾です。IMG_1377
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花びらが雨を宿し、蕾のひとつひとつが水滴をたたえていました。晴れの日はもちろんいいですが、雨あがりの風情も素晴らしく、異なる情趣があります。IMG_1382
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春の雨
朝から雨で、お昼過ぎくらいまで降っていました。雨がやんだので散歩にでかけました。まだ雨があがったばかりで、頂から見る景色は霧や霞で幻想的でした。天候や季節によってさまざまに姿を変え、ほぼ毎日見ていても飽きません。
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浅春
熊本城へはしろめぐりんで向かいました。どこまで乗っても150円です。熊本市出身のコロッケが志村けん、武田鉄也、美川憲一らのモノマネでおこなう車内アナウンスが流れます。車体は明るいイラストでラッピングされ、運転手さんは女性でした。IMG_1256
熊本城は2016年4月14日に発生した熊本地震で大きな被害を受け、石垣や建物が崩落しました。間もなく被災から三年を迎えようとしていますが、まだ地震の爪あとは各所に残っており、城内には入れません。IMG_1224

内裏雛
先日、知人がやっている喫茶店へ行ったら、窓辺に可愛らしいお雛様が飾られていました。自宅の隣にテーブル三つとカウンターだけのこじんまりとした店を開き、ひとりで切り盛りしています。ご近所の方が来られて楽しいひとときが過ごせる場所になっているようです。IMG_0984
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二月早や
「浅田真央サンクスツアー」のチケット、今回は二人で申し込んでいました。去年の当選確率が頭にあったため、四回公演のすべてに申し込んだら、三つの公演で当選しました。ダフ屋排除の結果でしょう。また、アクアドームくまもとは席も多いです。とはいってもSS、S、A、Bとある席のうち、三つとも最も安いB席。

さらにいっしょに行こうといっていた人が行けなくなり、急遽相方を探すことになりました。チケットに名前が記載されてID確認がおこなわれるため、丸ごとチケット転売サイトで売るわけにはいきません。身分証明書(運転免許証、パスポート、健康保険証など)を預けても問題が無い相手に譲るか、同行相手を探す形をとるしかないのです。

24日の二公演はすぐに相手が見つかったものの、23日は私がヘマをしたために直前まで相手が見つかりませんでした。半分諦めていたところが、熊本に着いてからスマホに連絡があり、何とか隣を空席にせずにすみました。

23日の公演は17:00開演でしたから、それまで時間はあります。まず熊本城へ行こうと考えました。「しろめぐりん」という熊本城のまわりを巡回するバスに乗ります。バスを待っていると目の前を市電が通り過ぎていきました。今年の大河ドラマ「いだてん」のラッピング電車です。

主人公のひとり金栗四三は熊本県玉名郡春富村(現:和水町)の出身です。あちこちでそれに関するのぼりや像を見かけました。大いに盛りあげようということなのでしょう。IMG_1223


梅が香
お天気は下り坂で、西から徐々に雨が降りだしています。兵庫県の明日の予報は雨です。金曜、土曜はお天気が回復しますが、日曜、月曜は再び雨の予報です。週初は低気圧の影響で春の嵐となる可能性もありそうです。IMG_1345
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春陽
2月23日、24日と熊本市へ行ってきました。「浅田真央サンクスツアー熊本公演」を見るためです。昨年はチケットがなかなか手に入りませんでした。ダフ屋が大量に買い占めた影響が大きかったようです。転売サイトで10倍を超える金額で売り出されていたのを見ました。

今年はダフ屋対策のため、購入者の氏名をチケットに印刷し、身分証明書によるIDチェックを入場時におこなうとのことで、ややチケットは入手しやすくなったようです。しかし、それでも会場によっては座席数が少なく入手が容易とはいきません。今回の会場であるアクアドームくまもとは大きい方だと思いました。

去年最初に行った埼玉アイスアリーナは客席が1000程度しかなく(一般リンクであり、公演を想定して作られていない)、今考えてもよくチケットが手に入ったものだ、と思います。今年は9月に兵庫県でも公演がありますが、チケットが手に入るかどうかわかりませんから、行けるところは行っておこうと今回の熊本行となりました。IMG_1221
姫路発6:29のみずほ601号(700系)鹿児島中央行きの新幹線に乗りました。今回は単独行だったので、自由席です。早朝でひとりくらいなら余裕で座れるだろう、と思っていました。ところが、乗り込んだ一両目はほぼ満席。なんとか三人がけの席の中央に空席を見つけることができました。新大阪6:00発、誰もが考えていることは同じです。

熊本着は9:02でした。九州新幹線に姫路から乗ったのは初めてでした。やはり新幹線の、特に「のぞみ」や「みずほ」が停まる駅同士の連絡は速い。近畿地方の和歌山へ行くより熊本へ行くほうが速いというのが現実です。私が乗ったのは700系でしたが、隣の番線に800系の車両が停まっていました。IMG_1222



梅見客
昨日も今日も暖かく風も無く観梅には絶好のお天気です。増位山梅林にも珍しく人の姿が多く、ベンチに座ってお弁当を食べておられました。桜が咲くころは、晴天の日中ならすでに日差しの下は暑く感じられるようになってきます。しかし、今頃はまだ日差しがちょうどよく、その暖かさも楽しみつつの梅見です。IMG_1200
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春うらら
先週の月曜日、山に登る仲間で但馬海岸の佐津までカニを食べに行ってきました。JR西日本管内では、11月から3月のカニのシーズン中「かにカニ日帰りエクスプレス」を運行しています。それを利用すれば、阪神間からでも日帰りで本場のカニを食べに行くことができます。

朝出て夕方には戻れるプランで、気軽に出かけられます。受け入れる旅館や民宿にしても、昼間の時間を有効活用できるため、いいシステムでしょう。

3年前に同じ仲間で出かけたことがあり、今回と同じ民宿「源助」でした。カニのお刺身、焼ガニ、カニすきなど新鮮なカニがたっぷり出て、さらに鮮魚の刺身、豚しゃぶ、カニグラタン、女将の手作りパンまでつき、最後は雑炊でシメ。当分カニはいい、というくらい食べました。IMG_1154
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初音
間もなく三月です。増位山梅林を訪ねた後、頂上へ行こうと自然歩道に戻った時、初音が聞こえました。その年最初のウグイスの囀りです。繁殖期に入ると、雄はあの見事な囀りを聞かせてくれるようになります。雌への求愛、縄張り宣言です。

ウグイスの囀りが聞こえるようになると、いよいよ春も本番だと思います。わざわざ「初音」という季語になっているほどです。昔から人々は囀りに耳を澄まし、本格的な春を告げるその声をうれしく感じたことでしょう。IMG_1330
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