優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2020年04月

残る花
昨夜の雨と風で里のソメイヨシノは完全に散りました。雨に洗われた山には新葉が萌えすでに初夏の趣です。緊急事態宣言が全国に拡大され、部屋で過ごす時間が長くなっています。こういうとき、家族の人数が多いと結構ストレスになるのでは、と思います。
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囀り
コロナ禍で「家にいよう」がスローガンになっています。出かければそれだけ感染したりさせたりする危険が増します。今は家にいるのが一番です。ウグイス、コジュケイ、キジ、イソヒヨドリなど、部屋にいても野鳥の囀りがあちこちから聞こえてきます。
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増位山の頂には春から夏にかけて蝶がたくさんやってきます。今はツマグロヒョウモンやキアゲハが多く、もう少しすればモンキアゲハ、アオスジアゲハなどがやってきます。クマバチもホバリングしているのをよく見かけます。頂からは姫路城も見下ろせます。市街地に溶け込んでいるものの、慣れるとすぐに見つけられます。
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八重桜
増位山ドライブウェイの入口にあるヤエザクラの並木が咲きだしています。ソメイヨシノが散るのと入れ替わるように咲きます。ヤエザクラの花はオシベが花弁化したものです。現在のヤマザクラは園芸品種のサトザクラの八重咲品種で、多くは江戸時代に作られました。
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昨日の増位山の山頂からは播磨灘は霞んでいました。東へ向かう新幹線が去って行くのが見えました。山頂ではコバノミツバツツジが咲いています。そろそろ花のシーズンは終盤で木の下に散った花がたくさん落ちています。もうすぐフジが咲き始めます。
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枝垂桜
増位山随願寺、訪れている人が通常よりやはり多い印象です。今日も小学校低学年くらいの男の子を連れたお父さんを見ました。学校も休校、職場もテレワークでしょうか。絵を描いている人も見かけました。本堂の前にヤエベニシダレと思われる桜が咲いています。ソメイヨシノより開花が遅いようです。
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春の雲
晴天が続いていました。しかし、今日はお昼ごろからお天気が下り坂です。コロナ対策の給付金、一人一律10万円が実現しそうです。それがいいと思います。すべての人が影響を被っています。所得制限を設けて一世帯30万円などより有効です。何よりわかりやすくてスピーディーです。今もっとも必要なのは迅速な手当なのですから。
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花びら
4月も後半になりました。桜前線はいまどのあたりまで北上しているのでしょうか?このあたりではヤマザクラはほぼ完全に葉桜となり、ソメイヨシノは里のものは半分ほど花を残しています。増位山随願寺のソメイヨシノも落下盛んで、風が吹くとそのたびに花吹雪が湧きおこっています。花吹雪の撮影はなかなか難しいですね。
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麗か
以前から増位山へ散歩に行っています。これまで自然歩道で出会う人は一人あるかないかというところでした。しかし、緊急事態宣言が出て以降は平日でもちらほら人を見かけます。頂で70代くらいの男性と話をしました。ソーシャル・ディスタンスを保ってでしたが。

「経済がどんなことになるか」と言われました。今は感染を終息させることに最大の力を注がなければいけません。それでも経済が急速に落ち込むことによって生活が立ち行かなくなり、自殺が増加したりすればそれもコロナ禍になります。
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花筏
近隣のソメイヨシノは落花盛んです。あたり一面散った花びらで覆われています。家の裏を流れる水路にもそれらが散り流れていきます。少し流れが滞るところでは花びらが集まって水面を覆っています。最後まで美しいままなのが、桜が愛されるゆえんでしょう。
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