優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2020年12月


少し走っていくと野鳥の観察場所があり、近くに鴨の群れがいました。ヒドリガモとオナガガモが混じっています。オオバンもいました。頭が茶色で額が黄色いのがヒドリガモ、首が長く胸が白いのがオナガガモ、全身が黒くて額が白いのがオオバンです。
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年の暮
日曜日は加古川にある平荘湖をキックボードで一周してきました。平荘湖は1966年(昭和41)に東播磨工業地帯への工業用水の安定供給を目的につくられた人造湖で、外周道路は約5km。キックボードで軽く一周するには最適です。

湖畔の駐車場に車を停めそこから出発。ウォーキングの人が多いのに驚きました。ぞろぞろ、と形容してもいいくらいに人が歩いています。車の心配はないですし、湖の風景を眺められるのでウォーキングやランニングにはいい場所でしょう。
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年惜しむ
姫路城のイベントでは、スマホに入れたアプリで季節のマーカーをスキャンすると画面に季節の絵柄が現れるという趣向もありました。春は桜、夏は花火、秋は紅葉、冬はサンタクロースの橇でした。

今年もあと四日です。2020年は新型コロナで世界中の人が影響を受けました。アメリカ大統領選挙を機会に、日米(恐らく先進国のほとんど)の主流マスメディアが腐っていることがわかりました。大手SNSも同様です。後で振り返れば大きな変革の年だったということになるかもしれません。
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年暮れぬ
姫路市民ながら、姫路城に行ったのは久しぶりです。お城の間近に住んでいる人以外は姫路市民であってもわざわざ城に出かけて行くという人は案外少ないと思っています。世界遺産ですが城はいつでも見える日常の存在だからです。

このイベントで改めてお城へ出かけてきたという姫路市民は多いのでは、と思いました。三の丸広場がイルミネーションで彩られ幻想的な空間になっていました。その中で今更ながらに白亜の城の美しさに目を奪われました。
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数え日
姫路城でおこなわれている「姫路城フォーシーズンファンタジアhitotose」に行ってきました。12月18日から27日まで開かれている光と音楽とテクノロジーを融合させたイベントです。入場無料というのが破格でした。先日テレビのお天気コーナーで紹介され、それでどっと人が増えたのか30分ほど並びました。

会場はコロナ対策を徹底し、屋外にもかかわらず入口でアルコール消毒と検温が実施されて一定人数以上は入れない措置がとられていました。風はなくそれほど冷えてもおらず、快適に見て回ることができました。
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水仙
近所のお庭にスイセンが咲き始めました。寒さの中で咲く花にはみな凛とした雰囲気を感じます。スイセン、ロウバイ、ウメなどがこれから目を楽しませてくれます。咲き始めたのを見つけたときの喜びですね。
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枯れ
市川の川べりを散歩していると、カラスウリの実が目につきました。雌雄異株であるため実をつけるのは雌花が咲く株のみです。冬枯れの中、朱色の実が鮮やかです。
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クリスマス
お天気は回復しましたが風が強いです。外でごうごうと風の音がしています。天気予報によると、年末年始は冷え込みそうです。コロナの影響で年末年始の帰省はどうなっているのでしょうか?何もなければこの週末からそろそろ休暇に入るところも出てくると思いますが、やはり自粛ムードは強いのでしょうか。
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聖樹
クリスマスです。アメリカ大統領選挙の行方をネットで追っていて、自由や民主主義の考え方のベースにはキリスト教の精神というのがあるんだなあと感じました。人権を基本的に「神から与えられたもの」と考えているのです。神は自身に似せて人を作った、だから人は神と同様に自分で自分の生きる道を選ぶ権利がある、ということです。

日本は基本的に多神教、アニミズムの国です。岩や樹木を拝みそこに何か尊いものを見ます。初日の出や御来光を拝むのもそうです。機械や道具にも魂が宿るという感覚を持ちます。これらは一神教とは異なる感覚です。「宗教」とさえ言えないかもしれません。しかし、何かに祈るというのは、人間の本能的なものではないか、と感じます。
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降誕祭
弱い雨が降るクリスマスイブです。ずっと雨がなく空気が乾燥していたので、いいお湿りです。レイニークリスマスも落ち着いていいものです。
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