優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2020年05月

五月尽
五月の最終日は雨模様でした。緊急事態宣言が発令されてからYouTubeでフィットネスの動画がたくさんあることを発見し、部屋でそれをやるようになりました。部屋でやるというニーズを汲み、飛ばない、うるさくないという動画が多いです。

筋トレ、ストレッチ、有酸素運動など種類もいろいろです。動きを解説しながらカウントしたり、タイマーの音を鳴らしてくれたりする動画がわかりやすくていいです。3分ほどのものから20分程度あるものまでさまざま。気に入ったものはOneNoteに保存して、適宜やっています。部屋から一歩も出なくても運動不足にはなりません。
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夏の川
明日から六月です。日差しは強く何もかもが輝いて見えます。気温が上がり水辺が恋しいころになってきました。近所の河川敷で姫路市消防局が水難事故に備えた訓練を行っていました。毎年この時期にここで訓練されているのを見ます。
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竹の皮脱ぐ
春の終わりに地上に頭を出し始めた筍はぐんぐん生長し、それに連れて下から順にその皮を脱いでいきます。筍の面影はわずかにこの竹の皮に残っているくらいです。かつてはこの皮を牛肉などを包むのに利用していました。今では民芸品の材料として珍重されています。
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夏の庭
私自身は園芸の趣味というのは全くありません。しかし、ご近所を歩いてきれいな花をたくさん咲かせたお庭を眺めるのは好きです。手間をかけずに他の方の労作を無料で楽しませていただくわけです。園芸を趣味にされている方は育てて花が咲いていく過程そのものを楽しまれるのでしょう。
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花楝
楝(オウチ)とはセンダン科の落葉高木センダンでオウチはその別名です。車を停めているところの後ろにあって、いまこまやかな薄紫色の花をいっぱいに咲かせています。唱歌の『夏は来ぬ』の四番で「おうち散る川辺の宿の」と歌われているのはこの花です。
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薔薇
右大腿骨頸部骨折のために入院していた母が今日退院できました。先週の水曜日に退院の予定でしたが、発熱して延期になっていました。今日は快晴で風もなく絶好の退院日和でした。入居しているサ高住の方といっしょに迎えに行きました。病院の前にはまだバラが咲いていました。
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石竹
緊急事態宣言が解除になり、朝の通勤の車の混雑が戻ってきました。都会の通勤ラッシュはどの程度変わっているのでしょうか。これを機会にテレワークがかなり行き渡るとは思います。ただ、家に籠ってしまうのもそれはそれで問題があります。外に出ることによって新しいものに出会え、気分も変わるからです。

近所の畑でセキチクが咲いていました。セキチクはナデシコ科の多年草です。中国から渡ってきたので唐撫子とも呼ばれます。日本原産のナデシコは大和撫子といい、日本女性の美称です。サッカー女子日本代表の「なでしこジャパン」はここに由来するのでしょう。
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新じゃが
新じゃがの出回る時期です。皮の薄い新じゃがは皮を剥かずそのまま使えます。皮と身の間に栄養素が多いということですから、これは好都合です。肉じゃがはクックパッドで見つけた「だしも水もいっさい使わない肉じゃが」というレシピを参考にさせてもらっています。野菜から出てくる水分だけでほくほくの肉じゃがが完成します。
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マーガレット
お昼過ぎから雨になっています。緊急事態宣言は昨日完全に解除されました。とはいえワクチンが開発されていない以上、社会生活が完全にそれ以前のものに戻ることはありません。マスクは人前に出るときには必須のものになっています。口紅が売れないだろうと思いました。不織布のマスクはこれから暑くなるとつけるのがつらいでしょう。
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パイナップル
子どものころ、パイナップルを食べ、その後舌が痛んで困ったことがありました。特に芯に近い部分を食べるとそうでした。大人になってからは慎重に芯を取り除いて食べるようになりました。ただ、パイナップルは芯でない部分でも生のものをたくさん食べると舌が痛むようです。

舌の表面にはぬめりがあり、これは唾液中のたんぱく質によるものです。パイナップルにはプロメラインという酵素が含まれていて、それがこのたんぱく質を溶かし、舌そのものが剥き出しになって痛むのだとか。酢豚にパイナップルを入れるのはこのたんぱく分解酵素をうまく使ってお肉を柔らかくするためです。
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