2020年03月26日 青空にいまさんしゅゆの花黄色 ◆さんしゅゆ 桜に目を奪われがちですが、いま、増位山山上駐車場への入口のところでサンシュユが黄色い花を咲かせています。江戸時代中期に中国から渡来したミズキ科の落葉小高木です。秋になると楕円形の果実が紅色に熟し、秋珊瑚と呼ばれて秋の季語になっています。果実は干して生薬として用いられます。
2020年03月26日 鎮魂の陽光桜満開に ◆陽光桜 増位山ドライブウェイの入口から少し入ったあたりのお宅の庭に通常の桜よりもかなり濃い色のヨウコウという桜が植えられています。アマギヨシノとカンヒザクラの交雑種です。ソメイヨシノより早く咲き大輪で濃い一重の花が特徴です。 これを作出した高岡正明は第二次世界大戦中に愛媛県で教員をしていました。戦死した教え子の冥福を祈って各地に桜を贈ることを思い立ちます。暑さ寒さ双方に強い桜を生み出すべく25年に及ぶ試行錯誤の結果生まれたのがヨウコウでした。 タグ :陽光桜
2020年03月26日 川蛇行しつつ流れる花の下 ◆花 春には珍しく晴れの日が続いています。増位山からは東に市川の流れが見えます。播州平野は東から加古川、市川、夢前川、揖保川が流れ、播磨灘に注いでいます。市川の両岸の山はヤマザクラが多く、花の間を川がゆったりとカーブを描きながら流れ下って海に向かう様子が見えます。
2020年03月25日 日差し背に座せば囀り絶え間なく ◆囀り 自然歩道を歩いているとさまざまな鳥たちの囀りがにぎやかです。コガラがやってきて囀りながら周囲の枝を飛び回ってくれました。梅林まで下りてくると、まだ最後の梅が咲いています。その中でジョウビタキを見つけました。冬鳥のジョウビタキは間もなく北へ旅立ちます。 タグ :ジョウビタキ
2020年03月25日 山桜咲き集い山の彼方まで ◆山桜 晴天が続いています。増位山の頂からは市川をはさんで対岸の山が見えます。一帯の山はどこもヤマザクラがたくさん生えていて、頂から眺めるとその様子がよくわかります。これもある意味で「お花見」かもしれません。ソメイヨシノが作り出される以前のお花見といえば、ヤマザクラを見ることだったのですから。 タグ :ヤマザクラ
2020年03月24日 初蝶や日差しあふれる頂に ◆初蝶 増位山ではすでにコバノミツバツツジも咲きだしています。頂の周囲で伸びていたコナラが刈り取られ、見通しがよくなっていました。そこでコバノミツバツツジが咲いており、頂のベンチに座っていたら、キアゲハがやってきて蜜を吸うのを見ることができました。 タグ :キアゲハコバノミツバツツジ
2020年03月24日 そちこちに鶯の声山路ゆく ◆鶯 増位山へ散歩に行ってきました。自然歩道を歩いているとウグイスの囀りが盛んに聞こえてきます。他の野鳥も囀っていますが、やはりウグイスが一番です。頂上近くの樹間からヤマザクラが咲いているのが見えました。
2020年03月23日 朝毎に山の桜の開きおり ◆桜 周囲の山の桜が開花しています。毎朝窓から周りの山の様子を見るのが楽しみです。毎年この開花のさまは、誰かが桜の灯りを点していくように見えます。彼岸になってすっかり暖かさが定着し、もう寒さは後ろにおいてきたと確信できます。
2020年03月23日 芽柳に宇治川の風やわらかく ◆芽柳 宇治橋のたもとまで戻ってくると、芽吹き始めた柳が風を受けて揺れているのが目に入りました。柳は落葉樹のなかでも早い時期に芽吹きます。ほのかな緑が風に揺れるさまは、そろそろ寒さが終わることを教えてくれます。
2020年03月22日 一服の宇治茶いただく彼岸かな ◆彼岸 宇治はお茶の本場です。平等院の門前にも宇治茶を扱う店が軒を連ねています。そのうちの一軒で煎茶をいただきました。ぬるめのお湯でいれ、お茶のうまみがたっぷりです。店の中にはかつてお茶を保存していた道具が並んでいました。 タグ :宇治茶