優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2020年03月

山桜
増位山梅林の中に生えている桜の巨木も満開のときを迎えています。これまでは木の丈が高すぎて花までは撮影できませんでしたが、今年はNIKON COOLPIX B500で花を望遠接写することができました。花が散り始めるとあたり一面真っ白になるほどの花吹雪が舞います。
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染井吉野
今年の桜の開花、ヤマザクラは例年より10日ほど早かったですが、ソメイヨシノはほぼ例年どおりの開花です。いつもの年であれば相前後して咲きます。今年は山から里へ花が下りてくるような感じです。

増位山随願寺の開山堂横のソメイヨシノが開き始めました。淡いピンクを帯びた優しい花の姿はソメイヨシノならではのものです。
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つつじ
増位山ではヤマザクラとともにコバノミツバツツジが次々と花を開いています。山にはいってしまえばヤマザクラの花はほとんど見えません。一方、人の視線の高さくらいで咲くコバノミツバツツジはよく目につきます。コナラが多い森の低木として代表的な花です。
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花冷え
昨日、東京は雪でした。姫路も日差しが無く寒い一日でした。花冷えです。増位山の頂からは姫路市街地が一望できます。姫路駅を出た新幹線がまっすぐに東へ向かっているのが見えました。在来線も見えますが、遠目にも全くスピードが違います。

雨が降って風もあった後のせいか、頂からは思いがけず大鳴門橋が望めました。空気が霞む春には珍しいことです。徳島県や香川県の山の影もわかります。
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すみれ
増位山髄願寺の石段を登っていると、足元に小さなスミレが咲いていました。スミレは一つの種の名前であると同時にスミレの仲間の総称でもあります。日本には56種が自生しているといいますから驚きです。このスミレがそのうちの何にあたるのかはわかりませんが、小さくても濃い青紫色の花の色が印象に残りました。
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辛夷
増位山山上駐車場の中央でコブシが咲いています。この時期、桜に注目が集まりますが、他にもさまざまな花が咲き始め、百花繚乱となっていきます。

年度末で退職、移動が発表されています。今年は新型コロナの影響で送別会やお花見も自粛のところが多いです。感染爆発までぎりぎりの段階ということなので、それも致し方なしです。間もなく新学期になりますが、それもどうなるのか微妙なところでしょう。
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花見
家の周囲の山はいずこもヤマザクラがたくさん生えています。尾根から少し下りた風が強くあたらないところに多いようです。ヤマザクラはソメイヨシノと異なりそれぞれ個性があり、花の色は遠目に見ていると微妙に異なっています。

同じところに生えていても早々と咲いてもう葉桜になっているものもあれば、そろそろ満開というものもあって、ゆっくり楽しめます。近くまで行くのは難しいので家から双眼鏡でお花見をしています。
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枝垂れ桜
増位山随願寺の手水舎のそばで枝垂れ桜が咲き始めています。近くに別の枝垂れ桜もありますが、種類が違うのか、これが一番先に開いています。まだ植えられてからそれほどたっておらず、見上げるような枝垂れ桜のイメージとは少し違います。
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花の雨
晴天が続いていましたが、今日は朝から雨になりました。風はあまりなく、静かな雨です。お昼過ぎに一度あがっていたものの、雲は晴れず再び降り始めています。今日は夜も雨になるでしょうか。

東京はソメイヨシノが満開ながら、新型コロナウイルス感染拡大の重大局面ということでお花見は自粛要請が出ています。上野公園など人が集まるところはすべてロープで規制されているようです。各地の桜が驚いているでしょう。
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山桜
ヤマザクラは高木なので、花びらそのものを近くで見る機会はあまりないと思います。山の上で咲いているのを遠くから見ると薄紅色に見えますが、花びらはほぼ純白です。ソメイヨシノのように花びらがピンクを帯びてはいません。花とほぼ同時に出てくる赤褐色の葉芽と花びらの色が重なり合ってあの桜色を生み出すのでしょう。
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