優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2019年09月

刈田
JR神戸線に乗って姫路から大阪方面に向かうと、明石市街にかかる手前あたりにわずかな間ですが田園風景が広がっているところがあります。進行方向の右手に座っていると、その田園地帯のむこうに淡路島の姿が見えてきます。徐々に稲刈りが進んでおり、この週末、このあたりはほとんど刈られていました。IMG_4043


秋晴れ
浅田真央サンクスツアー兵庫公演は尼崎スポーツの森「はばタンアリーナ50」で開かれました。姫路からはJR神戸線に乗り、三ノ宮で阪神電車に乗り換えて出屋敷まで行き、そこから臨時バスに乗りました。

普段、JR神戸線で大阪方面に向かうときは一両目に乗ることが多いです。しかし、三ノ宮で阪急や阪神に乗り換える場合は、三ノ宮駅の西口からが乗り換えに便利なので、最後尾に乗ります。姫路駅で新快速の最後尾に乗るためにホームに立つと、目の前に姫路城が望めます。

新幹線のホームからも望めますが、この場所もなかなかいい眺めです。意外な場所からお城が望めるところがあり、そういう場所を見つけるのもおもしろいかもしれません。IMG_4109


金木犀
駅へ向かうために住宅地の中を通り抜けていたら、キンモクセイの香りがしました。もうそういう季節なんだな、と思いました。キンモクセイが香り始めるのは秋も半ばを過ぎてから。この花の香りとともに秋は深まりを見せ始めます。IMG_4093


秋の夜
浅田真央サンクスツアー兵庫公演に行ってきました。細かな部分がバージョンアップされ、さらに洗練されたものに。昨日の16:30の公演は、終演後に浅田真央さんの誕生日サプライズが企画され、ラッキーでした。IMG_4106
観客席のシート裏にサイリウムが貼り付けられており、観客もそれを手に演出に参加できる仕組みになっていました。開演前にスクリーンに「サプライズ企画があります」と出ました(真央さんには知られないようにアナウンスは無し)。

サプライズ企画が始まると、背後のスクリーンにメンバーからのメッセージが映し出され、照明、音楽が特別のものになり、去年はサンクスツアーに参加していた姉の舞さんが歌いながら客席上段から登場し、スケート靴で氷上へ降り立ってメッセージを読む、という趣向でした。真央さん、泣いていましたね。IMG_4099


曼珠沙華
ヒガンバナは秋の彼岸のころに花を咲かせるがゆえのネーミングです。毎年見事にそれにあわせて咲きます。しかし、今年は暑くなるのが遅れたせいなのか、開花が遅く、ようやく満開になっています。

花から遅れて葉が出るため、咲いているときは真っ赤な花のみが密集しています。それが華やかなような不気味なような花です。DSC_0011


秋の暮
義兄の遺品整理は一日くらいでは終わりません。昨日の午後は本箱の整理が主でした。古い本を紐で縛り、いらなくなった棚で解体できるものは解体して嵩を減らしました。

服もタンスにまだたくさん吊り下げてあります。捨てないから私のタンスまで占領されていた、と姉は言います。本人が亡くなってしまえば、ごく一部のものを除けばゴミに過ぎません。整理しておくのに早すぎるということはない、と思いました。DSC_0010


秋晴れ
昨日は、午後から姉の家に行って、姉や甥たちとともに義兄の部屋の片づけをしました。姉曰く「ものを捨てられへん人やったわ」とのこと。大学時代の冊子まで出てきたのにはびっくりしました。P_20170913_154748


秋果
葬儀の終わりに棺の中に花などを入れて故人と最後のお別れをします。足元には愛用していた靴、かばんなどを入れ、身体には好きだった服をかけ、頭まわりには好物や帽子を入れました。実家が大分のみかん農家なので、そこから持ってこられた柑橘類も入れました。

私は四年前にもらっていたケータイストラップの小さな仏像を入れました。義兄の双子の弟が仏像彫刻が趣味で、その作品です。四年間ガラケーにつけていました。8月終わりでガラケーの契約を解除し、保管していたのです。f100ff84-s


秋の声
今日は、朝9時からの葬儀で、その後、名古山の斎場に向かいました。秋晴れで空気が澄み、素晴らしいお天気でした。義兄の実家である大分に分骨するというので、骨壷はふたつ用意してもらいました。

西日本では一部の骨しか骨上げしませんから、骨壷は茶筒ほどの大きさです。足先から頭まで、係員の方の説明を受けながら拾って骨壷におさめていきました。IMG_0018


野分
昨日は葬儀に参加する身内で葬儀社の方と打ち合わせをしました。すでに義兄は、生前に依頼を済ませており、その希望通りに進めることができました。

亡くなった昨日はお彼岸の中日。葬儀の打ちあわせを終えて近所に昼食にいったとき、甥が「四十九日がすんだらゆっくり遊びに行ったらええやん」と姉に言いました。四十九日がいつかと確認してみたら、義兄の誕生日でした。
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