優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年02月

おぼろ月
昨日は旧暦の1月16日でした。夕食の支度をしていたら月が昇ってきました。月の周囲がぼおっと霞んでいるおぼろ月です。寒中のようなくっきりとした姿ではなく、水蒸気の多い春の空気の中で見る月の姿です。
DSCN3764



枝垂梅
増位山梅林のなかに枝垂れ梅はありませんが、山上駐車場の脇に一本だけ植えられています。優しいピンクの八重の花がわずかな風も敏感にとらえて揺れています。梅林へは平日でも訪れる人が多い様子で毎日いっぱい車が停まっています。例年にはなかったことで、コロナの影響だろうと思います。
DSCN3744


山桜
増位山梅林の中にはヤマザクラの大木が数本あります。人工的に作り出されたソメイヨシノは百年程度の寿命だそうですが、ヤマザクラはもともと日本の山に生えていた木ですから長寿です。数百年を超えるものも珍しくありません。梅林の花が終わるころこれらのヤマザクラが入れ替わるように花を咲かせます。
DSCN3704



春の鳥
増位山で鍵盤ハーモニカの練習をしてきました。演奏していると、すぐそばにシジュウカラが来てとまりました。人を恐れない鳥で、びっくりするほど近くに来ることがあります。

ピアニカはYAMAHAの鍵盤ハーモニカです。私が持っているのはどこかの中華製です。しかし、「鍵盤ハーモニカ」は単語として長いし、「鍵盤ハーモニカ」と言ってもぴんとこない方が多いでしょう。個別の製品名がその分野で普通名詞化することは時々あります。エスカレーターもメカトロニクスも登録商標だそうです。
DSCN3725




今朝の午前6時過ぎのころの空です。清少納言が「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、むらさきだちたる雲の細くたなびきたる」と『枕草子』に記した空ははこういう空だったでしょうか。

『枕草子』第一段では四季をそれぞれ「ここがよい」と切り取って見せています。いやいやあれもいいですよ、これも捨てがたい、などと未練がましいことは言わず、ただひとつに絞っているのがこの文章の魅力です。盛り込むことより捨てることの方が難しい。日本人は盛り込むより捨てることに魅力を感じ、文化の中でそれを実践してきたと感じます。
DSCN3742



春の夜
明け方夢を見ていました。昔、ISIS編集学校というインターネットの学校で師範代をしていたことがあります。とても面白い経験でした。リアルで会う場は汁講と呼ばれていました。そこで知り合った方たちと久しぶりに汁講をしていたのです。いろいろ夢について話がありますが、なぜそういう形で夢として経験することになるのか、夢というのは不思議です。
DSCN3703



春霞
増位山の頂にも行ってきました。暖かくて風もほとんどなかったので、播磨灘には霞がかかっており、淡路島も小豆島も見えません。かろうじて家島の島影がわかる程度でした。春らしい景色といえます。梅林から頂に向かう人も多く、珍しく何人もの家族連れなどとすれ違いました。
DSCN3705


観梅
増位山梅林へ行ってお昼ごはんを食べてきました。梅は紅梅も白梅も咲いていました。今日はいいお天気で風もなく暖かです。梅を見に来ている人が大勢いて、駐車場が埋まっていました。まだ満開ではありませんが、コロナ禍で出かけるところが限られるため、ここに来る人が多くなったと考えられるかもしれません。
DSCN3699


あたたか
しばらくさぼっていたストレッチを先日から再開しました。二三週間も間があくと身体が硬くなっています。しかし、再開すれば数日でかなり戻すことができました。ストレッチは楽しいものではないですが、やった後は身体がどことなく軽やかになって気持ちがいいです。地道に続けていこうと思います。
DSCN3614


春疾風
水曜日、木曜日あたりは風が強く寒かったです。YouTubeには、楽器の演奏動画もたくさんあります。その中でもこれは凄いと思ったのがCANACANAfamilyさんのピアノ演奏です。演奏動画はピアノを弾く手元だけを映しています。

最初は若い男性かと思っていましたが、若い女性でした。七分袖の黒い上着で腕と手の動きがよく見えます。演奏の腕前は凄くてプロだと思います。さらに、鍵盤の上を激しく動いていく指を映す動画の腕前もただものではありません。

単に弾いてみたというレベルではなく、細かな部分までしっかり作りこんであります。左手の人差し指にグランドピアノをイメージさせる指輪をしていて、指だけの映像でも彼女の演奏だとすぐにわかるようになっています。指の動きにひきこまれてしまいます。
DSCN3638



このページのトップヘ