優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2020年11月

冬の木
葉を落とし切った木がしだいに増えてきました。明日から12月。冬至頃までにはすべて裸になってしまいます。

ウッドストーブ を購入しました。こういうタイプで最も有名なのはソロストーブでしょう。しかし、買ったのは中華製の安価なものです。ソロストーブと異なり、灰受け部分が無いので、百均のステンレス製のお盆を用意しました。

近所の並木の下に落ちている小枝を集め火入れをしました。簡単に火がつきよく燃えました。焚火を眺めながらお昼ごはんを食べ、ウッドストーブでお湯を沸かしてコーヒーを入れました。炎がゆらめくのを見るのはいいものです。
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万両
増位山の自然歩道でマンリョウが実をつけています。冬はナンテンなどをはじめ、赤い実をつける植物が目立ってきます。似た植物にセンリョウがあります。センリョウはセンリョウ科、マンリョウはヤブコウジ科です。センリョウは葉の上にマンリョウは葉の下に実がつきます。
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木の葉
朝日新聞が170億円という会社始まって以来の赤字を計上し、社長が来春引責辞任されるそうです。現社長は慰安婦虚偽報道によって前社長が引責辞任した後を継いで社長になった方です。部数減少に歯止めがかからないのでしょう。

テレビ各社ともこの四半期は、3割前後のマイナス成長で、こちらも前期に引き続いてのことだそうです。テレビ離れが進んでいるのも確かで、CM枠が埋まらないという話を聞きました。

今回のアメリカ大統領選挙がトランプ大統領の勝利になれば、メディア離れに拍車がかかるのではないでしょうか。主流メディアがフェイクニュースを垂れ流し、メディアとしての墓穴を掘っているのですから、自業自得です。
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冬紅葉
アメリカ大統領選挙に関して、日本のテレビや新聞などはバイデン当選報道を繰り返しています。しかし、状況は全く違います。法的には大統領はまだ決まっていません。

あまりにも不正の規模が大きすぎて票を数える段階は過ぎ、法廷闘争になっています。また、すでにトランプ対バイデンという枠を超え、得体のしれない巨大な勢力が総力をあげてトランプ潰しに来たところをトランプが迎え撃っているという印象です。

今回のことで自分にとって最も良かったのは、いかに日本のメディアが腐っているかわかったことでした。アメリカの主流メディアもそうですが、日本もバイデンに不利なことはいっさい報道しません。公共放送「みなさまのNHK」でさえそうです。

専門家、ジャーナリストという触れ込みで書いたり話したりしている人の多くが一方のプロパガンダを垂れ流し、国民を欺いています。バイデンの家族のスキャンダルや選挙の不正のひどさについては、ちょっとネットを検索すれば情報を得られます。彼らが知らないわけはなく、意図的に隠しているのです。そんなものがもはや報道機関と言えるでしょうか。
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木の葉
増位山の蛇ヶ池の水面は周囲の木々から離れた落葉が降り積もっています。この時期は自然歩道もドライブウェイも多くの落葉で覆われます。自然の中というのは飽きません。季節の変化があり、天候の変化があり、その中でのんびりするのはいいです。費用もかからないですし。
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木の葉雨
ランチは増位山へ行ってとりました。いつになく駐車場にたくさん車が停まっていました。随願寺の境内にも人の声がしていて、増位山から広峰山にかけてのウォーキングイベントが開かれていたようでした。

池のほとりのベンチに座りました。池のまわりの木々の中では桜は随分前からもう裸です。楓類もほぼ散りました。今はタカノツメの黄葉が鮮やかです。食後のコーヒーを飲んでいるとざーっと音がして、一斉にコナラが黄葉を散らしました。ああ、これがいわゆる「木の葉雨」だなあと思いつつ見上げていました。こういう時間、好きです。
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冬鷺
朝、市川の岸辺で白鷺の群れを見ました。白鷺はダイサギ、チュウサギ、コサギの三種類がおり、体の大きさで見分けがつきます。ダイサギのうち、日本には亜種チュウダイサギが夏鳥ととして、同じく亜種オオダイサギが冬鳥として飛来します。

今朝川辺にいたのはオオダイサギでしょう。以前から冬に見かけるダイサギの方が体が大きいように思っていました。それもそのはず、チュウダイサギはオオダイサギよりはるかに体が小さいのです。
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山茶花
サザンカは晩秋から咲き始め、ほぼ冬中咲いています。ひとつひとつの花は短い期間で散りますが、無数の蕾をつけそれが時間差で続々と咲きます。花の少ない季節に咲くのでよく目につきます。これと似た咲き方が春ではヤブツバキ、秋ではフヨウです。
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クリスマス
最近はYouTubeをBGMにしていることが多いです。実にさまざまな音楽のジャンルがあり、ほぼどんなものでも聴けると思います。軽作業の時に流しているのはスローテンポのジャズやボサノバなどです。

間もなく12月ですから、クリスマス関連の音楽もいろいろあがっています。教会音楽、ジャズ、カントリー、何でもありで、そのときの気分にあわせて聴いています。ホワイト・クリスマスのようなオーソドックスなクリスマスソングが集められたものを聴くのはこの季節ならではでいいものです。
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憂国忌
1970年11月25日、三島由紀夫は自身が組織した民兵組織「盾の会」のメンバー四人とともに陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地を訪問。東部方面総監を監禁しバルコニーから自衛隊員たちにクーデターを促す演説をおこなった後、割腹自決を遂げました。満45歳でした。

三島は子どもの頃は病弱で成長してからも小柄で貧弱な肉体でした。30歳前後からボディビルに目覚め筋骨隆々となりました。若くして成功した作家で国際的にも名が通っており、自衛隊で自決するなんて、なんでまた、と思ってしまいますが、天才には天才にしか知りようがない苦悩があるのだと思います。

俳句の季語としては三島忌、憂国忌、由紀夫忌などがあります。『憂国』は彼の小説を自身が監督、主演した映画です。主人公は切腹して果て、その模様が克明に描かれています。後の彼自身の割腹自決から季語になっているのでしょう。
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