2019年10月
雨あがり沖から晴れて来る晩秋
敗荷に真昼の光明るかり
秋深し池の畔の蓄音機
◆秋深し
先日、増位山に散歩に行ったら、蛇ヶ池の畔で蓄音機をかけている人に出会いました。音を聴いただけで昔の音楽だとわかり、そばに行ってお話をきかせてもらいました。かかっていたのは60年以上前のSPレコードです。江利チエミの「テネシーワルツ」や「ペーパームーン」はわかりました。
蓄音機はゼンマイ仕掛けで動いているそうで、一曲かけるごとにハンドルでゼンマイを巻きなおします。針も鉄製で一曲ごとに取り替えます。SPレコードは60年前に製造が終わっており、曲は当然そのころより前のものばかりです。クラシックではなく、流行歌なのでジャズ以外は古色蒼然としています。
「なぜこんな曲を?」とたずねると、音楽よりは蓄音機への興味から入って、そのうち音を聴くにはSPレコードが必要なので、集めるようになった、とのこと。SPレコードのコレクションは数百枚以上あると言われていました。
CDどころか、ダウンロードで曲が買える時代、定額聴き放題の時代に何ゆえ、とも思いますが、蓼食う虫も好き好き。針を交換しつつ何曲か聴かせていただいているうちに、一曲一曲が貴重なものに思えてきました。蓄音機の内側の鷹の彫り物も不思議な雰囲気をかもし出していました。
先日、増位山に散歩に行ったら、蛇ヶ池の畔で蓄音機をかけている人に出会いました。音を聴いただけで昔の音楽だとわかり、そばに行ってお話をきかせてもらいました。かかっていたのは60年以上前のSPレコードです。江利チエミの「テネシーワルツ」や「ペーパームーン」はわかりました。
蓄音機はゼンマイ仕掛けで動いているそうで、一曲かけるごとにハンドルでゼンマイを巻きなおします。針も鉄製で一曲ごとに取り替えます。SPレコードは60年前に製造が終わっており、曲は当然そのころより前のものばかりです。クラシックではなく、流行歌なのでジャズ以外は古色蒼然としています。
「なぜこんな曲を?」とたずねると、音楽よりは蓄音機への興味から入って、そのうち音を聴くにはSPレコードが必要なので、集めるようになった、とのこと。SPレコードのコレクションは数百枚以上あると言われていました。
CDどころか、ダウンロードで曲が買える時代、定額聴き放題の時代に何ゆえ、とも思いますが、蓼食う虫も好き好き。針を交換しつつ何曲か聴かせていただいているうちに、一曲一曲が貴重なものに思えてきました。蓄音機の内側の鷹の彫り物も不思議な雰囲気をかもし出していました。
霜降の夜の嵐が窓をうつ
ほろ酔いで歩く街路のやや寒し
◆やや寒
チケットは5枚なので、行ける店は5店です。この後、「大人のダイニング TRIP GARDEN」でミートソースペンネのとろーりチーズ焼き、抹茶ティラミスをいただきました。飲み物はカルピスチューハイ。どちらか一方なのですが、6人だったため、3つずつ注文して半分こしました。こういうとき、グループだといいです。
次に「イタリアンバール・パードレマードレ」へ行き、自家製生ハムと白ワインを。最後に「BOSS豚」でリブロースカツとハイボール。このあたりまでくるとかなり酔いがまわって、写真を撮り忘れました。
ふだんほとんどお酒を飲まないのに、一晩でハイボール2杯、ワイン2杯、チューハイ1杯を飲んだのですから、酔っぱらうのも無理はありません。最初にご飯ものを食べて胃を満たしておくのが悪酔いしないコツです。
チケットは5枚なので、行ける店は5店です。この後、「大人のダイニング TRIP GARDEN」でミートソースペンネのとろーりチーズ焼き、抹茶ティラミスをいただきました。飲み物はカルピスチューハイ。どちらか一方なのですが、6人だったため、3つずつ注文して半分こしました。こういうとき、グループだといいです。
次に「イタリアンバール・パードレマードレ」へ行き、自家製生ハムと白ワインを。最後に「BOSS豚」でリブロースカツとハイボール。このあたりまでくるとかなり酔いがまわって、写真を撮り忘れました。
ふだんほとんどお酒を飲まないのに、一晩でハイボール2杯、ワイン2杯、チューハイ1杯を飲んだのですから、酔っぱらうのも無理はありません。最初にご飯ものを食べて胃を満たしておくのが悪酔いしないコツです。
長き夜や初めてBARに入りにけり
◆長き夜
まちなかバルの魅力のひとつが、ふだんならまず入る機会のない店に入れることです。お酒を飲む習慣がないので、バーには行ったこともありませんでした。まちなかバル参加店は目立つところに幟か旗を掲げています。通りすがりに「BAR.9」に旗がかかっているのを見つけ入ることにしました。
中は照明を落とし、カウンターの奥にバーテンダーが立っています。映画などで見たことのあるバーの空間です。会話も自ずから控えめな声になり、落ち着いた空間でカナッペ三種盛りとスパークリングワインをいただきました。
まちなかバルの魅力のひとつが、ふだんならまず入る機会のない店に入れることです。お酒を飲む習慣がないので、バーには行ったこともありませんでした。まちなかバル参加店は目立つところに幟か旗を掲げています。通りすがりに「BAR.9」に旗がかかっているのを見つけ入ることにしました。
中は照明を落とし、カウンターの奥にバーテンダーが立っています。映画などで見たことのあるバーの空間です。会話も自ずから控えめな声になり、落ち着いた空間でカナッペ三種盛りとスパークリングワインをいただきました。
晩秋やまちなかバルに繰り出しぬ
◆晩秋
昨夜は友人たちと連れだって「第八回姫路まちなかバル」に行ってきました。前売りチケットが3,000円。これで5枚チケットがついており、姫路中心市街地エリアで催しに参加する店で特別メニューをいただけます。17時から開始で私たちが街に出たのは18時半を過ぎていました。
人気店の前にはすでに行列ができています。最初に行ったのは「寿司・一品 紬」という寿司店でした。ところが1時間ほど待たせた挙句、「すぐには提供できないので他へ行ってください」と店員が出てきて言いました。料理がどの程度あって、何人に提供できるかはあらかじめわかっているはずです。
この店の対応には待っていた誰もが腹をたてました。まちなかバルに飲食店が参加する目的は、店の存在を知ってもらい、新しい客に来てもらうきっかけにするPRだと思います。まるっきり反対のことをしていて、何という下手なやり方かと呆れました。
しかし、アクシデントはこれだけで、おかげで次に入った「ぶらり焼蔵」の桜エビの炊き込みご飯とあおさの味噌汁が、非常に美味しくいただけました。
昨夜は友人たちと連れだって「第八回姫路まちなかバル」に行ってきました。前売りチケットが3,000円。これで5枚チケットがついており、姫路中心市街地エリアで催しに参加する店で特別メニューをいただけます。17時から開始で私たちが街に出たのは18時半を過ぎていました。
人気店の前にはすでに行列ができています。最初に行ったのは「寿司・一品 紬」という寿司店でした。ところが1時間ほど待たせた挙句、「すぐには提供できないので他へ行ってください」と店員が出てきて言いました。料理がどの程度あって、何人に提供できるかはあらかじめわかっているはずです。
この店の対応には待っていた誰もが腹をたてました。まちなかバルに飲食店が参加する目的は、店の存在を知ってもらい、新しい客に来てもらうきっかけにするPRだと思います。まるっきり反対のことをしていて、何という下手なやり方かと呆れました。
しかし、アクシデントはこれだけで、おかげで次に入った「ぶらり焼蔵」の桜エビの炊き込みご飯とあおさの味噌汁が、非常に美味しくいただけました。